測量の誤差全般について

このQ&Aのポイント
  • 「確率誤差」とは50%の確率で生じる誤差の範囲と定義されます。
  • 「平均2乗誤差」はガウスの誤差曲線と関係しており、誤差の範囲を表します。
  • 「確率誤差」と「平均2乗誤差」は異なる値で求められますが、それぞれの導かれた結果を使い分けることで、測量誤差を理解し解析することができます。
回答を見る
  • ベストアンサー

測量の誤差全般について

標記の件について、ネットや参考書を読んでいるのですが、 恥ずかしながら今ひとつ理解できません。 すみませんが、御教示頂きたく宜しくお願い致します。 質問1 「確率誤差」とは50%の確率で生じる誤差の範囲とすると、「平均2乗誤差」も何%で生じる誤差の範囲とかで定義されるのでしょうか?(「平均2乗誤差」がイメージできなくて悩んでおります。)  また、「平均2乗誤差」が「ガウスの誤差曲線」にどう関係するか合わせて御教示お願いします。   質問2 「確率誤差」は、下式の様に「標準偏差」や「平均2乗誤差」を使ってを求める様ですが、 それぞれ違った値で導かれた結果をどう理解して使い分けたらようのでしょうか? ε=0.6745×標準偏差 ε=0.6745×平均2乗誤差

質問者が選んだベストアンサー

  • ベストアンサー
  • ramayana
  • ベストアンサー率75% (215/285)
回答No.4

ANo.2です。ANo.3の補足の質問にお答えします。 >誤差曲線は以下のような理解でよろしいでしょうか? 前回の文献の用語に従えば、そのとおりだと思います。 蛇足ですが、「確率誤差」や「平均2乗誤差」の大きさは、矢印の、中心線から左側部分(あるいは右側部分)の長さに一致します。

beautymap
質問者

お礼

御教示ありがとうございました。

その他の回答 (3)

  • ramayana
  • ベストアンサー率75% (215/285)
回答No.3

ANo.2です。補足の質問にお答えします。 >(質問2について) >「ε=0.6745×平均2乗誤差」は誤りとのご指摘につきまして、 >下記文献で記述している内容は、どのように理解したらよろしいでしょうか? 示された文献の「平均2乗誤差」は、ANo.2の平均2乗誤差の平方根を指しています。これは、ANo.2で「平均2乗偏差」と称したのと同じものです。また、8ページと9ページしか見られないのではっきりとしませんが、「系統誤差=0」を前提にしているように見えます。したがって、ANo.2の最後に書いたように、ご質問の1番目の式と2番目の式は、まったく同じものです。このことは、8ページの[2]式にあるmの計算式が、標準偏差の計算式そのものであることからも補強されます。 インターネットで検索したところ、同じ「平均2乗誤差」という言葉で、ANo.2の意味に使っているものと、写真の文献の意味で使っているものとが混在していました。紛らわしいことです。 >(質問1について) >「平均2乗誤差は、68%の確率で起こる誤差の範囲の平方」とは、√68=8.25%の理解でよ>ろしいでしょうか? 多分、違うと思います。 数値例を挙げます。偏りのない体重計で体重を測るとして、系統誤差が0キログラム、偶然誤差の標準偏差が0.1キログラムとします。また、真値が60キログラムとします。 このとき、   確率誤差=0.6745×0.1=0.06745 となります。これは、計測値が59.93255(60-0.06745)から60.06745(60+0.06745)の間になる確率が50%であると解釈されます。 また、   平均2乗誤差(ANo.2の意味)=0.1の平方=0.01 となります。これは、「計測値と真値との差の平方が0.01以下となる確率」すなわち「計測値と真値の差が0.1以下となる確率」すなわち「計測値が59.9(60-0.1)から60.1(60+0.1)の間にある確率」が68%であると解釈されます。

beautymap
質問者

補足

御教示大変ありがとうありがとうございます。 すみませんが、誤差曲線は以下のような理解でよろしいでしょうか? http://photozou.jp/photo/show/1098527/56468646

