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弁護士になるには?
大学一年生です。 弁護士という職業に興味を持っています。 まだ漠然と(特に他にやりたい学問がないというのもあって)考えている段階です。 今は政策系の学部に所属しています。 司法試験に合格するのに学部は関係ないとよく聞きますが、 これから具体的にどう司法試験に向かっていけばいいのかが分かりません。 ダブルスクールや予備校に通うべきなのか、独学で頑張れるものなのか、また独学といっても何をすればいいのか。 また、私は一度社会人を経験した後一般入試で入学致しました。受験勉強の経験は有るので、勉強に関して全くの素人ではありませんが、年齢的に現役や一浪二浪ほどの気持ちの面での余裕がありません。司法試験という難関にこれから立ち向かっていけるのかかなり不安です。今の段階でこのようでは難しいでしょうか。 色々教えていただければと思います。 宜しくお願い致します。
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- tsururi05
- ベストアンサー率31% (300/958)
まず司法試験というのは時代が変わっても、いろんな意味 で最難関の試験であるということは、頭に入れておいてく ださい。このような掲示板で気軽に「受かります」「簡単 です」という話はでてきません。つまりあなたの耳に聞き 心地のよい解答はありません。その点、やや厳しい解答に なることをまずご理解ください。 まず司法試験には、2つの道あり、旧司系と新司系です。 旧司法試験は今年で終了し、予備試験という名称に変わり ます。こちらは基本的に受験資格に制限はなく、大卒であ れば受験が可能です。しかし今のところ非常に難易度が高 い、たとえて言えば合格率1%程度が予定されています(この 点はまだ実施されていないので未知数です)。通常、司法試 験を受験するのは、東大、京大、早慶中あたりですから、 この辺のレベル校で、100人に1人の枠に入らなければ なりません。それが独学でマスターできるものであるのか、 それは個々の能力によってくるものでしょう。基本的には 予備校に通われることになると思います。 次に新司法試験ですが、こちらは法科大学院に入学して、 数年勉強した後に、司法試験にトライすることになります。 つまり法科大学院への入学、新司法試験と二つの試験があ ります。法科大学院への入学試験についてですが、こちら は、大学さえ選ばなければ独学でも可能だとも言われてい ます。特に未修者と呼ばれる法律を勉強されたことがない かたでも、入学できる枠がありますのでその際は、小論文 だけで合格することも可能でしょう。問題は司法試験の方 で、こちらは、合格率が20%程度ですが、未修者枠です と、合格率が10%を切ってくることもあります。つまり 法科大学院へ行って勉強しても、10人に一人くらいしか 試験に受かりませんので、その点で予備校が必要かという こととリンクしてくることになるでしょう。ただこの点は 法科大学院の教育にもかかわってきており、よい法科大学 院へ進めば、予備校代わりに指導してくれるところもあり ます。 以上の観点から、もし私があなたであり、絶対に弁護士に なりたいのであれば、後者の新司法試験コースを選択する こととなり、法科大学院への進学を視野に入れます。そし て少しでもよい法科大学院に入るために、未修者ではなく 既習者で入ることを志し、予備校に通うようにするでしょう。 それがもっとも弁護士になる確率が高いからです。 年齢の件ですが、これからこのよう司法試験というハード ルをくぐるのに、それはそれで問題となり得ます。しかし 弁護士という仕事の魅力や熱意があれば、不可能ではない と思います。 「カイジ」というコミックがありますが、人生、リスクと リターンの兼ね合いです。あなたがどこまでリスクを負担 して、リターンを享受するのか、その点を考える必要があ るのではないでしょうか。もし弁護士にどうしてもなりた いのであれば、法科大学院を視野に、あと最低7年間、が んばる必要があります。
- tkpai
- ベストアンサー率70% (35/50)
はじめまして。 現在は司法制度改革の過渡期です。といっても、もう終わりつつあるといってもいいですが。 司法試験に合格するための勉強方法以前に、どういう制度になっているかをご存知でしょうか? 旧司法試験は、ほぼ今年で終わります。今から初めて勉強するのでは間に合わないのが普通でしょう。 そこで次は、新司法試験について考えます。 新司法試験を受験するには、法科大学院を卒業するか、平成23年から実施の予備試験に合格する必要があります。 前者は2~3年かかります。後者は、法科大学院を卒業したのと同様に新司法試験を受験できるようになるものですから、法科大学院卒業者と同程度の実力が要求される難しい試験になることが予想されます。 さらに新司法試験は受験資格獲得後5年以内に3回しか受験できないとの受験制限があります。 合格後は司法修習を1年間行います。修習の最後の試験に合格すれば弁護士となれます。 法科大学院コースを辿ると、最短2年間大学院で勉強し、卒業後は働きながら受験するということをしなければ、合格するまでフリーターないし無職です。さらに無職のまま不合格が重なり受験制限により受験できなくなれば、30歳前後で無職という状態が完成します。 また、合格したとして最近は弁護士の数が増えているので、年齢が若い、難関大学・法科大学院卒業である、法科大学院の成績が良い、何らかの社会人経験がある、新司法試験に上位合格した、など1つでも有利な事情がないと良い法律事務所への就職が困難だったりします。 予備試験コースはまだ予備試験が実施されていないので情報が少なくなんともいえません。ですが、独学でも無理とは言い切れません。働きながら何度でも挑戦するというならありかもしれないと思います。ただ、法律事務所への就職はどうなるかわからないです。 以上のような現実をしっかり認識して、それでも弁護士になりたいという覚悟を持ったほうが良いと思います。そうでないとやっていけません。 既に制度をよくご存知であり、覚悟をもっていらっしゃるのであれば申し訳ありません。 そうであれば、何らかの勉強法について答えさせていただきたいと思います。
お礼
お礼が遅くなり申し訳有りません。 詳しい説明に感謝いたします。 まずは教えていただいたことから情報を集めて再度検討したいと思います。有難うございました。
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お礼が遅くなり申し訳有りません。 詳しい説明に感謝いたします。 まずは教えていただいたことから情報を集めて再度検討したいと思います。有難うございました。