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乗数効果

何度先生に聞いても、何度本を読んでも凡その事しか判りません。乗数効果を具体的な例を挙げて教えてください。人に説明しなければならず、熟知する必要があり困っています。 なお、ご回答にあたり検索サイトの引用はご遠慮いただきます、専門家の方からのみでお願いします。

質問者が選んだベストアンサー

  • ベストアンサー
  • at9_am
  • ベストアンサー率40% (1540/3760)
回答No.2

#1の方の説明は、間違っています。 簡単にいえば、1億円の政府支出増(公共投資等)が及ぼすGDPの増額分を言います。例えば、1億円の政府支出の追加があり、2億円のGDP増加があれば政府乗数は2になります。 基本的な波及経路は次のようになります。 追加的な政府支出があったとすれば、その一部は給料などになります。すると、所得が増えた人は増えた分の一部を追加的に消費します。この追加的な消費は別の人の所得になりますから、所得が増えた人はその一部を消費に回すことになります。この効果は徐々に小さくなりながら波及していきます。 例を挙げて説明すると次のようになります。 1.国が A 社に発注をかけ、お金を支払います。 2.すると、A 社は、B 社などから材料を買うか、C 銀行に利子を支払うか、給料を支払うことになります。しかし、B 社や C 銀行なども材料を買うか利子を支払うか給料を支払うことになりますから、結局のところその大部分は雇用者をはじめとした消費者の手に渡ることになります。 3.消費者は、収入が入ったので、お金を一部は貯蓄に回すかもしれませんが、一部を消費します。ここでは D 社から買ったとしましょう。 4.D 社は、この売上で E 社に材料代を払う、F 銀行に利子を支払うか、給料を支払うことになり、E 社や F 社に支払われた額の大部分は雇用者をはじめとした消費者の手に渡ることになります。 以下、3.と4.の繰り返しです。 ここで注意すべきは、消費者は所得のすべてを使うわけではない、という点です。したがって、国が支払った額よりもD社が受け取る額は当然小さくなります。なので、このサイクルを繰り返すと当然のことながら額が徐々に小さくなり、最終的にはゼロになることが分かると思います。 ここで、3.のときに消費する割合のことを消費性向とよびます。 このサイクルの構造から、この消費性向が下がれば(つまり消費があっても使わなくなれば)、乗数効果は小さくなることが知られています。 常に一定割合を消費すると仮定すれば、無限等比級数の和として表すことができ、消費性向をcとおくと 1/(1-c) と書くことができることが知られています。

noname#115048
質問者

お礼

有難うございました。

その他の回答 (1)

  • tadagenji
  • ベストアンサー率23% (508/2193)
回答No.1

乗数効果とは投資した金額がなんども市場に出てくることをいいます。 たとえば、政府が公共投資で鉄道新設に金を出せば、工事を請負う企業がその金を受取ります。  これで1回 この企業は下請け業者に工事を発注したり材料の注文を出し支払います。  これで2回 下請け業者は従業員に仕事をさせて給与を払ったり材料道具を購入します。  また元請けに材料を納品した企業も社員に給与を払ったり材料を購入します。  これで3回 多重な企業が噛むとこの状態が繰り返しますが、最後のほうで労働者が受取った給与で家やら車などを購入する。  これでN回 という風に最初に投下した金が繰り返し市場に出てくる事を乗数といい、政府の公共投資での乗数は7-11と言われています。 政府が1兆円投下すると7-11兆円国内経済に影響が出てGDPに同額計上されます。

noname#115048
質問者

お礼

ご回答頂きましたが、この回答は間違っていますね。

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