「委任」について教えてください！

質問

六法を読んで考えてみたものの理解ができません、お力を貸していただけないでしょうか。

　取引先の会社が資金難に陥ってしまったことから、以前から取引関係にある当社が、その取引先に対して低い利率での貸付（融資）を行いました。
しかし、当社による貸付にも関わらず、当該取引は倒産し、当社は貸付金を回収することができませんでした。
取引先に対するこの貸付に当たって、当社の取締役にその業務を遂行する上での義務違反があるとされるのは、どういった場合でしょうか？

　また貸付にあたりこの取締役が、情報の不備や不足によって取引先の営業状況について誤解していた場合には
上記の注意義務との関係でどのような影響があるでしょうか。

宜しくお願いいたします。

回答No.1

poolisher · ベストアンサー

一番のポイントは会社の規定に従って正しく決裁されたものかどうかと
いう点です。

手続きに過失があったり、情報を意図的に操作して決裁が不正に行わ
れていた場合は当該取締役が個人として責任を問われることになるで
しょう。

二番目のポイントは必要な情報の収集や判断に過失がなかったかどうか
です。判断に必要な直近の財務・決算情報や取引先、金融機関の評価
などの収集に遺漏がなかったかどうか？
ただし、潰れそうだけど、敢えて支援をするという判断はあるわけです
から判断そのものの過失を問うことはかなり高度な問題になります。

三番目に、以上のように不正がなければ刑事罰は、過失がなければ民事
賠償は問われることはないかも知れませんが、実損害が生じれば会社
内規上の処分が生じる可能性もあります。

お礼

早い回答ありがとうございます。

非常にわかりやすい回答で私でも納得できました！

回答者様に頂いたご指摘部分に注意して
さらにもう一度勉強しなおしてみたいと思います♪

ありがとうございました。