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人命が尊い理由
人命が他の生き物の命よりも尊いとされている最大の理由は、 人間が他の生き物よりも知能が高いから、 ということになるのでしょうか？ それとも、別の最大の理由があるのでしょうか？
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道ばたの雑草を引き抜いても誰も怒らないでしょう。 道ですれ違った人を殺すと罰せられます。 ダニ、ゴキブリ、ノミは見つけるどころか、待ち受けて駆除します。 『ドロボウホイホイ』（もちろんゴキブリホイホイと同じ捕まえ方）って言う商品を造ったら非難されるでしょう。 でもね、戦争だと違うんです。 戦争では道ばたの雑草でも引き抜くかのように敵を殺すんです。 対人地雷のようなエグイ罠を仕掛けてもいいんです。 命は平等ですね。 最も尊い命、自分のＤＮＡを引き継ぐ子供や孫。 次に尊い命、自分自身。 その次の尊い命、自分のＤＮＡの継承を助けてくれるパートナー。 有性生殖である限り、上位３段はどんな動物でも共通です。 「人間の命は尊い」のではなく、「俺と俺の一族の命は尊い」が正解です。 そして、【俺】は人間に限りません。 平等ですね。 しかし、「俺と俺の一族の命は尊い」と表現できる能力を持っているのは人間だけです。 【俺】＝【人間】が成り立つので「人間の命は尊い」も正しいようです。 私は「全ての命は尊い」とは思いますが、「全ての命は【等しく】尊い」とは思っていません。
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聖書を読んだことがない人は聖書について語らない方がいいと思う... 神が自分に似せて造ったのは"人"ではなく"男"。 聖書が文化に根付いている地域では聖書の記述によって"人"の命が尊いなんて概念はない。 そういうおかしな解釈をしている団体は統一教会とエホバの証人くらいのモノ。
お礼
＞聖書が文化に根付いている地域では聖書の記述によって"人"の命が尊い ＞なんて概念はない。 人の命が尊いという概念がないので、殺人はお咎めなしということですかね。
- nubewo
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真実はどうかさておき、人命が他の生命より尊いと「されている」理由は西洋のキリスト教史観・機械的自然観によるものでしょう。 神は自分の姿に似せて人を創ったそうな。そして当時の人々は、世の真理を認識する「理性」と神の寵愛を受けうる「信仰」を持っている人間が最も優れている、と考えたわけです。 そして中世になり、科学が発展します。すると「自然とは神が人間のために創ったもの」という観念が強調され、ほかの生き物を人間と同列に見ずに利用する方とされる方に分けました。 産業革命を経て西洋の力が世界中に及び、いつの間にか西洋の倫理観が日本を含め諸外国にも浸透しました。結局、「自由」とか「平和」とか「権利」と同様、西洋が出発となり国連などで世界中に及んでいる考え方ですね。 まぁ、こういう背景で、人命が最も尊いと「されている」んですね。本当に人命が尊いかどうかはおいておいて。
お礼
＞真実はどうかさておき、人命が他の生命より尊いと「されている」理由は西洋の ＞キリスト教史観・機械的自然観によるものでしょう。 わが国では、キリスト教が伝来する以前から、犬殺しより殺人の方が刑罰が重かったと思いますが。
- tyoukaifusuma2
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あらゆる生物は同種の生き物を他種の生き物より は尊重すると思います。 えさ・なわばりの奪い合いなどはあるかもしれませんが、 相手を殺して食べるという行為は滅多に無いことだと 思います。 なので人間が同種の人間の命を尊重することは、 至極当然なことのような気がします。 しかしあくまでも人間にとっては人間の命が一番だし、 犬にとっては犬の命が一番になるかと思います。
お礼
＞相手を殺して食べるという行為は滅多に無いことだと思います。 なるほど。生物学的な考察ですね。 ＞しかしあくまでも人間にとっては人間の命が一番だし、 ＞犬にとっては犬の命が一番になるかと思います。 うちのワンちゃんは、おそらく犬の命より(自分は別として)、おまんまをくれる人間様の命を尊重しそうです(笑)
- ribisi
- ベストアンサー率28% (247/864)
尊卑は別として、 人間と他の生物とで違うと思うのは、 個体による生き方のバリエーションが、 人間の場合、豊富だということです。 例えば、バクテリアＡとバクテリアＢでは、 どちらも似たような一生を送ると思われますが、 ＡさんとＢさんの一生はまったく違います。 積み重ねてきた人生の重みを思うと唖然とするくらいです。 繰り返しますが、だから人間の命のほうが尊いと いうのは奢った考えだとも思っています。 他の生物がいなければ、人間は生存できないわけですし。
