パスポート盗難による強制送還

質問

外国に旅行に行ったとき、理由も教えられないまま強制送還されました。　
日本に帰されてからその国の大使館にクレームを言ったところ、２０年近く前に盗まれたパスポートを使って、悪い人がその国に何度も入国して悪いこと（詳しくは教えられず）をし、そのデータが残っているので入国拒否せざるを得なかった、といわれました。　
・・・ということは、今後海外旅行に行っても、また同じ目にあう可能性があるということなので、外務省に相談に行ったところ、「ビザが必要ない国でもビザを発給してもらって旅行すれば、大丈夫な可能性が高い」といわれました。　パスポートを取られたときに、きちんと届出をしたにもかかわらず、邦人がそんな目にあっているのに、呑気な外務省に頭にきました。　
こういう案件について、どこか相談できる場所はないでしょうか。　いちいちビザなんか取っていたら、お金もかかるし、外務省の怠慢としか思えません。

ちなみに、盗まれたパスポートは期限が切れていても、「氏名／生年月日／発行地」のデータで売買されているので悪用される可能性があるそうです。

回答No.1

gunta

「ある国に問題無く入国する」という目的を達成する、という件に関しては、不条理ですが事前にいちいちチェックして対応する以外ないと思います。

全世界の全ての渡航・犯罪データのチェックや、将来似たデータの個人が入国しようとした場合の対応の指導を全世界の全てのチェックポイントに一斉に行うのは、たとえ外務省の全面協力があっても無理です。ことの顛末を記した書類を携行したにしても、判断の助けになる可能性はありますが、通行手形のように効力を発揮する書式は思いつきません。そもそもパスポートがその携行者を問題無く通過させるように、という政府の要請書ですから。それを提示された国が入国を受け入れるか否かはあくまでその国の問題です。

その手のデータの電子化、集中化は確かに進んでいますが、今日明日に状況が変わる段階では無いです。例えばヨーロッパでシェンゲン条約を発動するとき、いろいろ法や設備が整えられましたが、それでも同じ問題が発生しています。（あるオランダ人は再三各国にデータの是正を求めたにもかかわらず、ヨーロッパ内でパスポートをチェックされるたび逮捕されてしまう！ など）

たいていの国ではビザの発給や入国を拒否された場合、不服申し立てができる制度がありますが、それに勝ったからと言っても「じゃあ次は入国していいです。」というだけです。

被害者の手間とお金で対応しなければいけない状況はおかしいですが、具体的なその他の対応策は現時点では出ていないと思います。

補足

早速の回答をありがとうございます。
でも、やはり納得できないです。
強制送還で飛行機に乗せられるとき、監視担当者がオフレコのような形で、偽パスポートの写真は本人と全く似ていないし、担当官一同、本人が「悪人」とは別人であることはわかっている、みたいなことを言っていました。
それなのに「形式上」退去させるということが納得いきません。
実際に航空券だけでも（帰りは変更不可のチケットだったため二重買い）１００万円近い損害です。

同じような被害者が他にもいるのであれば、外務省や政府は各国と連絡を取り合い、何らかの措置をとる必要があるのではないでしょうか。