• ベストアンサー

面積を表す文字になぜSをつかうことが多いのか

タイトルどおりの質問です。職場で突然、話題になりました。現在、スクエアの頭文字では、という意見が優勢です。いろいろな説があるのかもしれませんが、「何々では」という予想ではなく、それなりに根拠がある由来をご存知の方、ぜひ教えてください。

質問者が選んだベストアンサー

  • ベストアンサー
noname#7273
noname#7273
回答No.6

No4.の補足です。 歴史的な経緯からすると、繰り返しになりますが、和を表すsumあるいはsummationの頭文字をとったものというのが、数学界での定説です。 同様の見解は、次のURLにも出ています。 三重大学で作った解析学のホームページ内の掲示板での質疑です。 そのものズバリの質問と回答が載っています。 http://www.com.mie-u.ac.jp/~kanie/tosm/keiji04/k_result.htm そもそも曲線図形の面積を求める方法には2つあります。 (たとえば、野崎昭弘他著「微分・積分の意味がわかる」ベレ出版,2000年,p114参照) 1つは原始的な方法で、既にアルキメデスの時代から知られている、 「図形を細かく分けて、直線で囲む形にして近似し、足し合わせる」という、いわゆる区分求積法です。 この足し合わせるという語は、英語などではsumとかsummationといいます。 そして、後述するライプニッツおよびニュートンによる微積分学以降、 離散量あるいは有限個のものの和を表すのに、この頭文字Sに対応するギリシャ語のアルファベットΣが使われ、 「一つ一つの分割をS1,S2,S3,・・・とおけば、全体の面積S=ΣSi」 という数学記法上の慣習として広まったものです。 つまり、Sを、sumあるいはsummationの頭文字であるとする根拠がここにあります。そして、今では、曲線図形でない場合でも広く一般的に、図形の面積を表すのにSは利用されています。もちろん、面積をSとおくというのは、規則でも強制でもありません。 さて、もう1つ、曲線図形の面積を求める現代的な方法は、積分を使う方法です。 これは、上記のS=ΣSiという表現式で、i=1,2,・・・という分割を無限に続けたときの極限値をもって、その図形の面積とするというものです。 その場合、極限値が存在するなら、各Siは、連続量S(x)に書き換えられて、S=∫S(x)dxと表現されます。 そして、この積分記号(インテグラル記号∫)は、ライプニッツの提案によるもので、 離散量の和の記号Σに対応して、連続量の和として、これまた和を意味するSを縦に伸ばした、イメージ的にも優れた記号と言えます。この事実は、 たとえば、ホームページでは http://www.nikonet.or.jp/spring/integral/print3.htm 書籍では、 船山良三「身近な数学の歴史」東洋書店,1991,pp.308-313. などでも述べられています。 ところで、面積がSで表されている場合、書き手によっては、ある「領域(sphere)」の面積を表すという意味で、sphereの頭文字Sを使ったということはあり得ることです。 しかし、残念ながら、squareやsurfaceの頭文字であるとするのは、特別の場合を除いて可能性は低いと考えられます。 一般に、数学の文献では、 「面積」には、通常areaを使います。また、四角形の面積には area of square を、円柱の側面積には surface atea of cylinder を使います。つまり、squareは四角、surfaceは曲面の意味です。 これらは、文献では、 William Dunham"The Mathematical Universe",Wiley,1994. ホームページでは、 http://www.communicatejapan.gr.jp/yuki/algebra/wordsbook.htm http://www.monjunet.ne.jp/PT/sampo/006.htm などでも示されています。 以上、補足です。

その他の回答 (5)

  • Hyper30
  • ベストアンサー率45% (9/20)
回答No.5

私も Surface のSだと思います。 Square だとすると、体積のときは Cube のCを使うことに なる気がしますが、普通はVですよね。 あと、定積分の値を一文字で書くときには 積分(integral)を意味する I を使うことが多いのではないでしょうか。

noname#7273
noname#7273
回答No.4

曲線で囲まれた面積は、いくつもの長方形に分け、それらを合計して求めます。 これはいわゆる区分求積法の考え方ですが、これがもとになって、面積を表すのに、 合計とか和を意味するsumないしsummationの頭文字「S」が多く用いられるようになりました。 ちなみに、積分記号(インテグラル記号)は、この「S」をたてに伸ばしたもので、 積分学の創始者の1人であるライプニッツによって考案されました。

回答No.3

以前学生の時教えてもらったのは、「表面積」のSurfaceから、ということでした。 表面積S:Surface 体積V :Volume 長さL :Length 高さh :height 間隔d :distance 速度v :velocity 質量m :mass という風に、量を表す単語の頭文字をとるケースが多いのではないでしょうか。 あと、ちなみに僕が大学にいたときは2次元の「面積」にはA(Area)もよく使われていました。

  • takesama
  • ベストアンサー率24% (29/117)
回答No.2

ぼくもスクエアとずっと思ってたんですが、予想では困るということなので調べてみました。 スクエアで良いようです。平方という意味があります。 ちなみに、cm2ってスクエアセンチメートル(英語のスペルがわからない・・・)と言ったような気が・・・。

