量子化学の入門書を教えてください

このQ&Aのポイント
  • 化学の知識がなくても読める量子化学の入門書を教えてください。
  • 量子力学や線形代数・群論などの数学が化学にどのように応用されるかに興味があります。
  • 英語の本でも構いませんので、おすすめの本があれば教えてください。
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初めまして

初めまして 量子化学をかじってみたいと思ってるのですが、化学は高校レベルの知識のみで、大学レベルはほとんど素人です。 物理と数学を勉強した事があるので、量子力学や線形代数・群論を応用する量子力学に興味を持ちました。そっちの予備知識は十分あると思います。 なので、化学の知識があまりなくても読める入門書などを教えていただくて質問させていただきました。僕としては別に化学の道に進もうと思っているわけでもなく、量子力学や線形代数・群論などの数学がどのように化学に応用されるかに興味があるので、そういうところがしっかりおさえられた本が望ましいです。 英語の本でもかまわないので、もし僕にあった本をご存知でしたら教えていただけないでしょうか。 よろしくお願いいたします。

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回答No.2

Webcat Plus へのリンクをつけたら「サポートで内容を確認中」になってしまったようなので、回答番号:No.1と同じ回答を、リンクをはずしてもう一度投稿します。 ---------------------------------------- http://okwave.jp/qa/q5448911.html の回答番号:No.1で紹介した本のうち、[4]~[8]をおすすめします。 http://okwave.jp/qa/q4415255.html の回答番号:No.5で紹介した[1]と[2]もよい入門書です。 [3]は、「そろそろエネルギー準位図が読めるようにならないとまずいかなあ」という人のための再入門書、という感じの本なので、質問者さんにはたぶん合わないと思います。 上に挙げたもの以外では、 [11] 高塚和夫「化学結合論入門 : 量子論の基礎から学ぶ」 東京大学出版会 (2007). もよい入門書です。 [8]の下巻は、配置間相互作用について丁寧に書かれている良い本なのですけど、内容の一部に少し時代遅れかなというところもあるので、コストパフォーマンスはあまりよくないかも知れません。 狭い意味での量子化学(電子状態理論)の枠からは外れてしまうのですけど、 [12] 山内薫「分子構造の決定」岩波書店 (2001). [13] 上村洸ほか「配位子場理論とその応用」裳華房 (1969). [14] 藤永茂, 成田進「化学や物理のためのやさしい群論入門」岩波書店 (2001). [15] F. Albert Cotton著, 中原勝儼訳「群論の化学への応用」丸善 (1980). は、量子力学や線形代数・群論などの数学がどのように化学に応用されているのかを知るのに役立つと思います。 [12]は分子分光学の入門書で、分子振動や分子の回転運動などについて、基礎的なところから丁寧に書かれています。 [13]は、配位子場理論(錯イオンの構造や光学的性質や磁気的性質に関する理論)の古典的名著です。非常に丁寧に書かれているとてもよい本なのですけど、昨今の軟弱な入門書とは一味違いますのでご注意ください(丁寧に書かれているので、丁寧に読めば必ずフォローできるはずだとは思うのですけど、私自身は、途中で挫折して、必要なところだけを拾い読みしている状態です)。 群論の化学への応用に関する入門書としては[14]をすすめます。[15]は古典的名著として知られている入門書なのですが、現在では入手困難だと思うので、こちらは図書館でどうぞ。

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回答No.1

http://okwave.jp/qa/q5448911.html の回答番号:No.1で紹介した本のうち、[4]~[8]をおすすめします。 http://okwave.jp/qa/q4415255.html の回答番号:No.5で紹介した[1]と[2]もよい入門書です。 [3]は、「そろそろエネルギー準位図が読めるようにならないとまずいかなあ」という人のための再入門書、という感じの本なので、質問者さんにはたぶん合わないと思います。 上に挙げたもの以外では、 [11] 高塚和夫「化学結合論入門 : 量子論の基礎から学ぶ」 東京大学出版会 (2007). http://webcatplus-equal.nii.ac.jp/libportal/DocDetail?txt_docid=NCID%3ABA83159188 もよい入門書です。 [8]の下巻は、配置間相互作用について丁寧に書かれている良い本なのですけど、内容の一部に少し時代遅れかなというところもあるので、コストパフォーマンスはあまりよくないかも知れません。 狭い意味での量子化学(電子状態理論)の枠からは外れてしまうのですけど、 [12] 山内薫「分子構造の決定」岩波書店 (2001). http://webcatplus-equal.nii.ac.jp/libportal/DocDetail?txt_docid=NCID%3ABA53652794 [13] 上村洸ほか「配位子場理論とその応用」裳華房 (1969). http://webcatplus-equal.nii.ac.jp/libportal/DocDetail?txt_docid=NCID%3ABN00958459 [14] 藤永茂, 成田進「化学や物理のためのやさしい群論入門」岩波書店 (2001). http://webcatplus-equal.nii.ac.jp/libportal/DocDetail?txt_docid=NCID%3ABA51406210 [15] F. Albert Cotton著, 中原勝儼訳「群論の化学への応用」丸善 (1980). http://webcatplus-equal.nii.ac.jp/libportal/DocDetail?txt_docid=NCID%3ABN00639086 は、量子力学や線形代数・群論などの数学がどのように化学に応用されているのかを知るのに役立つと思います。 [12]は分子分光学の入門書で、分子振動や分子の回転運動などについて、基礎的なところから丁寧に書かれています。 [13]は、配位子場理論(錯イオンの構造や光学的性質や磁気的性質に関する理論)の古典的名著です。非常に丁寧に書かれているとてもよい本なのですけど、昨今の軟弱な入門書とは一味違いますのでご注意ください(丁寧に書かれているので、丁寧に読めば必ずフォローできるはずだとは思うのですけど、私自身は、途中で挫折して、必要なところだけを拾い読みしている状態です)。 群論の化学への応用に関する入門書としては[14]をすすめます。[15]は古典的名著として知られている入門書なのですが、現在では入手困難だと思うので、こちらは図書館でどうぞ。

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