化学の問題についての質問です。

質問

化学の問題についての質問です。
(1)ベンゼン環の不飽和結合がエチレンの二重結合と異なることは、化学反応にどのような違いとして
　　あらわれるか、ごく簡単に20字程度で述べよ。

(2)ナフタレンを代表として、芳香族炭化水素は昇華しやすい。その理由を記せ。

以上の２問がどうしてもわかりません。
どなたか教えてください。
お願いします。

回答No.1

Saturn5

「どうしてもわからない」というのはどのくらい勉強されましたか？
ベンゼンの結合については芳香族の反応の根幹となる理論です。
芳香族の章の最初に書いてあるはずです。
(1)エチレンなどのアルケンの結合はπ結合というもので、
　不安定で付加反応をおこしやすいものです。
　ベンゼン環では６個の炭素が互いにπ電子を共有していて、
　６個セットの状態で安定な形になっています。
　これを共鳴安定化といいます。
　従って、付加反応をするとこの構造が壊れるので、
　付加反応よりも置換反応を受けます。
(2)昇華性についてはよくわかりません。
　有機物は基本的には分子間力だけで結合しているものが
　多いので、沸点・融点は低い物がおおいです。
　これに対して水は極性があり、水素結合をすることと、
　固体よりも液体の密度が大きいので、大気圧がある状況
　では液体になりやすいのです。
　逆に言うと、有機物は液体よりも固体の方が密度が大きく、
　大気圧のある状況では固体になりやすく、気圧の低い状況
　よりも融点が高くなります。沸点は低い物が多いので、
　これが逆転すると昇華性を持つのではないでしょうか？

お礼

くわしい解説ありがとうございます。
とてもわかりやすかったです。