• ベストアンサー

高温超電導体による磁気浮上の原理を教えてください。

高温超電導体による磁気浮上の原理を教えてください。 画像の装置は超電導により浮上するらしいのですが、その原理がわかりません。 シールディング効果を利用してるらしいのですが、どのようにして浮上するのでしょうか。 また、 「HTS bulk cooled at zero-field were used.」 の訳は 「ゼロ磁場で冷却されたHTSバルクを使用した。」 でいいのでしょうか。何か他の専門用語があるなら教えてください。

  • 科学
  • 回答数7
  • ありがとう数13

質問者が選んだベストアンサー

  • ベストアンサー
  • shokker02
  • ベストアンサー率45% (204/446)
回答No.7

No.3,5,6 です。 >これだと磁束はわざわざ強磁性体バーの方(私が貼り付けた画像のHTSバルクの下側)を >通らないでNからSへ流れて行くのではないかと思うのですが、 >そのようなことはないのでしょうか? 詳しくは知りませんが、 棒磁石の周りに砂鉄を散らして磁力線を観察する図はよく見かけます、 あのように、遠くて弱いでしょうけど結構広い範囲に及んでいます。 その範囲内に強磁性体が入ると通りやすいココを通ろうとしますから、 「狭いエリアだけでループして遠くに届かない」ような事はないのでしょう。 今更ですが、 質問文>「ゼロ磁場で冷却されたHTSバルクを使用した。」でいいのでしょうか。 特に問題ないと思います。専門用語があるのか、はわかりません。 ただ、特許広報のページに書かれてる 「常電導状態から超電導状態に変化する際に 磁界がかかった状態だとマズイので、 磁界がかかっていない状態で冷却し超電導状態になってから 永久磁石を近ずける必要がある」(若干要約) との背景があるので、 前後の文章の流れ等がこれに反しないように注意すれば いいと思います。

その他の回答 (6)

  • shokker02
  • ベストアンサー率45% (204/446)
回答No.6

No.3,5 です補足訂正です。 説明図では、浮上する様子を模して、 固定部分と浮上部分との間隔を変化させ(固定部分を上下させる)、 浮上部分が上向きに引っ張られる力を Electronic scale 電子秤? で 計測してるようです。図4にそのグラフがあります。 距離 5~10mm 離れた位置に浮上力(吸引力)のピークがあって、近くても遠くても 浮上力は弱くなります。 グラフの数字は1~2グラムという単位ですから、この装置では実際に浮上させてないのでしょう。 この特許申請内容、「従来よりも強い浮上力を得られる」のがポイントでした、 図4a(破線)は従来方法、b(実線)がこの内容によるもの、の比較だという事です。

bd97814
質問者

補足

ありがとうございます。 コメントの件はすみませんでした。 おかげでだいぶ理解が深まりました。 ただ、教えて頂いたサイトの図5を見る限り磁石の磁極は上下にN極とS極があるように見えます。 これだと磁束はわざわざ強磁性体バーの方(私が貼り付けた画像のHTSバルクの下側)を通らないでNからSへ流れて行くのではないかと思うのですが、そのようなことはないのでしょうか?

  • shokker02
  • ベストアンサー率45% (204/446)
回答No.5

No.3 です。控えめに書いたせいか、内容に触れず後の回答者さんへのコメントを 先にされるなど、無視された格好で面白くないですが。 質問の元になった文献が何者かわからないので断言しませんが、 No.3 に書いた引用URLの中身が実は同じモノではないかと思います。 そちらの内容を読むと... 図で、「浮上するのは図の下の部分であり、固定された上の部分から 「上方向に吸引浮上」します。 能動的な制御していないのに、吸着してしまわずにある程度の間隔が空き、 その位置で安定する、というのがこの技術のポイントです。 強力な磁石で吸引するだけだと、ひっついてしまいますが、 磁気遮蔽をうまく行い、至近距離では吸引力が(さほど)作用しないので ある程度近づけば引き寄せられなくなる、というのが No.4 さんも言われてる事です。