  • ramayana
  • ベストアンサー率75% (215/285)
回答No.2

ご質問に答える前に、まず、「誤差」を「系統誤差」と「偶然誤差」に分けることを説明します。   誤差=系統誤差+偶然誤差 です。また、「誤差」そのものと、「誤差の大きさ」が違う概念であることも説明します。 (系統誤差と偶然誤差) 「系統誤差」とは、測量の偏りのことです。狂った体重計で何回体重を測っても、真の体重からは一定程度ずれた体重しか計測されません。そのような原因で起こる誤差のことを「系統誤差」と言います。 「偶然誤差」とは、真値と測量値の差のうち、系統誤差以外のものです。偶然誤差は、測量のたびに値が変わり、その期待値は0です。 (誤差の大きさ) 次に、それぞれの誤差の大きさを測ることを考えます。系統誤差については   系統誤差の大きさ=系統誤差の絶対値 となります。 偶然誤差は、測量の度に値が異なるので、若干工夫が必要です。   偶然誤差の大きさ=偶然誤差の標準偏差=68%の確率で起こる誤差の範囲 とするのが普通ですが、ご質問の「確率誤差」のように   偶然誤差の大きさ=確率誤差=0.6745×偶然誤差の標準偏差=50%の確率で起こる誤差の範囲 とすることもできます。なお、「確率誤差」という言葉は、ご質問では、偶然誤差の大きさを測る尺度として使っておられますが、偶然誤差そのものを「確率誤差」ということもあるので、文献を読むときは注意が必要です。 「平均2乗誤差」とは、誤差全体の大きさを測る尺度です。   平均2乗誤差=誤差の2乗の期待値=系統誤差の2乗+偶然誤差の分散 となります。 (質問1について) ご質問の用語に合わせると   確率誤差は、50%の確率で起こる偶然誤差の範囲 となります。平均2乗誤差について、敢えて似たような言い回しをするとすれば、   平均2乗誤差は、68%の確率で起こる誤差の範囲の平方 となります。50%と68%の違いもありますが、より本質的なのは、確率誤差が偶然誤差の大きさの尺度なのに対して、平均2乗誤差は、誤差全体(系統誤差+偶然誤差)の大きさの尺度である点です。 なお、「ガウスの誤差曲線」とは、「正規分布」の曲線のことであり、偶然誤差の分布が、通常、正規分布で近似されることから、誤差曲線と呼ばれているものです。 (質問2について) 平均2乗誤差に0.6745をかけるのは意味がありません。2番目の式は、何かの間違いと思われます。 なお、平均2乗誤差の平方根のことを「平均2乗偏差」といいますが、仮に系統誤差が0だったとすると、   ε=0.6745×平均2乗偏差 は、1番目の式と同じ意味になります。

beautymap
質問者

補足

ramayanaさまレス大変ありがとうございます。 この度は懇切丁寧に御教示いただき大変ありがとうございました。 恐れ入りますが、正直まだ理解できていないため、追加で御教示頂きたく宜しくお願い致します。 (質問1について) ・ 「平均2乗誤差は、68%の確率で起こる誤差の範囲の平方」とは、  √68=8.25%の理解でよろしいでしょうか? (質問2について) 「ε=0.6745×平均2乗誤差」は誤りとのご指摘につきまして、 下記文献で記述している内容は、どのように理解したらよろしいでしょうか? http://photozou.jp/photo/show/1098527/56374154

回答No.1

「標準偏差」、「平均2乗誤差」の定義を書いてください。 どうも、同じ言葉が複数の意味で使われていることがあるようなので。

beautymap
質問者

補足

hitokotonusiさまレス大変ありがとうございます。 申し訳ありません小生「標準偏差」「平均2乗誤差」の定義そのものが分からず、 下記文献にて理解しようとしているところです。 http://photozou.jp/photo/show/1098527/56374154

関連するQ&A

  • 物理学実験における標準偏差、標準誤差について。

    物理学実験における標準偏差、標準誤差について。質問お願いします。統計学かもしれません。 正規分布をするグラフにおいて、平均値、標準偏差と、標準誤差をもとめました その場合、平均値±標準誤差、平均値±標準偏差のそれぞれの2つの範囲の意味を説明しなさいという問題です。 私の考えでは、平均値-標準偏差~平均値+標準偏差の範囲は測定値のばらつきがこの範囲に68.3パーセントを占める。 平均値-標準誤差~平均値+標準誤差の範囲の意味は平均値のありそうな幅の推定でこの範囲に68,3パーセントを占める であってますでしょうか

