冬場のダイビング、やはりドライですか?

質問

水温が低い時期のダイビングを計画しています。当方所有のダイビング用スーツは５ミリフルスーツのみで、ドライはありません。
ただ、ドライスーツは高価でメンテナンスや保管がしづらいと聞きます。一方、海女さんや一部のイントラ氏などはロクハンのウエットで潜られているようです。ウエットであれば６．５ミリであってもドライ購入費用より安価で手に入るのはわかっていますが、メリット・デメリットがよくわかりません。
冬場はやはり、ドライで潜るのがベストなのでしょうか?

回答No.2

FEX2053 · ベストアンサー

はい、ドライがベストです。理由は2つ。

１．そもそも保温力が段違い
これは実際に使ってみれば分かりますが、冬場の「数度」というような水中でも、インナーを調整するとヌクヌクでダイビング出来ます。水中もそうなんですが、浮上してからの暖かさはウエットの比じゃないです。

２．疲れ方が違う
１に関連するかもしれませんか、春秋のやや暖かい時期でも、水に体が直接触れるウエットは独特な疲れがあるのに対し、ドライではそういう疲れは殆どありません。特に水温が下がるとその差は顕著で、アフターダイビングでコタツで寝ちゃうか、そのまま宴会に直行するか位の差が出ますので、国内だと一年中ドライで潜っている人もいるくらいです（シェルドライだと夏場でも余り暑くないです）。

ただ、ドライにはどうしようもない欠点があります。

１．そもそも値段が高くメンテナンスが大変
ウエットより値段が高いだけでなく、手や首のシール部分やバルブ、防水ファスナーなどをきっちりメンテナンスしないと、そこから浸水してきて目も当てられなくなります。その点ウエットだと、使いっぱなしでもそうそう劣化するもんじゃないです。

２．トラブルが起きると使えない
ウエットは仮に破れたり穴があいたりしてもダイビングを続行できますし、保温性が低下することはありませんが、ドライは浸水などのトラブルが起きるとその時点で保温性が著しく低下するだけでなく浮力も無くなって沈んでしまうために、ダイビングを続行できなくなります（プロが使わない大きな理由の一つです）。また、吹き上げなどのトラブルも無いわけではなく、それなりのテクニックも必要になる点も問題の一つです。

３．ウエイトが重い
ドライスーツは空気の層を保ったまま潜るわけですから、当然大量のウエイトが必要になります。また吹き上げ防止にアンクルウエイトを付けたりすると、体力の無い女性などは立ち上がったり歩くことすらできなくなるほど、地上での自由性が失われます。ビーチエントリーだとエクシットが大変ですし、ボートダイビングだと船に上がれなかったりします。

４．首回りのしめつけがきつい
言うまでもありません。私はこれが嫌いで限界までウエットで頑張るんですが・・・。

表スキンのロクハンは水切れも良くかなり暖かいことは確かですし、上をフード付きのかぶり込みにすれば保温力の点はドライにかなり近くなるので、そちらで頑張る選択肢も無いわけじゃないですが、やはりドライは欠点を相殺する程暖かく楽な事は確かなので、日本国内の冬場はやっぱりドライだと思います。

お礼

いつも的確なお答え、感謝しております。
ドライの利点／欠点がわかっただけでも、十分です。ドライ初挑戦を控えているので、少々不安だった部分もあります。
今回は微にいり、細にわたる回答を戴き、大変ありがとうございました。

回答No.3

nakonako

ロクハンとドライ、両方持っています。
私がロクハンワンピースにフードベスト、夫がロクハンのかぶりです。
片面はジャージです。

メリット、デメリットについてはほかの方が書いておられるので、
私たちの場合、ということで回答します。

水温が低い時期、とは具体的に何度ぐらいの水温を考えておいででしょうか？
私は、水温が１７度ならロクハンで潜ります。
夫は１６度までロクハンでＯＫです。
カメラをやっているので浅い水深にいるということもありますが、１ダイブ９０分から
１２０分潜っています。

水温が１２度～１５度ぐらいのときは、ドライで潜ります。
ただ私たちはドライにほとんど空気を入れないので、とても寒いです。

今年のＧＷに友人と潜ったとき、友人（女性）は水温１３度でもロクハンでした。
ただし、インナーはロクハンのショートジョンです（古くなったウエットの再利用）。
６０分ぐらいなら寒くないと言っていました。
ドライに全く空気を入れない私たちよりは暖かいかもとも言ってました。

ただし、この場合は海から上がってすぐに暖かいシャワーが浴びれて、着替えが出来ることが
前提です。
近くに熱いお湯がふんだんに使えるシャワーまたは、お風呂がないとキツイです。
冬場のダイビングで何がツライかって、ウエットを脱いだ直後の濡れた体に吹き付ける寒風です。
陸上が暖かければ（４月とか５月なら）、あまり苦にはならないかもしれません。

水温もそうですが、上がってからの陸上の気温もあわせて考えたほうが
いいかもしれませんね。

参考になれば幸いです。

お礼

>水温もそうですが、上がってからの陸上の気温もあわせて考えたほうがいいかもしれませんね。
そう、そこが実のところ、気になっている部分だったりします。ヤッパリドライで決まり、と言う感じがいたしました。
ご回答戴きありがとうございました。

回答No.1

tanpopo5

福岡のダイバーです。
ドライでライセンスをとり、地元でもドライで１０カ月近く潜っています。
確かに高価ですが、メンテはシャワーの時にバルブを中心によく流すだけで他に特に何もありません。
私は利用頻度がウェットよりかなり多いので慣れているせいか、とても楽ですし、必需品です。
ロクハンはパウダーを使い脱き着が窮屈そうでしかもよく裂けたりしてとても大変そうです。
水中の動きは楽らしいですが・・・。
もしこれから年中水温の低い海で潜られるのであればドライをお勧めします。
利用頻度で決められたら良いと思います。

お礼

早速のお答え、痛み入ります。
ドライでライセンス…。ちょっと意外なことでびっくりしました。逆にドライ一本ですごせば、２タイプスーツは要らない、と言う考え方のショップさんだったのでしょうか?いろいろ勉強になります。
ドライで決まり、と言う方も多いようですので、ドライ購入／レンタルで行きたいと思います。