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複素積分
この問題が解けません。どうか教えてください。 ∫(0→∞) (x^2 + a^2)/(x^4 + a^4) dx (a > 0)
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- alice_44
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因みに、この積分は、「複素積分」としては 値が確定しない。 この被積分関数は、実関数としては正則だが、 複素関数としては 4 個の極を持ち、 従って、複素積分は、経路に依存する。 (0→∞) だけでは、複素積分路を指定 したことにはならない。 もし、(0→∞) が暗に実軸に沿う経路を 意味しているとすれば、 実軸上で、実数値をとる関数を積分して いるのだから、「実積分」以外の何でもない。
- alice_44
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「実績分」でしょ? 初等的に行こうよ。 まづ、分母を因数分解する。 x^4 + a^4 = (x^2 + a^2)^2 - 2(x^2)(a^2) = (x^2 + a^2 + (√2)ax)(x^2 + a^2 - (√2)ax). 実係数ではコレ以上分解できないことは、判別式を計算してみれば判る。 部分分数分解は、これを使って、 (x^2 + a^2)/(x^4 + a^4) = A(x^2 + (√2)ax + a^2)’/(x^2 + (√2)ax + a^2) + B/(x^2 + (√2)ax + a^2) +C(x^2 + (√2)ax + a^2)’/(x^2 - (√2)ax + a^2) + D/(x^2 - (√2)ax + a^2). と置くのだけれど、毎度のように真面目に係数決定をしなくても、 A = C = 0, B = D = 1/2 であることは、この式の場合、ヤマカンで解る。 もちろん、通分して係数を比較しても ok。 以上により、 与式 = (1/2) ∫[0→∞] dx/(x^2 + (√2)ax + a^2) + (1/2) ∫[0→∞] dx/(x^2 - (√2)ax + a^2). と変形できたことになる。 右辺の二つの積分は、分母を平方完成して ∫ dt/(t^2 + 1) に帰着させるのが定石。 u = (x + a/√2)/(a/√2), v = (x - a/√2)/(a/√2) で置換積分して、 与式 = ((1/2)/(a/√2)) ∫[1→∞] du/(u^2 + 1) + ((1/2)/(a/√2)) ∫[-1→∞] dv/(v^2 + 1). 後は、∫ dt/(t^2 + 1) = arctan t を使えば、 与式 = ((√2)/(2a)) ((π/2) - (π/4)) + ((√2)/(2a)) ((π/2) - (-π/4)) = π(√2)/(2a). ∫ dt/(t^2 + 1) を既知としたくなければ、t = tanθ で置換積分すればよい。
- info22_
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∫(0→∞)(x^2+a^2)/(x^4+a^4) dx =(1/2)∫(-∞→∞)(x^2+a^2)/(x^4+a^4) dx =(1/2)∫[C] (z^2+a^2)/(z^4+a^4) dz (C=C1+C2,C1:-∞→0→∞、C2:Re^(iθ)(θ=0~π,R→∞)) 積分閉路内の一位の特異点z=(±1+i)/√2における留数を求めて、 留数定理を適用 =(1/2)2πi{-i√2/4-i√2/4}/a=π(√2)/(2a)