  • 誤差分布について

    確率誤差とは50%の確率で生じる誤差の範囲のことですよね。 標準偏差をσとすると ε=0.6745σ で求められます。 ここからが本題で、 誤差分布の式および標準正規分布 上側分布表より 誤差が約30%の確率で生じる範囲はどのように求めれば良いのでしょうか。教えてください。

  • 平均誤差について

    物理学の講義で判らなかったことですが、内容が数学的だったので、こちらで質問させてください。 平均誤差と確率誤差の違いが判りません。 講義で、平均誤差と確率誤差、最小二乗法、誤差の伝播の法則などを同時に教えられたので混乱しているのだと思います。 その時にとったノートは、とにかく黒板を写しただけになってしまい、何がどのことなのか判らなくなっています。 平均誤差・確率誤差を教えていただければ幸いです。 最小二乗法はなんとなく判ったので、誤差の伝播の法則はもう少し頑張ってみようと思います。 判りにくい質問文で申し訳ありませんが、よろしくお願いします。

  • 測定誤差の求め方

    基礎的な内容だと思いますが、是非お力添えいただけたらと思います。 質問 あるサンプルを6回測定しました。 測定値は、0.00050、0.00030、0.00090、0.00070、0.00060、0.00020です。 その再現性(誤差範囲?)を求めています。 平均を求めました。0.00053です 標準偏差を求めました。0.00026です。 そうするとこのサンプルが99.7%の確率(3σ)で、 0.0013~-0.00024の範囲にあるといえますよね。 しかし、この測定の下限は0.000001なのです。 マイナスの値がでるということは、この計算ではいけないのでしょうか? 過去ログ読むと正規分布に従ってないのかなと思いますが、 どのように処理したらよいのかわかりません? 考え方自体おかしいのかもしれません。 ご意見いただければと思います。 よろしくお願いします。

  • 測定したデータの誤差を計算する方法

    集めたデータのばらつきを求めるときに使う計算法として、標準偏差がありますが、「誤差=平均値±標準偏差」と考えていいのでしょうか? ほかに標準誤差というのがあるようなのですが、説明を読んでも何を意味している誤差なのか理解できません。 ちなみに、データは以下の通りです。 データ数:60 最高値:39.00 最低値:11.00 平均値:22.56 標準偏差:5.261 標準誤差:0.679(5.261/√60) 標準偏差を誤差と考えると22.56±5.261で、総データの70.0%が含まれます。 標準誤差を誤差と考えると22.56±0.679で、総データの10.0%が含まれます。 回答よろしくお願いします。

  • 標準誤差の式について

    標準誤差を求める式、SE = SD / √nについて質問がございます。 現在、標準誤差を勉強しております。 標準誤差が標本平均の標準偏差だと知り、 下記母集団を単純な例にして標準誤差を求めました。 ■1 母集団「2,3,4」 標本集団「2,3」「3,4」「2,4」 ■2 母平均:μ=3 母標準偏差:σ=√[{(2-3)^2 + (3-3)^2 + (4-3)^2} / 3] = √(2/3) ■3 標本平均:μ1=2.5、μ2=3.5、μ3=3 標本平均の平均:x=3 標本平均の標準偏差(標準誤差): s=√[{(2.5-3)^2 + (3.5-3)^2 + (3-3)^2} / 3] = √(1/6) ■4 標準誤差の式にあてはめ SE = SD / √n =√(2/3) / √3 =√(2/9) 3は標準偏差の公式に当てはめました。 4は標準誤差の公式に当てはめました。 計算間違いあるいは値の代入間違いでなければ、 3の標準誤差と4の標準誤差は同じになるはずだと思うのですが、 なっておりません。 何故なのでしょうか? 3の計算方法が間違っているのでしょうか? お教えていただければ幸いです。 以上、宜しくお願いいたします。