お礼
＞繰り返しますが、だから人間の命のほうが尊いと ＞いうのは奢った考えだとも思っています。 奢った考えをしないなら、殺人も犬殺しも同罪になることになりますが、それでもいいと思われますか？
- nes_
- ベストアンサー率25% (161/643)
>人命が他の生き物の命よりも尊いとされている これは生命の「序列」を前提にした問いですから、少し危険だと思います。どんな生き物でも一生懸命生きていますし、まずは「自分の命」あってのものだねということは、少し考えればわかることです。その上で、他の生命に対する「尊重」はあっても、「序列」などありえません（ちなみに、この「尊重」というのも人間だけの観念です）。 ＃１＃３＃４の方の回答と同じになります。「人命が最も尊い」という序列をつけられるのは人間だけです。人間中心の考え方をしてはいけません。 余談ですが、 人間もかつては、他の動物たちと「弱肉強食」の世界で共存していました。しかし、進化の過程で都市という要塞に引きこもり、他動物の生命を支配・操作できる「権力」を持ってしまったのです。やっかいな問題としては、ここですね。 人間だって、ジャングルに放り込まれれば、3日生きるのも難しいでしょう。蜂にも勝てない、自然界では最も弱い存在ですよ。ですから、生きていくためには「頭」を使うしかなかったんですね、それが人間の「観念」の根源でしょうね。＃６の言われているように、「いただきます」というのは、人間だけの特別な観念ではないでしょうか。
お礼
＞他の生命に対する「尊重」はあっても、「序列」などありえません ＞「人命が最も尊い」という序列をつけられるのは人間だけです。人間中心の考え方 ＞をしてはいけません。 少し考えればわかることだと思いますが、「命は様々な生き物が有しているものであるが、人命はその中でも別格である」という考えを否定して、あらゆる生命は同等であるという考え方は、非常に危険です。 「生類憐みの令」のようなものが再び発動しかねません。場合によっては人食いも肯定されてしまいかねません。 ＞人間中心の考え方をしてはいけません。 人間から離れて、神の視点になって物事を見れると思うようなことがあったら、そちらの方こそが、危険極まりない思想だと思えます。 人間は、人間以上でもなければ人間以下でもないのです。
- myeyesonly
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こんにちは。私の考えはNo6さんとほぼ同じです。 特に「いただきます」の話は、子供の頃、母からうるさく言われました。 母は、そのまた母からそう教わっていたようです。 亡きおじいちゃんも同じ事言ってた記憶がありますね。 もしかしたら、忌み嫌われてるゴッキーだって、本人（虫？）たちは、「われわれが一番とうとうい存在だからどこへいって食事してもよい」とか、ゴッキー語で主張してるのかもしれません。(爆)
お礼
＞ゴッキー語で主張してるのかもしれません。(爆) ゴッキー語を勉強したくなりました！ ありがとうございました。
- pippy
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非常に難しい問題ですね。法哲学の領域でも昔から論議されているようです。 昔から議論されているにもかかわらず、いまだ解決していない問題ですから、どれが正しいということは出来ないでしょうが、私として一番もっともらしいと思える考え方は次のようなものです。 －－－－－－－－－－－－－－－－－－－－ イーデーがエーゴーに問います「なぜヒトは他の生物より尊いのでしょうか？」と。 エーゴーはこう答えます「ヒトが他の生物よりも優れているからだ」と。 「ヒトは他の生物よりも知能が高い。火も言葉も道具も使える。高度なコミュニケーション能力もある。生物として優れている。だから【優れた】生物でいるヒトは【劣った】生物である豚を家畜化し屠殺し食べることができる」と説明します。 それに対してイーデーが問います。 「では、もしサルが進化してヒトよりも優れた知能を有していたならば、あなたはサルの家畜になるのですか。もしヒトより知能がすぐれた知的生命体が外宇宙より来訪したら、あなたは彼らの奴隷になるのですか？」 エーゴーはこれに対して反論できず、論点を変えて反撃します 「では一体全体、おまえはどうするのだ？豚や牛を食わぬのか？それに農耕するにも地中の虫を殺す。おまえは穀物も食えぬぞ！」 イーデーは言いました「もとより、そのつもりです」と。 そしてイーデーはそのまま、家畜はおろか穀物も食わずに餓死したのでした。 －－－－－－－－－－－－－－－－－－ 上に書いたのは即興で作った寓話です。どう思いましたか？馬鹿馬鹿しいともいましたか？ しかし、実際にこのイーデーのように考えて、日夜知的生命体の来訪を恐れ、完全ベジタリアンになった法哲学者がいたそうです（栄養失調で死んだかどうかは、覚えていません）。 