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落語の符牒
落語の符牒 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%AC%A6%E7%89%92 ふとバラエティ番組をみていて思ったのですが、関西芸人(限定ではありません)がよく「カキタレ」(遊びの関係の女性)などと言うのを耳にします。 これは落語の隠語というか俗称・専門用語だそうですが、この噺家特有のオリジナリティはどこから来るものなんでしょうか? 主に関西、などという地域的な文化が関連しているんでしょうか? 美人を「ハクイ」と言うそうですが、以前流行した「ナウい(新しい)」などは別物なんでしょうか?
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建築業界やIT業界、八百屋や飲食店にも特有の符牒があったりしますが、普通は業界外の世界ではそういった符牒は使いませんよね。 ハクイ、はかなり古い隠語です。たしか、江戸時代から裏社会で使われてきた言葉です。 演芸、商業演劇、プロスポーツ等の興行というのは昔から裏社会と密接がある業界です。 株式会社になった芸能プロダクションや放送業界もそのころからの影響を引きずっているから隠語や符牒が多いのだと思います。 裏社会からの影響に加えて、舞台裏をお客さんには見せないという実用性を兼ねた美意識もあるのかと思います。 金勘定や客筋について何を話しているのかなんて外の人間に聞かれたくありませんよね。 >主に関西、などという地域的な文化が関連しているんでしょうか? 東京の落語家も昔から色々な隠語・符牒を使いますから、関西の地域文化特有のもの、ということは無いと思います。 お笑い芸人が放送業界や芸人間の符牒を表舞台であからさまに使うようになったのはとんねるずがブレイクしはじめたころ、つまり30年弱ほど前からだと記憶しています。 かつては、熱心な演芸ファンはいろいろ知ってはいてもそういうものを表に出すことはあまり好んでいなかったように思います。 今はバラエティなんかでバンバンやってますね。観客に仲間意識や共犯意識めいたものを持たせて笑いや共感を取る、という効果があるんでしょう。 プロデューサーやADみたいな裏方いじりをするのも似たようなものですね