L3SWのFDB情報が更新されるタイミング

質問

サーバAのNIC5に仮想IPアドレス「A」が、サーバBのNIC6に仮想IPアドレス「B」が付与されている状態で、L3SWを挟んだサーバX（ポート番号「3」側）と通信を行っている状態です。
L3SW2はL3SW1が故障した場合のスペアのため、通常は使用されません。

上記の状態で、サーバAに障害が発生し、仮想IPアドレス「A」がサーバBのNIC6に付与されたとします。すると、送信元IPアドレスが仮想IPアドレス「A」となる通信において、送信元MACアドレスがサーバAのNIC5から、サーバBのNIC6へと変更になる認識です。

実際、仮想IPアドレス「A」からL3SWを挟んだサーバXと通信を行ったところ、サーバXから応答が返ってこない現象が発生しました。
サーバAからL3SW1に対してARPパケット（arpingコマンド）を送信すると、本現象が解消されたことから、L3SW1はFDBを更新していないため、サーバBのNIC6ではなく、サーバAのNIC5にパケットを転送しているのではないかと想定しています。

サーバXに通信を行った段階でL3SW1はFDBを更新すると思っておりましたが、どのタイミングで検知・更新するのかご教示お願いします。

回答No.1

t-okura · ベストアンサー

FDB のアドレスを保持する時間は機器によって違っているようですが、
アライドテレシスの CentreCom 9424T だと 300 秒になっています。

http://www.allied-telesis.co.jp/support/list/switch/9424t_sp-e/comref/fdb.pdf

また、経験的には通信が行われるとそのタイミングで更新されます。

「仮想IPアドレス「A」からL3SWを挟んだサーバXと通信を行ったところ、
サーバXから応答が返ってこない」とのことなのですが、この通信の
発信元 IP は確かに「A」だったでしょうか。

linux の ping だと -I で発信元 IP を指定することができますが、
複数の IP を持つ機器からの通信では発信元 IP が意図と違っていることが
あります。

また、仮想 IP を移動させるときは、Gratuitous ARP を出して新しい
機器を認識させる手法がよく使われます。

http://ja.wikipedia.org/wiki/Gratuitous_ARP

補足

ご回答ありがとうございます。

> 「仮想IPアドレス「A」からL3SWを挟んだサーバXと通信を行ったところ、
> サーバXから応答が返ってこない」とのことなのですが、この通信の
> 発信元 IP は確かに「A」だったでしょうか。
サーバXとの通信は、仮想IPアドレス「A」をバインドしたソケットを使用して
行うため、発信元IPは「A」になる認識です。

> linux の ping だと -I で発信元 IP を指定することができますが、
> 複数の IP を持つ機器からの通信では発信元 IP が意図と違っていることが
> あります。
現象が発生した状態で、仮想IPアドレス「A」に対してpingを打つと応答が返ってこないことから、通信発生後においても、L3SWのFDB情報が更新されていないように見えます。

> また、仮想 IP を移動させるときは、Gratuitous ARP を出して新しい
> 機器を認識させる手法がよく使われます。
確かに、GARPを送信することで本現象は解消しております。
FDBの更新以外に何か原因があるのでしょうか。