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普天間基地移設

政権交代で普天間基地移設問題、新たな辺野古地区への新空港建設が揺れ動いています。以前より疑問に思っていたのは、沖縄県内での議論の中で下地島空港への案が聞こえてこない気が致します。騒音・環境・周辺への治安問題への解決策を論点とするのであれば、手っ取り早く下地島訓練飛行場への妥協案が有ってもおかしくはないのですが・・・。 巨額な費用を投じてまで、自然環境を破壊してまで辺野古基地推進するまでもなく、既に国内有数の巨大滑走路を完備し、既に旅客機の使用は皆無となっているはずです。ただし、民間機訓練用の空港なのですが・・・。 本島以外の県内離島に移設する事は何か不都合でもあるのですか?

みんなの回答

  • iamyou
  • ベストアンサー率26% (31/117)
回答No.5

あなたが投稿された私への補足ご質問を見て、私の当初予想よりもかなりまじめに基地問題を知ろうとされている方ではないかと認識を改めました。ご熱意にお答えして私ももう少し私なりのお話をさせてもらいます。まず最初に、あなたのご質問から受ける感じは、あなたご自身日本の現代史についてあまりご認識が豊かではないなと感じます。その点から、この問題に関してあなたに十分ご理解いただくのはかなりの無理を感じます。偉そうな言い方になりますが、もし私の見解で納得出来ない事が残りましたら、また改めてご質問下さい。  さて、「(沖縄の)苦渋の決断とは現在ではどのような意味を示しているのでしょうか?」とのことですが、あなたのこの再質問はこの後に続く文章と合わせて「基地が県外に出て行けば経済的に大きなメリットを失う事になるのを思って泣き泣き県内滞留を決断した」という意味に受け取られているものと感じました。しかしこれは私の言った意図と全く異なっていますし、このような理由で基地を受け入れたと考えることは沖縄の人たちの崇高な犠牲的決意を侮辱することです。私の言った意味は「基地は受け入れたくないが、それでは日本自身の安全保障と日米関係にとって大きな障害になろう。そうであるならばその大儀の前に敢えて自分たちの身を捧げよう」という「苦渋の決断」だと言うことです。そしてあなたは、米軍の基地は不要であり、置くとしても基地の所在場所として「本島ありき」がまずあって、その余のアイデアは世論を納得させるためだけの検討対象ではなかったのか、という疑いを持っているように感じます。しかし私は歴史的流れを丹念に追っていけば、日本へのアメリカの軍事力駐留は必然であり、駐留が必然であればその所在場所は沖縄が戦略的必然であったと考えます。そこから先、本島かあるいは別の島か、と言うような局部的問題は極めて高度な専門的知見を持って検討する事が必要であり、とても一市民レベルの人間が論じられる範疇ではないと理解しています。つまり信じるに足りる高度な専門家(軍事と政治両面の)によって検討してもらうしか無いと思います。そしてその結果を大所高所からの崇高な判断で、沖縄は必然として受け入れた、ということであろうと確信します。歴史に"IF"は無い、と言われます。これはつまり、裏を返せば「歴史は全て必然で成り立っている」と言うことでしょう。歴史上起こったことはあなたがいくら叫ぼうが全て必然なのです。

3580moon
質問者

お礼

御丁寧な指摘、ありがとうございました。確かに素人では密約も含めて素人に判断出来ない側面も多々にあるかと思います。普天間基地返還後の利用について地権者の中から容易に使用出来る代物では無いという声を聞きました。軍用地権を巡る不動産取引も存在する沖縄の民意は真っ二つに分かれるという姿を見るたびにメデイアで語られる沖縄とは程遠い現実を知る事になります。国防、軍事的立地に極めて都合が良い事は事実でしょう。ミクロとしてみるのかマクロとしてみるのかでは大きな隔たりが有るように感じています。そのレベルの違う視線で基地問題を問いかける事が困難なようですね。民主的な決断であれば民意を反映した必然性を見いだす事が出来るでしょう。政権もまた民意であり、市民もまた民意である以上、混乱は避けたいものです。 下地島の問かけは県内での負担軽減というロジックから幼稚な疑問を抱いたものです。やはりその中でもミクロの問題は派生するのですが。 ありがとうございました。

  • mk57pvls
  • ベストアンサー率58% (428/728)
回答No.4

こんにちは > 本島以外の県内離島に移設する事は何か不都合でもあるのですか? うーん、実は例のSACO協議の時には 伊江島、津堅島、なども普天間移転先の候補としては上がっていたみたいですよ。 他には(県内に限定すると)読谷補助飛行場、嘉手納地区、キャンプ・ハンセン キャンプ・シュワブや、勝連半島なども・・・。 特に最後の勝連半島(現 与勝半島)については、現在沖米海兵隊外交政策部の ロバート・エルドリッヂ氏が当時在籍していた阪大時代に書いた論文中で述べて おり、海兵隊の上級幹部も結構評価していた内容だったようです。 その(評価の)理由は 飛行場以外にも、軍港、弾薬庫、訓練場を周辺に一挙に作ってしまい、他の在沖海兵 隊基地の機能をほとんど集約してしまおう、というかなり野心的な案だったと事。 実は今回アメリカが辺野古沖にこだわるのも、そういう理由があるから、と言われて います。つまり訓練場は隣接するキャンプ・シュワブに、弾薬庫は辺野古に、それぞれ 既存の施設があるので、それがフルに使えるというのが辺野古沖移転のメリットという ワケです。 下地には空港(もっと素直に言うと"滑走路")しか無いんで他の施設を新たに作る必要 が生じるのですが、弾薬庫はまだしも訓練場となると、ちょっとそこまでの敷地は確保 出来ないと思います。 他の離島候補地もやはり同様な理由から却下されたのでは無いでしょうか? もちろん兵隊さんたちの娯楽も含めた生活インフラの観点もあるのでしょうが・・・。 今となってはもう"あとの祭り"ですが 「グアム統合軍事開発計画(GIMDP)」が発表された時(2006)に、 『おいおい、本当に普天間の代替基地って県内に必要なんですか? 先のロードマップ 合意では司令部機能移転云々って言ってたけど、こんなにいっぱいグアムに施設を 作るって、ひょっとして実働部隊が大幅移動でしょう?』 って丹念に協議をして いたら、もしかしたら今頃は「普天間はもういいや、いらない」と、なっていた かたもしれないですね。