参考URL:
http://dictionary.goo.ne.jp/cgi-bin/ej-more_print.cgi?MT=square&ID=EJ-289790.txt&sw=0
  • Juanjo
  • ベストアンサー率34% (9/26)
回答No.1

根拠・・・とまでは言い切れませんが(^^; "surface"=「面」の頭文字だと思いますよ~。

関連するQ&A

  • 頭文字Dの題名について

    大人気のマンガ頭文字Dのタイトルの由来ってご存知の方おられませんか?以前にどこかで触れられていたような気がするのですが....DはドリフトのDとかゆってて分かる人には分かるタイトル名とか言ってた記憶もあるのですが.....ご存知の方おられましたらよろしくお願いしますm(__)m

  • Σの由来を教えて下さい。

    タイトル通りですが和算Σの由来を教えて下さい。 ギリシャ文字のSでsumの頭文字だと思うのですが。 そうでしたら、それにまつわる細かい話など知りたいです。 よろしくお願いします。

  • 大文字小文字の使い分け

    英語で地図を書いています。 設備の名称を英語に直すとき、先頭および名詞の頭のみ大文字にして、他の語は小文字が普通の書き方だと思うのですが、 それ以外の書き方は「間違い」と言っていいのでしょうか? このあたりの使用方法について情報をご存知の方、 お教えいただければ幸いです。 例: A1,Sports Square A2,Sports square B1,Pyramid of the Sun B2,Pyramid of the sun B3,Pyramid Of The Sun

  • (^q^)←この顔文字の意味や由来について教えてください。

    タイトルの通りです。顔文字の意味がよくわからなくて戸惑っています。 この顔文字は「○○おいしいです(^q^)」という使用法をよく見かけるので 「q」は口からよだれを垂らした状態でも表しているのかなと思いきや 東方関連で「^q^<ピチューン」という使用法もあり、よくわからなくなりました。 意味や由来をご存知の方、よろしければ御教授ください。 検索をかけようにも「^」という記号のせいで上手く検索できないので、調べられずにおります。

  • 統計などで出てくる「n」は何の頭文字ですか?

    タイトルの通りなのですがサンプル数を表すnとは 何の頭文字なのでしょうか。 過去ログやgoogleなどで調べたのですが分かりませんでした。 ご存知の方がいらっしゃたら教えて下さい。

  • 頭文字Dのチャクうた

    タイトルどおりです。 3キャリアいける、サイトで、頭文字Dの全曲の音楽があるサイトはありますか? ご存知なら教えて下さい。 お手数になりますが、URLも宜しくお願いします<m(__)m>

  • キーボードのQWERTY配列の本当の由来はどこにあるのでしょう?

     英文字キー配列の由来については、ウィキペディア(Wikipedia)には、 『QWERTY配列がどのように成立したかについて、現時点での定説はない。初期の機械式タイプライターにおいて、あまり高速に打鍵しすぎると印字ハンマーが干渉して故障してしまうために、よく連続打鍵される文字をあえて左右の離れた位置に配置した、という説がよく知られているが、全くの俗説であり、その根拠は見出されていない。』 とあります。  また、「現在の英文タイプの活字配列の基準は、当時のアメリカの印刷職工組合の活字工の使う活字棚の文字配列に準じたというのがいちばん信憑性が高い説とされています。」と書いてあるサイトもあります。  しかし、ウェブ上には、実際にタイプライタを使っていた人(日本人)が、「タイプを打ったことのある人なら判ることですが、…キーボードの角度たるや急階段にも匹敵します。さらにひとつひとつのキーの先に各文字の活字があり、これをインクリボン越しに紙に打ちつける訳ですが、一文字一文字の打鍵間隔をテンポよくしないとキーが絡んで思わず作業中断を強いられます。(これがとてもイライラするんです)」と書いた体験談も見受けられます。  実際のところ、いったいQWERTY配列の本当の由来はどこにあるのでしょうか?普段使うキーボードだけにちょっと気になります。  どなたか、風説でなく、それなりの根拠とともにご存知でしたらお教え下さい。 ※英文字キー配列の由来についての疑問は既に解決済みです  http://oshiete1.goo.ne.jp/qa3635084.html

  • 天皇家は渡来人だったという説の根拠を教えてください。

    天皇家は渡来人だったという話を聞いたことがあるのですが その説の根拠とはどういったものでしょうか。 ご存知の方、教えて下さい。 また、その説について意見があれば それも教えていただけると嬉しいです。

  • アーケードの湾岸ミッドナイト、頭文字Dで使える(早い)車種は?

    こんにちは。 タイトル通りなのですが、現在のアーケードの湾岸ミッドナイト、頭文字Dで使える車種(早い)は何なのでしょうか? お願いします。

  • 文字を絵として記憶することって可能なのでしょうか?

    こんにちわ タイトルどおりの質問です。 文章、つまりは文字を映像として記憶して想起することは可能なのですか? 自分は、思い出そうとする際に聴覚といえばいいのでしょうか、脳の中で文字を音声で再生して想起してしまいます。 これは訓練によって文字を絵として認識(景色のような)して思い出すこと可能なのでしょうか? 現在は文字を思い出そうとすると頭で勝手に音が再生される。 また文字を思い出そうとすると靄がかかっています。