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Macにもともと入っているHelvetica と有料のHelvetia
Macにもともと入っているHelvetica と有料のHelvetia は何が違うのでしょうか?Macの方はRegularで有料はRoman となっていますが、二つは別の物ですか? Macに入っているものを本の印刷などで使用してもいいのでしょうか?慣行とライセンスの両面から教えていただけると嬉しいです。 その他の違いについても色々教えて下さい。よろしくお願いします。
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- ohg-jiya
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単純にフォントの品質の面からみますと OSバンドルのD-fontであるHelveticaはTrueType, 有料のHelveticaはPostScript になります。 TrueTypeは事務用レベルの使用目的、PostScriptは商業印刷レベルの品質で作られています。 Macでは印刷用にはTrueTypeを使うのはご法度になっていますので、もし使うならアウトライン化が必要です。 で、商業印刷での書籍作りでは最後の最後まで文字訂正が入るのがふつうですからアウトライン化をできませんし、ペラ物とは違ってもし書籍1冊アウトライン化するとなると、データが重くなって処理もできなくなります。 ということで、アウトライン化不要の有料PostScriptを使用するのがセオリーです。 和文フォントでも同様で、商業印刷に使えるフォントは、OSバンドルフォントではOpenType=OTFのヒラギノ系だけです。
- sshiba
- ベストアンサー率69% (73/105)
質問がやや曖昧なのでお答えしづらいところがあるのですが、ポイントになるのは「書体デザイン」と「ライセンス」になるのかと思いますので、分けてお答えします。 なお、基礎知識として先に書いておきますと、"Helvetica"フォントというのはアメリカのLinoType社(*1)が著作権を持っているフォントです。 (*1) http://www.linotype.com/ ■ 書体デザイン Mac OS X付属のHelveticaフォントと、販売されているHelvetica Romanフォントでは、見た目のデザインは殆ど変わらない…と言って差し支えありません。厳密に言えば若干デザインし直されていて、「重ねて透かして比べてみると違いが分かる」というくらいの違いです。 ■ ライセンス Mac OS X付属のものと販売されているフォントとの違いはこちらの方が大きくて、この部分に関する限り「明らかに別物」なのですが、個人でプライベートな用途に使う限りその違いを意識する必要はまずないだろうと思います。 気を付けないといけないのは「商用利用」にこれらのフォントを使いたい…という場合で、Mac OS X付属のものはライセンス的にはちょっとグレーなのですが、「Mac OS Xの使用許諾契約書」(*2)に記述されている範囲でしか利用できない…と考えていただいた方が良いだろうと思います。 その分、販売されているHelvetica Romanフォントであれば、そうした制約はかからなくなる(可能性が大きい)と思いますが、そこも販売されているHelvetica Romanフォントの利用許諾契約書の内容を確認していただく必要があるでしょうね。(世の中には同一のフォントであっても「商用/非商用でライセンスも販売価格も異なる」というものも普通にありますから) (*2) http://images.apple.com/legal/sla/docs/macosx106.pdf (Snow Leopardの場合) いずれにせよ、質問の中にある「本の印刷などで…」という部分ですが、これだけですとそこで言っている「本」というのが「商用利用」に該当するものなのか、単なるプライベートなもの(例えば「自分でプリンタに印刷したものを束ねた冊子のようなもの」)なのかが判断できませんので、結論めいたことは何とも言えないところがあります。