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データリンク層と物理層について
- データリンク層と物理層についてわかりやすく説明します。
- イーサネットケーブルとPPPの関係について考えてみましょう。
- データリンク層のプロトコルはケーブルの指定に関与するのかについて解説します。
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物理層(Layer1)、データリンク層(Layer2)といった、通信規約を7階層に分ける考え方は、元々ベンダごとに乱立していたプロトコルを統一し、ベンダによらず相互に接続できるようにと規格化されたOSI(Open Systems Interconnection)に端を発しています。 OSI自体は普及しませんでしたが、OSIの7階層モデルは非常に便利なので、今でもOSI参照モデルとして使われています。 そして重要なことは、現在使われているTCP/IPやイーサネットなどのプロトコルは、必ずしもOSIに準拠したものではなく、『OSI参照モデルでは第○層に相当する』という使われ方をしていることです。 実際、現在では第5層のセッション層から第7層のアプリケーション層までは、あまり区別されることはありません。 TCP/IPでは、第4層のトランスポート層から第2層のデータリンク層までは、それぞれヘッダを付け加えてカプセリングするだけなので、ほぼ独立と考えられます。 しかし第1層の物理層は、データの転送速度を含む物理的特性を決める層なので、第2層のデータリンク層と独立ではありえません。 実際、イーサネットでは伝送速度によってLANケーブルのカテゴリ分けがなされ、ギガビットイーサ以上では光ファイバを用いるプロトコルも規定されています。 つまり、一般にデータリンク層のプロトコルと言われるものには、物理層の規約も含むと理解した方がよいでしょう。 PPPは、電話線という特性の低い伝送路を用いて、遅い伝送速度での通信を想定したプロトコルなので、やろうと思えばLANケーブルにPPPを通すことは可能でしょう。 (コネクタピンなどはつなぎ直す必要がありますが。) しかし電話線にイーサネットを通すことは、多分難しいでしょう。
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- notnot
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PPPは元々、電話線とモデムを使った1バイトずつの通信路の上でIP通信をするためのプロトコルです。 PPPoEは、イーサネットプロトコルを使って電話線モデム機能をシミュレートして、その上でIP通信をするプロトコルです。つまり、イーサネットケーブルを使って通信している訳じゃなくて、その上に作られた仮想的な電話線を使って通信しています。
お礼
ご回答ありがとうございました。 申し訳ありません、質問の書き方が悪かったのかもしれません。 PPPoEがどの線を使っているのかということではなく、PPPを直接イーサネットケーブルで使用できないかということが気になっています。 データリンク層や物理層といったようにレイヤーが分かれているということは、どのデータリンク層プロトコルであってもイーサネットケーブルを使えると思っていました。 イーサネットケーブルは名前からしてイーサネットプロトコル専用のケーブルかとは思うのですが、イーサネットはデータリンク層・物理層にまたがって規定するプロトコルなのでしょうか? また、PPPも電話線を使わないと使用できないというように、データリンク層・物理層にまたがって規定するプロトコルなのでしょうか? よろしくお願いいたします。
お礼
ご回答ありがとうございました。 LANケーブルのカテゴリの例など、丁寧にご回答いただき、よく理解することができました。 もやもやが晴れてとてもすっきりしました! どうもありがとうございました。