  • 標準偏差と誤差

    初めて質問します。 一般に標準偏差の計算は,母集団=標本集団とすると (測定値-平均値)の2乗の和をデータ数で割ったものの平方根だと思います。 (EXCELのSTDEVP関数もこの計算をしているようです。) ところで,大学のときに習った平均自乗誤差は, 母集団=標本集団の場合 (測定値-平均値)の2乗の和をデータ数の2乗で割ったものの平方根 ただし,母集団>標本集団の場合は, (測定値-平均値)の2乗の和を (データ数*データ数-1)で割ったものの平方根 以上のように習いました。 そこで質問です。 1.分母が標準偏差は1乗で,平均自乗誤差は2乗なのはなぜでしょうか? 2.母集団>標本集団の場合は,(データ数*データ数-1)になるのはなぜでしょうか? 3.EXCELには母集団=標本集団のSTDEVP関数と 母集団>標本集団のSTDEV関数がありますが,母集団>標本集団の場合の標準偏差の計算というのはどんな計算をしているのでしょうか。 よろしくお願いします。

  • 標準誤差の求め方について

    生物実験において例えば 1回の実験につき3つのデータを取り、同じ実験を3回繰り返して 以下のようなデータが出たとします。 実験1回目)120, 130, 110 実験2回目)75, 80, 70 実験3回目)105, 120, 90 それぞれの実験の平均値は以下の値です。 実験1回目)120 実験2回目)75 実験3回目)105 この実験から母集団の平均値のありそうな範囲を求めたいので 標準誤差(SE)を出すと思うのですが、 SE=標準偏差/√データ数 ということから、 平均値mは実験1~3)の平均値から m=(120+75+105)/3 =100 標準偏差σは σ=√Σ(m-それぞれの実験の平均値)^2/(標本数-1) =√[{(100-120)^2 + (100-75)^2 + (100-105)^2}/(3-1)] =√(1050/2) (分母は標本数なのかもしれませんが) よって SE=√(1050/2)/√3 でいいのでしょうか? 以下に書いてあるように、 http://oshiete1.goo.ne.jp/kotaeru.php3?q=1514110 「平均値の標準偏差」が「平均値の標準誤差」ということなら、 SE=√(1050/2) なのかなとも思っていまして。誤解していたらすみません。 標準誤差についての説明は多く見受けられましたが、 具体的な計算方法が載っているものがほとんどなかったので (探せられなかっただけかもしれません)質問させて 頂きました。上記の計算方法が間違っていたら、 ご指摘くださいますようよろしくお願いいたします。

  • 測定値の誤差範囲

    過去の質問等を捜してみたのですが、うまく見つけられなかったため質問させていただきます。 HPLCで絶対検量線法を使って未知成分の分析を行いました。 濃度を横軸、ピーク面積を縦軸としてエクセルを使用して検量線を求めたところ、y=20000x-600, R2(相関係数の2乗)が0.9995となりました。 未知試料はn=3で行い、検量線から求めた未知試料濃度が、1.328、1.319、1.335となり、それらを平均して結果をだしたのですが、測定値の誤差範囲がどのくらいあるのかというのを聞かれ困っています。 測定結果±○○という感じで知りたいみたいなのですが、単純に求めた未知試料の濃度の平均と標準偏差ではいけないような気がします。   ↑ 検量線のばらつきは考慮されていませんよね? 検量線のばらつきを考えて測定値の誤差範囲を決定するというようなことはできるのでしょうか? 理解不足、言葉の使い方等おかしな部分もあるかと思うのですが、よろしくお願いいたします。

  • 間接測定による測定誤差

    物理実験で行った実験のデータ処理で誤差を求めています。測定値の平均二乗誤差や確率誤差についてはおおよそ理解できたのですが、間接測定の確率誤差というのがよく分からないのです。 レンズの焦点距離を求める実験ですが、1/a+1/b=1/fという式を変形し、f=ab/(a+b)となります。a,bについての測定を行い、それぞれの平均二乗誤差がσa,σbであった場合、最確値fの確率誤差を求めるにはどのような計算を行えばいいのでしょうか?