標本平均の分散とは?

このQ&Aのポイント
  • 「標本平均の分散」とは、無作為抽出された複数の標本平均のばらつき具合を表す指標です。
  • 本来の標本平均の分散は、母分散をサンプルサイズで割ったものです。
  • ただし、母分散とサンプルサイズが一致する抽出や有限母集団におけるサンプルの場合、標本平均の分散は0となります。
回答を見る
  • ベストアンサー

「標本平均の分散」についての質問です.

「標本平均の分散」についての質問です. 「母集団からn個のデータを無作為抽出する.すると,サンプルサイズnの標本ができ,標本平均が計算できる.これを,標本平均1としよう.この作業を何度も繰り返し,標本平均2,標本平均3・・・と,多数の標本平均を集める.これらの標本平均の分散は,母分散のn分の1(母分散/n)である」という説明をある本で読みました. では,極端な話,1000個のデータからなる母集団(有限母集団)から,サンプルサイズ1000個(母集団サイズと同じ)の標本をいくつも作ったとします.標本平均は,いつも母平均そのものであり,よって,標本平均の分散は0です.母分散/1000とはなりません. 上記の説明が間違っているのでしょうか?私が何か勘違いをしているのでしょうか?それとも,説明は無限母集団を対象としている,とか,母集団サイズとサンプルサイズが一致するような抽出は想定されていない,と言った理由があるのでしょうか?

質問者が選んだベストアンサー

  • ベストアンサー
  • adinat
  • ベストアンサー率64% (269/414)
回答No.2

その通りで、無限母集団のときにしか成立しません。ただし有限母集団でも復元抽出(取り出したデータを元に戻して再び取り出す場合)は無限母集団と同様のことが成立します。 ちなみに有限母集団のときは、有限母集団修正といって、母集団のサイズをNとおいて、サンプルひとつのときの分散に(N-n)/(N-1)を乗じることによって標本平均の分散が得られます。特に標本サイズnが母集団のサイズNに等しいときは有限母集団修正は0になって、標本平均の分散は確かに0になります。他方、標本サイズが1のとき、要するにランダムに一つ選ぶときは、(N-1)/(N-1)=1となり、標本平均(といっても一つだけなのでサンプルの値)は母分散に一致します。標本のサイズが大きくなればなるほど、線形に分散が小さくなっていくわけですね。このことは直感的にも納得がいくことでしょう。 有限母集団修正(N-n)/(N-1)が出てくることは、実際に分散を計算してみれば代数的に証明することができますが、慣れてないと少しだけ面倒な作業だったりします。超幾何分布の平均、分散の計算が出来れば、これも可能でしょう。

baaakkkiii
質問者

お礼

御教授いただき,たいへんありがとうございます.しっかり勉強します.

その他の回答 (1)

noname#185706
noname#185706
回答No.1

>母集団サイズとサンプルサイズが一致するような抽出 は「無作為抽出」といえないように思うのですが、どうでしょう。

baaakkkiii
質問者

お礼

たいへんありがとうございました. 興味深い問いなので,改めて質問を立てました. http://okwave.jp/qa/q6235230.html よろしければ,御覧下さい.

関連するQ&A

  • 標本平均値の分散

    平均μ、分散σ^2の母集団からとられた標本数nの標本平均値x ̄(エックス・バー)の平均値はμということは、理論的にも感覚的にもだいたいわかりますが、標本平均値の分散がσ^2/n(母集団の分散を標本数nで割った値)になるのかは、nが多いと母集団の平均値に近い標本がとれる確率が高くなるからなど、感覚的にはある程度(ほんとうにある程度…)わかりますが、理論的にはほとんどわかりません。どなたかなぜ標本平均値の分散がσ^2/nになるのか、特に理論的にお教えいただけないでしょうか? 本などを見ても、このことを理論的にわかりやすく説明した本は少なく、実際に実験してみたらそうなるからとか、あいまいな説明しかありません。 ちなみに数学はあまり得意じゃありません。

  • 標本分散の期待値の求め方

    統計初心者です。 標本分散の期待値の求め方をわかりやすく教えて下さい。 たとえば、母平均=0、母分散=30の母集団から、10の標本を抽出したときの標本分散の期待値はどうなるのでしょうか。 よろしくお願いします。

