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現代文の問題について
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当たり前の話なんですけど、問題文を読みもしないのに「この出題者は著者の言いたいことが読み取れているのかを確かめたい」かどうかなど、わかるはずがありません。 とりあえず余計なことを考えずに問題文を読むことをお薦めします。 だいたい、内容合致問題にしても、全体の内容のひとつにでも合致していれば正解という問題なのか、内容の一部分を抽出して「ここでは何を言っているか」を問うている問題なのかで全然性質が変わってきますよね。全体としては「正解」でも、ある部分に限定されれば「不正解」ということは当然あり得るわけです。 つまり、その図は必ずしも適切ではないということです。局地的な問題の場合、「内容合致」が「趣旨」を全く含まないケースもあるし、「内容合致」が「趣旨」よりも小さい円になることだってあり得るわけです。それを知るには問題文を読んで理解するしかありません。 解き方については、問題内容よりも、問題形式に依る部分です。選択式か、文字制限有りの記述式か、自由記述式かで変わってきます。「内容合致」か「趣旨」かで変わるものではありません。 難易度については、内容を訊くのも著者の趣旨を訊くのも、本当ならば全く同じです。課題文の内容をちゃんと把握していたら、何を訊かれたって答えられるはずですから。 しかし、世の中には課題文や問題文をろくに読まないで、「どうせ著者の言いたいことを訊きたいんだろう」「どうせ著者は世の中にとっていいことを言っているのだろう」と当たりをつけて適当に答える人が少なからずいます。そういう横着者にとっては、著者の趣旨を訊かれる方が難易度は低いわけですが、そのレベルで難易度をどうこう言うのはちょっと恥ずかしいです。