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命題の反例はその命題の対偶の反例になるのでしょうか?

命題の反例はそのまま命題の対偶の反例になるのでしょうか? 回答よろしくお願いします。

質問者が選んだベストアンサー

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  • stomachman
  • ベストアンサー率57% (1014/1775)
回答No.2

 ある反例が反例であるためには、その対象は ∀x P(x) …(1) (どんなxについてもP(x)である) という形の命題であるはず。このとき、 P(a) を示せば、 ∃x(¬P(x)) (あるxが存在して、P(x)でない) であるから(1)の否定が証明されたことになり、このaが「反例」です。  ところで、命題(1)に「対偶」なんてものはありませんから、「対偶」という概念の出番がありません。  もしかすると、P(x)が(Q(x)→R(x)) という格好をしている場合、すなわち ∀x (Q(x)→R(x)) …(2) (どんなxについても、Q(x)ならばR(x)である) という話をなさってるのかな、と思いますけれども、この命題(2)にも対偶というものはありません。特に、 ∀x ((¬R(x))→(¬Q(x))) …(3) は(2)の対偶ではありませんのでご注意。  そもそも「対偶」というのは、命題が A→B という格好をしているときにだけ意味がある概念です。でも(2)では→は括弧の中に入っていて、ムキダシになっていない。(2)において、A、Bは何か、と訊かれたら答えられない。なので、(2)の対偶、というものはないのです。  それはそれとして、命題(2)のナカミの(Q(x)→R(x)) という所にだけに注目すると、(Q(x)→R(x)) と(¬Q(x))→(¬R(x))とは互いに対偶の格好をしていて同値である。なので、それを∀x( ) で囲って作った命題(2) と命題 (3)も同値である。だから、aが(2)の反例であれば、当然(3)の反例でもあります。  と、これがご質問の意図だろうとは思います。  が、しかしこのことを指して「命題の反例はそのまま命題の対偶の反例になる」と言うのはおかしい。対偶になったのは命題そのものではなく、ナカミの部分だけなのですから。

crazy-k
質問者

お礼

ありがとうございます。 難しいですが参考になりました。勉強してみます。

その他の回答 (2)

  • alice_38
  • ベストアンサー率43% (75/172)
回答No.3

「命題の対偶」という言い方が well defined でない ということは、私も常々感じるところではあるけれど、 「対偶」というのは、述語の対偶に限った物でもなく、 命題論理における P→Q と ¬Q→¬P もある訳で… あ、違うか。反例の話だから、全称命題に限定か… してみると、「命題の反例」という言い方も、また well defined でない訳で… ああ…

crazy-k
質問者

お礼

ありがとうございました。 難しいですが、がんばって考えてみます。

  • Tacosan
  • ベストアンサー率23% (3656/15482)
回答No.1

命題「p→q」に対して「反例」がどのような形になるか, その対偶の反例がどのような形になるかを考えてみてください.

crazy-k
質問者

お礼

ありがとうございました。 考えてみます。

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