なぜ、１９００年前半、アメリカで日本人は差別されていたのでしょうか？

質問

なぜ、１９００年前半、アメリカで日本人は差別されていたのでしょうか？
先日より、草彅さん仲間さん主演のドラマを見ていますが、アメリカに渡られた日本人の方は大変苦労されたことが分かりました。お聞きしたいのは、なぜそのように迫害されたのか？を知りたいと思います。

詳しい方、宜しくお願いします。

回答No.3

Willyt · ベストアンサー

開国当時は日本人が珍しかったと同時に訪れた武士達の堂々とした立居振舞が賞賛の対象にさえなっていました。そして移民が始まっても日本人の勤勉さと正直さは高く評価され、パナマ運河の実質的な責任者に抜擢された青山士や野口英世など、他の人種とは違うと評価されてそれなりの待遇を受けていたのです。
　ところが日本がロシアに勝ってからは雲行きが変わったのです。いわゆる黄禍論というものをビスマルクが唱えたヨーロッパではこれが支持を受けていたのですが、アメリカと日本が中国大陸での利害がぶつかるようになると急激には反日運動が起きて来たのです。これと従来白人達がいだいていた黄禍論が一緒になって差別を受けるようになりましたが、それは単なる差別ではなく、日本人の移民を禁止したりする排日政策が採られ始めたのです。これは差別というより、日本の進出が当時の先進国が採っていた植民地政策を根本からひっくり返る恐れがあるとの判断が働いたからです。
　これを単なる人種差別と見るのはちょっと違います。そして日本を叩きつぶしてみると、日本が撒いた種が育ってアジア各国で独立運動が野火のように拡がり、先進国はフランスなどの抵抗はあったものの、次々に植民地を手放すという結果になったのは皮肉なことでした。インドのネルーはこれを日本の功績と高く評価していました。
　差別は実績で跳ね返すとう日本に対しては尊敬の念こそあれ、今は差別する人はいないと思いますよ。
私は２０年前にイギリスで教鞭を採ったのですが、このときは対日感情から来るかなりの差別待遇を覚悟していたのですが、そんなイヤな目には全く遭いませんでしたよ。今の天皇が皇太子のときに訪英したときには卵がなげつけられたりしたのです。
　黒人がアメリカで差別を相変わらず受けていたのは確かですが、日本移民がやったように自分達が食べ物を食べないで子弟を大学に出すという努力を続けることが差別から脱する最良の方法だと思います。これは蛇足ですね(^_^;)

お礼

大変、知見豊富なコメントありがとうございました！

回答No.4

Willyt

書き忘れました(^_^;)　日本を砲艦外交で強引に開国させたペリーが帰国後に記した書物の中で彼は『日本はやがては世界の先進国と方を並べる国になることを確信する』と述べているのです。これは何もペリーだけではなく安土桃山時代以降に訪れた外国人の多くがそのような印象を持ち、母国へ書き送る書簡でそのような記述を遺しています。
　開国後に訪日した外交官や商人なども同じような印象を持ったことが日本が植民地化されなかった大きな理由であるに違いありません。アメリカが日本人に対して差別感を全く持っていなかったとは言いませんが、他の有色人種とは違って一目置いていたことは確かですよ。

回答No.2

hunaskin

小さくて顔が平らで黄色くて貧乏で宗教が違っていて言葉もろくに通じなかったから。

そもそも当時は、世界のどこでも民族・人種差別について罪悪と看做す考え方は一般的ではなかった。
日本国内だって子供向けの読本なんかでもアジア人や白人、黒人に対する酷い書き方していましたよ。

回答No.1

BearCave

というか、今でも差別されています。

お礼

今でも、多少はあるでしょね。

ただ、今回質問した意図（1900年代前～中半）のそれは、現在のものとは性質が違うような気がしました。