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法とルール
法とルール違いについて教えてください。 また、何か面白いルールを教えてください。
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質問者が選んだベストアンサー
現在の日本においては、ルールという単語が、あまりにも簡単に使用されている気がします。 ルールは日本語で訳せば規則です。しかしながら、いまや規則と呼ばれるものは数多く存在していて、 それらルールに共通する法的な性格や形式的な効力を見出すことはできない状態です。 日本における唯一の立法機関は国会ですが、 日本には国会以外の機関が制定する規則とよばれるものがたくさんあります。 これらのものも英語に訳せばルールです。 これら規則に共通していることは、それぞれの機関が自主性や実務経験に基づいて制定権をあたえられているものがルールです。 このように法と規則(ルール)の大きな違いは、その制定機関が違うということです。 また規則の内容は、ただ単に機関の内部事項を定めるだけのものではなく、 一般人をも拘束するものとなります。 しかし一般人を拘束するだけで、厳密に言えば強制力はありませんが、法は原則として 強制力を持っています。 このように法が強制力を持っていることが紛争の予防及び解決に役立っているのであって、 このような法の効力が重要な役割を果たしています。 強制につながらない規則も、国家が規範としての意味を持ちうる場合もありますが、あくまで規範の範疇内のことです。 法を考えるにあたって、法の目的は社会正義と公平の原則に従って、社会を規律し法的安定性をもたらすことです。つまり社会秩序を維持して、国民間の利害を調整して人に経済的・文化的に値する生活を営ませることこそが法の目的です。 質問者様の法とルールの違いを述べるに際しましては、この教えてグーでは書き込めないほどの膨大な記述を必要とします。 法の歴史からはじまり、法の種類(市民法、万民法、社会法とか英米法や大陸法など)の内容からの検証が必要となってきます。 そこから法の目的や効力、社会規範や妥当性、安定性を考察していかねばなりません。 そうしますと膨大な記述量になりますので、 制定機関が違うということと、強制力の有無が相違点であるということを不十分ですが回答にさせていただきたいと思います。 次に面白いルールですか? いろいろあるのでしょうが思い浮かびません。 昨年の映画の「カイジ」には鉄骨渡りのルールがあったし、 公開中の映画「インヴィクタス」も、ラグビーにルールがあるから面白いのですよね。 逆に昨今問題になった年金も、たとえ受給権が発生しても請求しなければ 年金は交付されないという裁定制度にしてしまったからもらえない人が 続出するのです。 これなどは最低(最低)のルールだと思います。
その他の回答 (1)
法には罰則がある。ルールには罰則がないものの、同様に守らなければいけない。
お礼
ありがとうございます。
お礼
丁寧な解答ありがとうございます。