  • foobar
  • ベストアンサー率44% (1423/3185)
回答No.4

「HTS bulk cooled at zero-field were used.」は「ゼロ磁場中で冷却されたHTSバルクが使われた」でよいでしょう。 磁石(多分、磁極が左右に来ている?)の直下にゼロ磁束のHTSを置くことで、HTS近傍での磁束密度を下げることで、HTS下の少し離れた部分に磁束密度が高くなる空間を作って、強磁性体にこの空間に吸い込まれる力が作用する、ってのを使っているように思います。

bd97814
質問者

補足

回答ありがとうございます。 「強磁性体にこの空間に吸い込まれる力が作用する」ってことは、強磁性体と磁石がくっつこうとしてしまって浮上しないように思うのですが。

  • shokker02
  • ベストアンサー率45% (204/446)
回答No.3

詳しくなく、回答でもなくてすみません。 これが関係しますかね... http://jstore.jst.go.jp/cgi-bin/patent/advanced/pat/detail_pat.cgi?patid=15118&detail_id=25632 もっとも、これは「吸引浮上」ですけど。 吸引なんですが、能動的な制御無用で吸着してしまわずに 適当なギャップの位置で安定する、というのがポイントだとか? ここのページは図も見られます、図3が質問文の図とソックリなんですが、 「どっちがどういう力で浮上する」のか確認された方がよろしいかと。

  • BASKETMM
  • ベストアンサー率29% (240/806)
回答No.2

質問者様 ご質問をいくつかに分けてください。 1.磁気浮上 2.超伝導 3.高温(超伝導) 4.一つ一つの単語 分かっておられることと、新たにお知りになりたいことを書いてくだされば、具体的な回答が集まると思います。 上記の項目について簡単な説明をすれば、(そんなことは知っていると云われるかも知れませんが) 1.磁石のSとS、NとNは反発しますから、車体に取り付けた磁石と線路側のの磁石の極を合わせれば、反発力で、浮上する。 片側は永久磁石でもよいが、反対側は、電磁石を使わなくては、制御が出来ない。電磁石はコイルに電流を流して作る。 電流が流れるから、損失が出る。 2.超伝導という現象があり、ある種の物体は、温度を絶対零度に近づけると抵抗がゼロになる。このようなもので電磁石のコイルを作ると、(抵抗がゼロであるから)電流を流しても損失がない。 3.絶対零度付近まで温度を下げるには、設備とエネルギーが必要である。そこで、あまり温度を下げないで、超伝導現象が起こすための研究が始まった。これを高温超伝導と呼ぶ。高温と云ってもマイナス100度C より低い温度である。室温での超伝導は私に知る限り未だ実現されていない。 以上を前提として、ご質問を具体的に書いてください。

bd97814
質問者

補足

すみません。英語で書かれた論文を理解しようとしているのですが、具体的に書きますと、 まず、この装置はactive control systemなしで浮上可能な装置だそうです。 画像の下のElectronic Scaleを使って浮上力を測定するという実験で、Ferromagnetic Barには鉄を使用しています。実験は小さなモデルを使って行っています。 実験の手順は (1)車体の内側にHTSバルクを設置し、Electronic Scaleの上にFerromagnetic Barを置く。 (2)永久磁石の磁束がFerromagnetic Barに影響しない距離(100mm)まで車両を動かす。 (3)HTSバルクをzero-field、77Kで冷却し、超伝導状態になった後、永久磁石をHTSバルクの上に一定の距離を空けて設置する。 (4)車両はGapが0mmまで落ち、再びもとの位置(100mm)に戻る。Electronic Scaleにより浮上力が測定される。 というものです。 電磁石を使うとはどこにも書いてありませんでした。 それから「永久磁石からの磁束はHTSバルクのシールディング効果により、HTSバルクを避けるようにしてFerromagnetic Bar(鉄)に着く、これが、active control systemなしで浮上を続けることを可能にする。」と書いてありました。 これから私は浮上どころか、磁石と鉄がくっ付こうとするのではないかと思いました。しかし、それだとHTSバルクがある意味がないし、浮上もするはずがないので分からなくなっています。シールディング効果によって磁石の磁束がHTSバルクを避けることに何の意味があるのかもわかりません。 実際にはHTSバルクは永久磁石により多少磁化されるらしいのですがそれは浮上の特性が変わるというだけで、浮上のするかしないかということには関係ないと思いますし。 もう1つの質問は「zero-field」の日本語訳は「ゼロ磁場」でよいのかということです。

