総理大臣って実質的な力を持ってるの？

質問

総理大臣って実質的な力を持ってるの？

総理大臣は与党から選任されてなるものですが、そういう選び方だと結局政党の顔色を伺うだけの傀儡にならないのかを疑問に思って質問させていただきました。
総理大臣個人が「こういう政策をしたい」と思った場合、それを政党やら関係者に強制させるような権限とかあるんでしょうか？

会社とかだと、社長や上司などの業務命令に従わないとクビになることもありますから、それを脅しに命令を聞かせることができるんだと思います
ですが、政治の場合だと気に入らなければ、やれ首相降ろしやら不信任案やらで反抗しまくり、総理大臣もできることはせいぜい解散ぐらいなように見えます。
なんか、日本の政治ってトップの言う事を聞かなさ過ぎのような気もします
国民から直接選ばれたとか、強い権限を持ってるなら別ですが、現在のシステムの総理大臣って実質どれほどの力を持ってるんでしょうか？
結局、裏に隠れてる年寄りたちの言いなりのような気がします。

総理大臣って、実はぜんぜんすごくないのかな～？
だからアメリカからも舐められるのか？

回答No.2

pri_tama · ベストアンサー

行使しないだけで、総理大臣って絶大な権限ありますよ…。

　内閣に関しては、全大臣を辞任させ、自身たった一人で全大臣職を兼任する事が出来ますし、官僚などの主要政府機関の大部分の人事も決定できます。
　[アメリカは議会の承認を得ないと政府の主要な人事すら決定できません。今のオバマ政権に共和党党員が堂々と政府高官として存在しているのはその為。]

　議会に関しては、そもそも議会第一党会派の代表が総理大臣に成るのですから、議決した議案が自身の考えと異なる事は実質有りません。

　また、議決時に党議拘束をかける事も普通に行われます。
　(議決時に賛成・反対のどちらの票を入れるかを党所属の議員に強制させる。)

　[アメリカの2大政党は、大統領選挙の時ぐらいしか党を一つにした活動しません。党議拘束など論外で、大統領が不人気だと議会はALL野党状態になります。先の大統領選挙でオバマ大統領の対立候補だった共和党のマケイン氏は、平時は民主党党員と議案提出などで協力する事が多く、予備選挙ではさすがに問題視する旨も有った。]

　日本の国会で可決される議案の多くは、内閣提出の物(内閣の意思が反映されている)です。
　[アメリカでは、大統領などには議案提出権は有りません。また、議会から要請が無ければ、議会に参加して意見を表明する権利すら有りません。]

　党に対しても、先述の党議拘束に反すれば、離党や議員辞職を勧告したり、党役職を党首である内閣総理大臣が決定できることから選挙責任者を自身や自分の子飼の物に任せ、党公認候補の選定(気に入らない議員は公認しなかったり対立候補をぶつける)や選挙費用の分配で直・間接的に議員をコントロールする事が出来ます。
　(小泉元首相が「抵抗勢力」と名指ししてやった事。)
　[アメリカの2大政党は先述のとおり大統領選挙以外では、殆ど組織的行動を行いません。]

お礼

想像以上に総理大臣って力を持ってるんですね。
それだけ持っていながら、なぜ行使しないのかが不思議なんですよね。
小泉元首相はまだ自分の意思で動いてるように見えましたが、他の人たち（昔の人はしりませんけど）はどうも黒幕的な人に動かされてるような気がします。
戦国時代に幼い大名の後見人について裏から操るみたいなことがあったようですが、なんだかそういう印象です。その力だけを利用するみたいな。民主党総理なんてそうですよね。
行使できないということは力がないのと同じですから、そうさせる総理大臣以上の力があるのかなと思いました。
やっぱり傀儡状態なんですかね。
ありがとうございました。

回答No.3

modify

総理大臣の上に、省があります。今までは自民党が長年、省の代弁をしていました。しかし、民主党が政治を政治家主導に！とうたって与党になりました。しかし、その民主党も省に負けて、省の代弁をしています。省は、総理大臣を盾にして隠れているのです。それに対抗するのが、みんなの党で、大躍進をしていますが、やはり省の欲と卑しさには負けるでしょう。しかし、省の悪行を我々国民に報告してくれるだけ、ましだと思います。

お礼

総理大臣の上ってあったんですね・・・やっぱり僕は勉強不足です。そういえば社会科が苦手なのを忘れてました(^_^;
省は総理大臣の上のくせに後ろに隠れるんですか・・・。
それが本当なら確かに卑しいですね。
僕自身、もう少し勉強してみたいと思います。
ありがとうございました。

回答No.1

yespanyong

内閣総理大臣は行政府である内閣の長なので、行政府に所属する閣僚や官僚や役人は基本的に総理大臣の言うことを聞きますよ。総理大臣は閣僚を罷免する権限も持ってますし。

三権分立の理念に従えば、立法府は行政府の行動を監視監督することが期待されるので、立法府に所属する国会議員が行政府の総理大臣にいろいろ物申すのは当然でしょう。国会議員は別に総理大臣との主従関係はありませんので、そこに社長や上司と部下との間のような関係は成立しません。
ご指摘のとおり総理大臣の立法府に対する権限は解散権ぐらいのものだと思います。

日本の議会内閣制と異なり米国は大統領制をとっており、米国大統領の権限は日本の総理大臣よりもかなり強いと思います。もっともこれは国によってかなり違いがあり、ドイツやイタリアみたいにほとんど権限のない大統領もいますが。

お礼

ちょっと僕の頭の中がバラバラになっていたようです。
立法府に所属する国会議員もいるんですよね。
そうか、ヤアヤア言ってるのはそういう人たちか。
三権分立を復習する必要がありそうです。
ありがとうございました。