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不況の原因と打開策

不況の原因と打開策 率直に聞きますが、今の日本の不況の原因って何でしょうか? そして対策としては、どんな打開策が考えられるでしょうか? 経済に関しては全くの素人なので、お手柔らかにお願いします。 解りやすく言うと・・・ ある限られたどこか(誰か)にお金が集まって、世に回らないんでしょうか??

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  • at9_am
  • ベストアンサー率40% (1540/3760)
回答No.1

> 率直に聞きますが、今の日本の不況の原因って何でしょうか? ごく簡単にいえば、一部の人にお金が集中しているにもかかわらず、その人たちがお金を使おうとはしないからです。 > そして対策としては、どんな打開策が考えられるでしょうか? そのお金を持っている人たちにお金を使わせる政策全般が当てはまります。 > ある限られたどこか(誰か)にお金が集まって、世に回らないんでしょうか?? その通りです。 この、「ある限られた誰か」は、今の大体50代後半から60代以上の層です。この世代が、日本の金融資産の大部分を持っています。所得でも何で測っても、大体は同じ傾向になります。しかしながら、後期高齢者医療制度に対する反対を見ても分かるように、お金を出すのを嫌がります。 例えば、金融資産は、50歳以上で約8割、60歳以上で6割以上を所有していますが、過去20年で、予算が大幅に増えたものは年金等をはじめとする社会保障費であり、増加額の大部分は年金をはじめとする高齢者にのみ集中しています。 経済学では割と有名な「貯蓄のパラドクス」が起こっていることが現在の不況の大きな要因の一つであり、それを何とかするための方策が必要とされます。短期的には財政出動が効果がありますが、中長期的には再雇用促進などが効果的です。 また、高齢者にもそれなりに負担を求める社会にしなければならないでしょう。例えば健康保険では、自営業者の現役世代が年収200万円で保険料が年に40万強であるのに対し、高齢者は年金で年収が同じ200万であったとしても負担額はゼロです。しかも、自営業者については病気などで保険料を滞納すると保険証が止まるのに対し、高齢者はそのようなことはありませんし、自営業者は3割負担ですが高齢者は1割負担です。

parlia
質問者

お礼

ありがとうございます。 >その通りです。この、「ある限られた誰か」は~ なんとなく思い描いていた原因に近いお答えで、感動してしまいました。 そしてその層は、高齢者だったんですね・・。 貯蓄のパラドックス・・・ とても為になる知識でした! 大変参考になりました。

その他の回答 (2)

  • heartmind
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回答No.3

国自体にお金が無くなっていることが第一の理由です。 現在の企業の活動方法つまり、外国に軸足をおいた状態では、 国のお金をどんどん持ち出して、外国で利益をあげて外国で 設備投資をするというのが主な理由です。 第二の理由は、累進課を緩めたことによって、人間に必要な 最低限の消費も抑えられ貧効率が上がっている一方で、お金が 余っているために、その使い道が「かけごと産業」ぐらいの、 愚策しか思いつかないくらいに間違った分配をしていることが 要因です。「かけごと産業」は、あたるもはっけ当たらぬも 八卦の様な占いの様なものですから、中毒性があり、世の中を 荒廃させるいわば、麻薬のようなものです。まちがっても、 国をそういう方向に導いたら、さらに人間の心は殺伐としてし まいます。

parlia
質問者

お礼

ありがとうございます。 >国自体にお金が無くなっていることが第一の理由です。 日本という国主体で見れば、そういう事なんですね! (たぶん違うと思いますが)身近では「国産牛」より「外国産」が安くて売れる、 というような状態でしょうか・・? 大変参考になりました。

noname#160321
noname#160321
回答No.2

確かに#1のお答えどおり高齢者の「タンス貯金」まがいの貯蓄は大きいです。 しかし、マクロ経済学的に言えば、それらのお金の多くは、銀行にあります。 銀行が融資レベルを上げさえすれば景気は良くなります。 また、消費税を上げなくても、ゆうちょ銀行、かんぽ生命、たくさんの銀行が持っている「国債」の元本不返済という恐ろしい手もあります。 どうせこれらの機関投資家は国債の満期が来たらまた買い直すので、利息さえ払い続ければ大きな問題はありません。 日本の国債の債権者はほぼ国内にしか居ないので、これで借金棒引きをすると国債費は大幅に減額され、国内の投資に回すお金が出来ます。 ただ、この徳政令は必ず歪みを生じますので、猛毒です。

parlia
質問者

お礼

ありがとうございます。 >しかし、マクロ経済学的に言えば、それらのお金の多くは、銀行にあります。 融資レベル・・ですかぁ! 大変参考になりました。

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