結局の所「ヒトは他の生物よりも優れている」という命題は、虚構であるというのが現在もっとも有力な考え方です。 私もベジタリアンにはなれませんし、また宇宙人がやってきても服従できません。だから、ヒトが他の生物よりも尊いというのはあくまで虚構にすぎないと考えています。 このような問題については、だれもが突き当たるものであると思います。しかし、あなたこれについて問題意識があるだけでも良いのではないでしょうか。世の中にはこのことを自明のように考えている方が多数おります。そのような方たちが時代の中でファシストや帝国主義者になっていくのですから。 どうしてもこの虚構が乗り越えられないのであれば、森鴎外の小説「かのように」をお読み下さい。あの時代にも有識者は同じ問題意識を持っていたということには本当に驚かされるばかりです。
お礼
＞しかし、実際にこのイーデーのように考えて、日夜知的生命体の来訪を恐れ、 ＞完全ベジタリアンになった法哲学者がいたそうです ここがわかりません。知的生命体が、ベジタリアンと肉食者を区別して扱うと決まっているわけでもないと思うのですが？ ありがとうございました。
- arukamun
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こんにちは 人命だけが尊いというのは、人間の傲慢です。 どのような生命にしても、自分が生きていくためには他の生命を食する事で生きて行かなくてはなりません。 我々日本人は食事の前に「いただきます」と言いますよね。これは命を頂きますという事なのです。 例えば、鯨は頭の良い生物なので、それを食する日本人をバッシングしたりするが、牛や豚や野菜なら良いという理由にはならない。 ベジタリアンだからとか言っても、生命を食するという罪の重さは変わりません。 では、なぜ生きていくのかというと種を残し繁栄する為だとすると、自分と同じ種の命が一番尊いという事になります。 決して知能の高低では無いと思います。
お礼
＞人命だけが尊いというのは、人間の傲慢です。 人命だけが尊いと、誰か言ってますでしょうか？ 「だけ」と「より」の違いを辞書で調べて頂ければ幸いです。 ＞では、なぜ生きていくのかというと種を残し繁栄する為だとすると、自分と同じ ＞種の命が一番尊いという事になります。 そういうことかも知れませんね。
ヒンドゥー教は象の方が尊いようですよ。
お礼
ヒンドゥー教国でも、象殺しより殺人の方が刑罰が重いことはご存知ですか(笑)
- tamanegi_majin
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同族だからです。 そして、その言葉を作ったのが人間だから、人間が尊いということになります。 まあ、その内容に賛同するかどうかは別問題としてそういう事でしょう。 っていうか、ちょっと考えれば理解できる事だと思うのですが。 「貴方は『虫』と『母親』の命、どちらを優先しますか？」
お礼
＞っていうか、ちょっと考えれば理解できる事だと思うのですが。 ＞「貴方は『虫』と『母親』の命、どちらを優先しますか？」 ちょっと考えれば理解できる事だと思いますが、ペットの治療費には大金をつぎ込めても、異国の貧民の治療費にはそれができない人が大多数だと思いますが。
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お礼
＞道ばたの雑草を引き抜いても誰も怒らないでしょう。 ＞ダニ、ゴキブリ、ノミは見つけるどころか、待ち受けて駆除します。 ＞道ですれ違った人を殺すと罰せられます。 非常に明白なことですね。幼稚園児でもこのことを理解しています。 明らかに「人命」は別格として認識されています。それを否定されている方は、もしかしたら、神の視点に立っていると勘違いされているのかも知れないですが、そういう考えはある意味非常に危険です。オウムなどは、神の視点に立っていたから、あのような惨事を引き起こせたのでしょうから。 ＞戦争では道ばたの雑草でも引き抜くかのように敵を殺すんです。 ここは、ちょっと、私とは見解がわかれるところです。 侵略する側の方は、殺人鬼のような例外的存在と考えられるでしょう。 また、侵略を食い止めようとする側は、ゴキブリ駆除のように容易く決行することはできないでしょう。そこには、慎重に慎重を重ねた諸々の手続きが必要になってきます。 「戦争」というものが存在しているから、人命が軽く扱われていると定義付けることはできないと思います。そういう意味で「戦争」の例を持ち出されたかどうかは知りませんが。 ＞【俺】＝【人間】が成り立つので「人間の命は尊い」も正しいようです。 「人間の命は他の命よりも尊い」も正しくなりますね。 ＞「全ての命は【等しく】尊い」とは思っていません。 そうですね。尊さに序列ができることは仕方ないことだと思いますが、認められない人もいるようですね。 尊さに序列があるから、殺人と犬殺しでは刑罰の重さが違ってくることを理解して頂きたいものです。 ありがとうございました。