回答No.1

多分・・・URLで説明しているマイスナー効果だと思います。

参考URL:
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9E%E3%82%A4%E3%82%B9%E3%83%8A%E3%83%BC%E5%8A%B9%E6%9E%9C

関連するQ&A

  • 超電導バルク体の浮上原理を教えて下さい。

    着磁した高温超電導バルク体に外部磁場を印加したら浮上するのですが,その原理が分からないので教えてください.ちなみに、今考えているのが,「着磁した時バルク体は磁気エネルギーを持ち,そこに外部磁場が印加され,バルクは侵入してこようとしている磁束を排除しようと(内部の磁気エネルギーを一定に保とうと)してその内部磁気エネルギーと外部磁気エネルギーの差が浮上エネルギー(位置エネルギー)に変換されてバルク体は浮上をする」です. 同ですか,実験結果と合わないんです.すいませんが,ご指導お願いします.

  • リニアモーターの原理

    リニアモーターカーの浮上の原理と案内の原理についての質問ですが、 原理としては、 (1) 車両に取り付けられている超伝導磁石が作る磁場・・・磁場 (2) 車両の前進・・・力 で、フレミングの法則から、誘導電流がコイルに流れ電磁石になる ということでよいのでしょうか? 高校の時の教科書を調べればすぐにわかることなのですが、 教えてください。 参考サイト http://www.pref.yamanashi.jp/linear/technology/technology.html

  • なぜ高温超伝導は実用化が進まないのか

    リニア新幹線のニュースをよく耳にするので、 てっきり新たな高温超電導の発見のおかげで実用化できるのかと思ったのですが、 JR東海によると、転移温度10Kのニオブチタン合金を使用するとのこと。 (http://linear.jr-central.co.jp/principle/index.html) 高温超電導の実用化にはうってつけの機会だと思ったのですが、なぜいまだに実用化が進まないのでしょうか? (以下は私なりの予想) ニオブチタン合金は加工が容易で、比較的安価で実用化に向く。 一方、すべての高温超電導磁石は加工が難しく、比較的高価で、臨界電流密度も足りず実用化が困難。 2005年に山梨実験線で、ビスマス系高温超電導磁石を用い冷媒なしの直接冷却での走行に成功したが、 2014年度中に着工予定のリニア新幹線には間に合わないか、安全性が保証できないか、ニオブチタン合金を使用した場合と比べて金がかかりすぎる。 ヘリウムの輸入価格は上昇しているが、輸入先を広げることで下げることができ、 ヘリウム循環装置を利用することで使用量を減らすことができるので問題ない。

  • 超伝導:シールディング効果とマイスナー効果の違い

    私が疑問に思っていることは、 「高温超伝導体において、温度-磁化率グラフをとった場合、zero field cool (ZFC)での測定結果と、field cool (FC)での測定結果が異なる理由は何故か」 と、いうことです。 この問題に関して今のところ、シールディング効果とマイスナー効果の違いが大きな原因だと理解していますが、その言葉以上の理解はできていません。 http://soudan1.biglobe.ne.jp/qa1900832.htmlを見ますと、ZFCでの測定がシールディング効果を表し、FCでの測定がマイスナー効果を表すということは分かりました。 ところが、なぜ両者で磁化率の値が異なるのかという点がよく分かりません。 「ZFCでは磁場侵入長が短く、高いシールディング率が得られる」、という話を伺ったことがありますが、ということはFCでは磁場侵入長が大きいためにZFCより低温での磁化率の絶対値が小さくなっているのでしょうか。 また、もしそうだとするならば、なぜ両者で磁場侵入長が異なるのでしょうか。 ご回答いただければ幸いです。よろしくお願い致します。