3580moon
質問者

お礼

ありがとうございました。つまり、パッケージとして移転先に向いていないと言う事ですね。何か絶望的になります。そういうセットメニューなら県外移設という命題は現実的に不可能を承知で関係者は発言している感じがします。まあ、米軍とて合理的なパッケージを模索するはずですから部分移転は難しい気が致します。県外国外移設となると普天間・嘉手納・シュワーブ・トリイ・ハンセン諸々のセットメニューでしか動く事は現実的では無いのかもしれません。単なる複合施設のマイナーチェンジと考えるべきなのでしょう。

  • at9_am
  • ベストアンサー率40% (1540/3760)
回答No.3

簡単に言うと、狭すぎるからです。 海兵隊基地が必要とするのは滑走路ではなく、訓練施設その他諸々を含めたものです。 この点、沖縄本島に作れば、現在利用している沖縄本島北部にある訓練施設そのほかがそのまま利用できます。これを下地島に移設するとなれば、下地島・宮古島の大部分を軍事施設として大改造を行わなければならないでしょう。 因みに、普天間基地とほぼ同じ広さの基地を下地島に作ると、島の半分以上、約6割が基地になります。これに加えて、訓練場そのほかが必要になるわけです。 ということで、住民の反対を何とかするにしても、下地島そのほかの離島は、特に訓練場を含めた全体の面積の問題から選択肢としてあまり現実的ではありません。

3580moon
質問者

お礼

ありがとうございました。下地島はとても良く知っています。宮古島とはいかないまでも伊良部島は浸食される面積でしょう。伊良部・宮古大橋が完成すると伊良部地区の住民が流失すると囁かれ始めています。メディア等での騒音・自然環境・地域治安に力点を置いた報道は違和感を感じてみています。本島県民がどれほど基地依存続けているのか噂でしか顧みる事は出来ないのですが、破綻寸前の宮古地区への移転でどのような不都合が沖縄本島に有るのか冷静に聞きたかったものです。国外移転を熱望してやまないのですが、感情に訴えるしか方法を持たない沖縄と対岸の火事のように観ている沖縄が有るのは事実でしょう。関空と伊丹の問題も感じる所が多いものです。

  • iamyou
  • ベストアンサー率26% (31/117)
回答No.2

アメリカの基地がなぜ沖縄にあるのか?と言う問題についてはあなたも「偏りの無い、ひとまず公正と思える理解」が出来ているものとして、ご質問に対する私の見解を述べます。日本国は世界に冠たる民主主義平和国家です。この意味は、国家として、国際関係に於いても非暴力、かつ対等の立場で(つまり民主主義的に)為された国家間の約束は、その有効期限内においては確実に履行されなければならない、ということでもあると思います。これは例えこの国の政府が変わったとしても、その瞬間に破棄して良いというものでは決してない、と思います。独裁主義国家ではこの原則は全く守られません。近隣にあるC国やK国の場合は政権が交代すると、まずやることは前政権文化を全面的に否定・破壊することが新政権のスタートである、ということの歴史であったようです。沖縄の基地に対する現在の日米約束はたぶんご存知と思います。この約束は日米両政府のみならず、沖縄自身も大いなる苦しみに耐えながら悩み抜いてようやくこぎ着けた約束です。鳩山首相はこの約束を「自分の信条に合わないから、白紙に戻して考え直す」とごねていることだと私は思います。また、このことは、国家の困難を理解し大所高所から現在の約束を受け入れる苦渋の決断をした沖縄の或る立派な地域首長の立場を木っ端微塵に打ち砕いてしまったと思います。「本島以外の県内離島に移設する事は何か不都合でもあるのですか?」などという冷やかし半分のお為ごかしな議論ではない、と私は思います。

3580moon
質問者

補足

苦渋な決断とは現在ではどのような意味を示しているのでしょうか。 基地が無くなるという事は経済的に困窮する側面も持っています。基地新設に伴い政治的だけでは無い様々な経済利権が有るのではないでしょうか。地元の声というものは基地依存、つまり行政だけでは無く地域経済がどのように変化するのかを反映するものです。私自身基地の存在は認めるものではないのですが、沖縄の負担軽減の名の下で「本島」に執着する背景を知りたいのです。民主的な国策としての決断というならばかわいそうな沖縄とはどのような姿なのでしようか。地域振興をアメとするならば推進する内訳を知りたいものです。沖縄は沖縄本島だけでは有りません。もし、離島移設が浮上するとどのような反応が予想されますか。

  • tadagenji
  • ベストアンサー率23% (508/2193)
回答No.1

中国と戦争をさせたいのですか? そこは台湾の目の前ですよ

3580moon
質問者

お礼

ありがとうございました。 有事想定の話しでは有りません。このままでは新しい軍事施設が着工されそうです。普天間同様元の環境へ戻す事は容易では無さそうです。既に普天間基地内・地下がどのような状態になっているのかも噂が絶えません。 新たに着工する軍事施設を増やさない為の知恵を伺いたいものです。

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