  • 高校数学の標本平均について 教えてください。

    母集団から大きさnの無作為標本を抽出しそれらの変量xの値をX1.X2.….XnとするときXバー=(X1+X2+…Xn)/nを標本平均という。標本平均Xバーの確率分布と母集団分布関係を調べよう。母平均m,母標準偏差σの母集団から大きさnの無作為標本を抽出しそれらの変量xの値をX1.X2.….Xnとする。各Xkはどれも大きさ1の標本で母集団分布に従う確率変数である。よってE(X1)=E(X2)=E(Xn)=m σ(X1)=σ(X2)=σ(Xn)=σであるしたがって E(Xバー)=mになる。 また復元抽出の場合はX1.X2.….Xnは互いに独立な確率変数であるから分散V(Xバー)={V(X1)+V(X2)+…+V(Xn)}/n^2というところがわかりません。 なぜn^2で割ることになるのですか? どなたか教えてください。お願いします。

  • 標本平均値の確率の求め方

    平均50、分散10000の母集団からの100個の無作為標本に基づく標本平均値かま45を下回る確率 という問題が分かりません! エクセルは使うのでしょうか?? よろしくお願いします。

  • Excel での母分散推定について

     母平均 169.6、母分散 66.5 の正規母集団 1000 個のデータから無作為抽出した 20 個の標本の標本分散(不偏分散)s^2 は 64.2 だった。  いま、母分散σ2は未知であるとして、σ2 の信頼区間を信頼度95%で推定する。  自由度 19 のカイ二乗分布両側 0.05% 点を k1、k2 とすると   k1 = CHIINV(1-0.05/2,19) ≒ 8.91(下側)   k2 = CHIINV(0.05/2,19)  ≒ 32.85(上側) であるから   (19*64.2)/32.85 ≦σ^2 ≦ (19*64.2)/8.91   19*64.2/32.85 ≒ 37.13   19*64.2/8.91 ≒ 136.90   ∴37.13≦σ^2≦136.90  確かに母分散 66.5 はこの範囲に入っていますが、感覚的にはずいぶんアバウトに感じます。こんなものなのでしょうか?

  • 正規分布からの標本

    正規分布からの標本 母平均・母分散・がわかっている正規母集団からある大きさnの標本を抽出したとき、どのようにして標本平均が存在する場の確立を求めるのでしょうか? 例えば、母平均μ=4、母分散σ^2=15の正規母集団から大きさn=10の標本を抽出したとき、標本平均Xが3と6の間にある確率は? という感じです。 また、この問題に付随して標準分散s^2がaを超える確率が0.05となるような定数aの値を求めよ。というときに、どのようにして定数aを求めるのでしょうか。

  • X,Yは無作為標本で母平均をμ、母分散をσ^2(シグマの2乗)とする。

    X,Yは無作為標本で母平均をμ、母分散をσ^2(シグマの2乗)とする。 aX+bYがμの不偏推定量で、その分散を最小にするa,b の値を求めよ という問題が分かりません。 私なりに考えてみたものの、 正規母集団からの標本分布がN(aX+bY,σ^2/2)になることしか分かりません。あってますか?? どなたか分かりやすく教えて下さい。

  • 母分散と標本分散

    母分散と標本分散の違いがいまひとつわかりません。 母分散は母集団の分散、標本分散は標本の分散ということは文字通りですが、分散(偏差?)σ^2として、なぜ標本分散はσ^2/nで表されるのでしょうか?nで割る理由はあるのでしょうか? もしよければ、違いが分かるような典型的な例題(文章問題)等も教えてください。

  • 統計学の標本についてです

    下記の問いが分からずに困っています。 手計算でも良いですが、可能ならばExcelでの求め方も教えて頂けると幸いです。 1.平均100、分散1000の正規分布に従う母集団から10個の無作為標本を抽出する。 (1)標本平均の分布は? (2)標本平均値が110を越える確立はいくつか? 2.母比率が0.3である場合、その母集団からの100個の無作為標本に基づく標本比率が0.4を上回る確立はどの程度か? (1)標本比率の分布は? (2)その分布で0.4以上の値を得る確立は? よろしくお願いいたしします。

  • 正規母集団でないときの標本平均と標本分散の独立性

    こんにちは。 正規母集団であるとき、標本平均と標本分散の分布が独立であることは、直交変換によって証明することができますが、 非正規母集団であるときは、標本平均と標本分散の独立性は必ずしも成り立たないということでよろしいでしょうか。 また、正規分布以外の分布で、標本平均と標本分散が独立であるような母集団分布をご存知であれば教えて頂きたいのですが。 よろしくお願い致します。