  • 磁性の基礎(ZFCの状態)

    磁性初心者です.すみません. ZFC(zero field cool)の状態とはゼロ磁場で高温での磁化の状態そのままで冷やすということはわかるのですが このとき格子の振動ともにスピンも止まるということ なのでしょうか? 1格子の振動が止まる=電子もとまる 2格子の振動が止まる=電子は止まらない 電子が止まると考えると(違うに決まっているが) スピンは消えるし,電子は止まっていないとすると 磁場をかけたとき反応してしまいそうな気がするし・・ 格子の振動とZFCがどういう意味を持っているのか 教えてください.強磁性とか反強磁性を例に教えていただけると幸いです お願いします

  • 反磁性体の磁気浮上について

    薄いグラファイトを永久磁石の上に浮かせることを考えています. グラファイトの磁化率について,磁場Bと平行なときの値をχp,磁場Bに垂直なときの値をχvとすると, χv<χp<0 であると思います. また,透磁率μ0の空間において,グラファイトの微小体積δVに蓄えられるエネルギーδuは, δu = -(χ・B^2・δV)/(2μ0)+(重力によるポテンシャル) であると思います. ここで,質問です. 「薄いグラファイトが,磁場に垂直になったときに安定状態となるのはなぜですか?」 エネルギーが小さいほど安定するという単純な考えでは,磁場に平行になったときに安定状態となる気がします.

  • 高温超伝導体についてです。

    高温超伝導体についてです。 最初に見つかった高温超伝導体の結晶構造はペロブスカイト構造と岩塩型構造が交互に積層した層状構造ですが、なぜこの層状構造だと高温で超伝導現象が起こるのでしょうか。

  • 磁気浮上

    http://dbjet.nii.ac.jp/pub/cgi-bin/detail_jr.php?id=323 この磁気浮上装置についてです。 いま磁石ユニットに負荷重量をぶら下げると、ガイドレールとのギャップ(すき間)が広がり、電磁石の磁力が強まって磁石ユニットの吸引力が増します。吸引力が増せばギャップは狭まりますが、狭まることにより永久磁石による吸引力が増します。このとき、電磁石を働かせる電流をできるだけゼロに近づけながら浮上状態を安定化させると、ギャップの狭まりで増した永久磁石の吸引力により負荷重量が支持できるというわけです。 ギャップが広がると電磁石の磁力が強まるとありますがこれはなぜでしょうか? 電磁石に電流を流してセンサで制御しているということでしょうか?

  • 超電導磁気浮上列車にはどのような事故リスクがあるのですか?

    超電導磁気浮上列車にはどのような事故リスクがあるのですか? 上海Maglevを時々利用しますが、430km/h運転と聞いていたにもかかわらず、拙者が利用した時はいつも最速300km/hの運転でした。 安全性の問題で営業速度を落としているのでしょうか。 300km/h運転に抑制しておれば安全性が向上するのでしょうか。 上海の場合は営業距離が短いので所要時間は大差なく実用上の問題は無いのですが、公称速度で運用しない理由が不明です。 300km/hであれば20世紀に活躍したJR九州の500型新幹線で実用化した水準ですし、今後もJR東で従来型のメカニズムで320km/h運転が計画されているそうですから、あえて超電導磁気浮上に拘る必要のない速度ですね。 拙者が少年のころは原子力発電が夢の技術と言われて、今頃は火力発電に依存しない世界になっているはずでした。 実用化したあとから色々な問題が開示されましたが、今後の新技術開発には開発段階からインフォームドコンセントのように情報開示したうえで社会的な認知を得てゆく必要があると考えます。 科学者の皆さん、超伝導を利用して磁気浮上させる交通機関にはどのような潜在的事故リスクがあるのか、一般大衆に解る言葉でご教示ねがえませんか?

  • 高温超伝導 高温超電導 超伝導 超電導 論文

    高温超伝導体についての間違った、またはウソの内容が書いてある論文があったら紹介して下さい!よろしくお願いします!!!