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なぜ地上波の紀行もののドキュメンタリー番組や特番は減った?
ここ数年テレビを見ていて思うことがあります。 10年ほど前、特に90年末ごろまでは年に何回か、ネイチャーもの、または紀行もののドキュメンタリー特番をよく放送していた記憶があります。 僕の印象に残っている番組では、TBS系の「新世界紀行」や「神々の詩」、また特番ではテレビ朝日系の「ネイチャリングスペシャル」や、フジテレビ系の「グレートジャーニー」などがあります。またその他のTV系列でも何らかの紀行もののドキュメンタリーを放送していた記憶があります。 ただ、2000年代に入ると、そうした番組の数が圧倒的に減った感がします。 バブル崩壊後の「失われた10年」とか長引く不景気の影響で番組の制作費をスポンサーから集めにくくなった事情があったのかもしれませんが、そのほかにもTV局が余計に視聴率偏重の姿勢に変わり、よりコストの安いバラエティ番組などを量産するようになったのかと自分では推測してます。 で、最近BS放送を見ていると、こちらのほうがより良質なドキュメンタリー番組を放送しています。 地上波のゴールデンタイムでくだらないと思うようなバラエティなどの番組ばかり増えたような感じがして、最近はBS放送に切り替えることもしばしばあります。 視聴率の取り難い番組はBSへ追いやる傾向にあるんでしょうか? なんだか最近は、地上波でまともな紀行もののドキュメンタリーをやってくれるのはNHKスペシャルぐらいになったような気がします。 非常にさびしい限りです。 皆さんはどのようにお考えでしょうか? この質問を設けたのには、僕が思春期を過ごした90年代で、こういった番組を見て育ってきたことがあり、これがきっかけで旅行に出かけることが趣味になった経緯もあって、最近のTV番組の質が低下していることを感じ、こうした時代を懐かしむ一方でなんとなく憂鬱な気持ちを感じるようになったことにきっかけがあります。 ネット上でメディア批判をしょっちゅう見かけるようになった昨今で、ネットユーザーの方々がどうした思いを持っているのか、いろいろご意見を伺ってみたいと思い、投稿いたしました。 たまたま質問を拝見いただきました皆様、ぜひともご意見よろしくお願いいたします。 ※なお、質問の関係上、「反日メディア」等のある種思想的なメディア批判などの書き込みなどはご遠慮いただけますようよろしくお願いします。
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- trgovec
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テレビが全体的に騒がしくなっています。もちろん「おバカ番組」も必要だと思っています(実際見ています)。ただ、バカである必要がないようなものまで騒がしくなっています。 テーマだけに限れば昔と同じような教養番組やドキュメンタリーはあることはあります。深夜や日曜の午後などに追いやられていますが。 NHKでさえも昔に比べると演出がうるさいと感じることがあります。BGMしかり、ナレーションしかり。タレントをゲストに呼んだり。 刺激に慣れてしまうと、落ち着いた感じものは好まれなくなるんでしょうね。日曜朝の紀行・サイエンスから昼の音楽教養への流れ(民放、NHKともに)は今は見る影もありません。「題名のない~」は生き残っていますがずいぶん騒がしくなりました。 教育テレビのサイエンスものも変わってしまいました。「~ZERO」など幼児向けかと疑うほどの演出です。語学講座にお笑いタレントを出したり、学校番組に必要以上に笑いどころを入れたり。 まあ、見てもらうために必死なんでしょうけど、地上波には飽き飽きしている層もいるわけで。そう言えばスポンサーになるような企業が選んだ優良番組と視聴率の高い番組が見事に外れているというニュースがありました。 「新日本紀行」とか「特派員報告」のような淡々と進めていく番組はもう望めないでしょう(世界が狭くなったので事実を伝えるだけでは人を引きつけられなくなったのか)。「暗い」とか「無表情」とか言われるでしょう。
- cucumber-y
- ベストアンサー率17% (1846/10420)
私はTVはくだらないからこそ面白く楽しめると思っています。 高校時代に自転車で九州一周、四国一周、中国地方全県走破してきて阿蘇山を望む外輪山、朝焼けの中の雲海、台風直下の桂浜、色々と目で見て耳で聴き肌で感じてきました。 大学に進んでからは自転車がバイクになり、日本中に行動範囲は広がり、そして社会人になってある程度の収入を得られるようになれば日本から出て峡谷の上をヘリで見下ろし、さんご礁の中でダイビングも楽しんだりできるようになりました。 そのような経験の後で民放の紀行ものに心が揺れた経験がありません。 なにか一部をダラダラと切り取ってきて「コレが全てだ」という演出過剰な映像に騒がしいレポーターか小難しいアナウンスが入って苦手です。 映画館で名画を楽しもうと思ったら横の席に座った映画評論家に上映中、ずっと話しかけられるような、美術館で気に入った絵画の前で静香に立ち止まって見入っていたら観光バスのガイドの方がすぐ傍で作品の解説を始めるような、そのような煩わしさを感じてしまいます。 かといってBGVのようにサイレントで流されても見る気はしません。 (プロの手により撮り手が最高と感じた瞬間を切り取った写真集は好きなのが幾つかあります。) 庶民の娯楽として生まれたTVには高尚さを求めません。というか、高尚でない私は低俗でくだらなく楽しめるものであって欲しいです。 こんな考えもあるというだけの私見でご質問者さんの考えを否定するモノでは決してないことご理解いただけるといいのですが・・・。 私はTVでは表現できない、伝えきれないものが世には多くあると想う者です。 (オーロラの幻想的な美しさは電気信号に変換できないのが端的で全てを表しているように考えます。)