• 締切済み

酸塩基滴定の標準物質にはどのような条件が必要なのでしょうか??

酸塩基滴定の標準物質にはどのような条件が必要なのでしょうか?? いくら考えても分かりません。 教えてください。

  • 化学
  • 回答数3
  • ありがとう数23

みんなの回答

  • htms42
  • ベストアンサー率47% (1120/2361)
回答No.3

#2のご回答に重ねてです。 「標準物質に必要な条件は」、ということの前に「なぜ準物質が必要か」というところがあやしいのではないでしょうか。 中和滴定は何のためにやるのでしょう。 中和の量関係を調べるというだけのものではありません。中和という方法を使って濃度を精度よく決めようとしているのです。 大体この程度の濃度だという絞り込みができている上で、さらに精度を上げようというときに使う方法です。 どういう物質を使ってもいいというものではありません。精度を上げるのが目的ですからそれに見合った精度の濃度の水溶液を作ることができる物質を使わないと意味がありません。 硫酸も塩酸も水酸化ナトリウムも標準物質にはなりえません。予備的にこの程度だろうという濃度を決めるのであれば使うことができます。 標準物質の濃度の精度は高くなければいけません。 そのためには ・組成の安定した、純度の高い資料が手に入る ・精度よく測り取ることができる という条件が必要です。 そういうことが可能な物質が標準物質として選ばれるのです。 シュウ酸2水和物を使った標準溶液の濃度が4桁であれば滴定で知ることができる試料の濃度は4桁以下の精度です。途中の操作によっては3桁以下ということになるかもしれません。 2桁程度の精度しか期待していないのであれば標準溶液にこだわる必要はないかもしれません。 濃度に4桁の精度を要求するのであれば初めの純度にも4桁の精度が要求されます。 水分が付着するすることによる質量変化も4桁目に影響が出てきては困ります。 秤の精度は当然4桁以上が必要です。すべてが連動しています。

aikoyanai
質問者

お礼

なるほどです。 細やかな説明ありがとうございました!

noname#160321
noname#160321
回答No.2

何故か#1のお答えには一番大事なところが抜けています。 酸でも塩基でも、第一次標準は質量(実際には重量)でその量を測定しなければならないので、吸湿性などが無く、秤量時の化学組成が厳密に決定出来るものを使わねばならない。 そのため一次標準にはシュウ酸が用いられます。

参考URL:
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B7%E3%83%A5%E3%82%A6%E9%85%B8
aikoyanai
質問者

お礼

補足説明ありがとうございました! 大変よく分かりました。

回答No.1

たとえば… 1.滴定による生成物が一通りで、副反応により他の生成物が存在しないこと。 2.平衡定数が非常に大きく、当量点において反応が完結し、未反応の被滴定物質および滴定剤が残存しないこと。 3.当量点を決定するための指示薬あるいは測定方法が存在すること。 4.滴下した滴定剤が速やかに反応が進行すること。 ほかの人の回答も参考にしてみてください。

aikoyanai
質問者

お礼

丁寧な説明ありがとうございます!! 参考にします。

関連するQ&A

  • 酸塩基滴定

    濃塩酸のファクターを求めたいのですが酸塩基滴定を用いるとどんなやり方がもっとも適しているのでしょうか?よろしくおねがいします。

  • 酸塩基滴定

    酸塩基滴定の実験をしました pHと滴下量の関係を表したグラフを作りました これから酸解離定数を読み取らなくては いけないのですが、pHが変わらない 平衡になっているpHが酸解離定数なのですか???

  • 溶媒の酸塩基

    溶液化学に関する本を読んでいるのですが、その中に次のような文章がありました。 「溶媒の酸性が強いほど、そのような溶媒中ではより弱い塩基でも酸により滴定できる。また、溶媒の塩基性が強いほど、この溶媒中ではより弱い酸でも塩基により滴定できる。すなわち、酸性溶媒中では塩基は強くなり、塩基性溶媒中では酸は強くなると通常いわれていることである。」 長くなってしまいましたが、この文章の意味があまりよく分からないのです。なぜ酸性溶媒中では塩基は強くなり、塩基性溶媒中では酸は強くなるのでしょうか。 溶液化学に関しては素人なので、もしよろしければどなたかお答え願えないでしょうか。 よろしくお願いします。

  • 酸、塩基の中和滴定・pH

    化学の実験でレポートが出たのですが、どうしても分からないところがあるので教えてほしいです。 酸と塩基の中和滴定、pHなんですが0.1N塩酸標準溶液20mLのpHはいくつになるんでしょうか。またその溶液に0.1N水酸化ナトリウム溶液を10mL、19mL加えるとpHはどうなりますか。 計算の仕方とかも教えていただけるとありがたいです。

  • 酸、塩基の決め方

    NH3(アンモニア)が、アルカリ性だというのは、中学校で丸暗記のように覚えたのでわかるのですが、どうやって物質が酸性かアルカリ性かわけるのでしょうか。 「酸はH+を生じる、塩基はH+を受け取る」というような表現や、「化合物中にOHがあれば塩基」などというのが一般的なようですが、アンモニアのような例外もありますし、”NaOH”というのだけを見ても、H+を受け取るのか放出するのか見分けがつきません。 どうやって、ある物質が、酸なのか塩基なのかを決めれば良いのでしょうか?

  • 酸塩基滴定曲線

    弱酸で弱塩基を滴定、また、弱塩基で弱酸を滴定した場合、滴定曲線や量的関係はどのようになるんですか??

  • 酸塩基滴定

    酸解離定数がわかっています そこから、滴定する前の溶液のpHを 濃度スケールでもとめろ という問題なんですが どのように求めればよいでしょうか?? また、濃度スケールとはなんでしょうか??

  • 複数段階電離する酸・塩基の中和滴定曲線

    リン酸は3段階電離するから、 1価の塩基との中和滴定曲線には中和点が2つあるそうなのですが、 それなら、 複数段階電離する酸・塩基(硫酸や水酸化カルシウムなど)は全て、 中和滴定曲線に中和点が複数あるのですか? 全てではない場合、 その酸・塩基の種類と、 中和点が複数にならない理由を教えてください。 また、なぜ3段階電離するリン酸の中和滴定曲線に 中和点が2つしかないのですか? 3つじゃないのでしょうか?

  • 酸性と酸 塩基性と塩基 定義

    「酸性」と「酸」 「塩基性」と「塩基」という言葉についての質問です。 参考書を読むと「酸」については2種類定義があります 1水素イオンを与えられる物質 2水に溶解したとき電離し水素イオンを出す物質 「酸性」については 青色リトマス紙を赤変させる、亜鉛と反応する、~~~~~などの性質 と色々な事実を列挙した後に『などの性質』と書いてあります。   質問(1)↑の定義によると 「酸」ではあるが「酸性」ではない物質 「酸」ではないが「酸性」ではある物質 もありえるように思えるのですがどうなのでしょうか? 質問(2) この「酸性」の定義だとなんだか曖昧に思えるのですが?

  • 酸化還元と酸塩基

    ルイスの酸塩基の定義によると、酸は電子対を受け取る物質・塩基は電子対を与える物質と言うことです。 一方で、酸化還元反応は電子の授受で説明できると言うことですが、酸化還元反応と酸塩基反応との本質的な違いはあるんでしょうか? 関わっている電子の数が異なるだけのように思えるのですが・・・