中和反応の疑問について
- 中和反応とは化学反応の一種であり、物質から発生する水素イオンと水酸化物イオンが一致することを考慮する必要があります。
- 中和反応は酸と塩基の反応であり、化学反応式を書き、molの係数を利用して計算することができます。具体的には、反応式のバランスを取り、物質のモル比を比較することで求めることができます。
- 電離度は化学反応に関係があり、酢酸のように電離度の低い物質では、1molではなくなることがあります。化学反応時には、電離度を考慮して物質の濃度を計算する必要があります。
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中和反応の疑問
0.050mol/L硫酸10.0mLを中和するのに、水酸化ナトリウム水溶液12.5mL 必要であった。 水酸化ナトリウム水溶液の濃度を求めよ。 この問題を見て疑問が生じました。 こういう問題がありました。中和反応とは化学反応の一種ですよね。 中和反応では物質から発生する水素イオンと水酸化物イオンが一致していることを考慮しなければならないと書かれていました。 例えば、一酸化炭素と酸素の反応で二酸化炭素が発生しますよね。 そういうときは化学反応式を書き、係数からうまくmolを利用して求めていました。 中和反応も単なる、酸と塩基の反応なので化学反応式を書き同じ要領で考えとくこはできるんですか？？ 考慮する、というのが具体的にイメージが湧きません。中和反応でない反応と中和反応での違いを教えて下さい。 後、電離度って化学反応に関係しますよね、なぜなら、酢酸が１molであっても、水素イオンは電離度が低いために、1molではなくなってしまうからです。 このように、化学反応時は電離度をどのように考慮して考えれいいんですか？？ 以上の３つ疑問の解答お願いします。
- hohoho0507
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＞中和反応も単なる、酸と塩基の反応なので化学反応式を書き同じ要領で考えとくこはできるんですか？？ できます 硫酸：H2SO4→2H^+ + SO4^2- 水酸化ナトリウム：NaOH→Na^+ + OH^- で、H^+とOH^-を揃えれば H2SO4 + 2NaOH → Na2SO4 + 2H2O となります ＞中和反応でない反応と中和反応での違いを教えて下さい。 結構中和反応の定義はいい加減ですよね、“酸性と塩基性が打ち消される反応”とかよくわからない定義もありますが、アレニウスの定義における酸塩基反応を中和反応とする ということでいいでしょう ＞このように、化学反応時は電離度をどのように考慮して考えれいいんですか？？ 要するに平衡をどう考えればいいかということになりますが、これはなかなか難しい問題です どう説明するのがいいのだろうか… 弱酸－強塩基の一応中和反応は完全に進行して、その後生成したナトリウム塩が加水分解を受けると考えるとわかりやすいかも（そのため弱酸－強塩基ではpH>7に、強酸－弱塩基ではpH<7になります） ちなみに酢酸と水酸化ナトリウムを1molずつ反応させるとおそらくpHは10近くになると思われます
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- gohtraw
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例えば酢酸の場合、平衡は ＣＨ３ＣＯＯＨ ⇔ ＣＨ３ＣＯＯ－ ＋ Ｈ＋ で、解離度は ［ＣＨ３ＣＯＯ－］／（［ＣＨ３ＣＯＯ－］＋［ＣＨ３ＣＯＯＨ］） で与えられるので、ｐＨが変われば解離度は変わってしまいます。解離度はあくまで、平衡の関係から二次的に導かれるものに過ぎません。 先ほど、全てのＣＨ３ＣＯＯＨが解離すると書きましたが、厳密にはＣＨ３ＣＯＯ－とＨ＋が存在するので上記の平衡が若干左に動きます。その結果Ｈ＋が減少（ＯＨ－が増加）するので液性はやや塩基性になります。
- gohtraw
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硫酸と水酸化ナトリウムの中和反応式は Ｈ２ＳＯ４ ＋ ２ＮａＯＨ → Ｎａ２ＳＯ４ ＋ ２Ｈ２Ｏ です。硫酸１モルから生成するＨ＋は２個、水酸化ナトリウム２モルから生成するＯＨ－も２個、これが「一致」ということです。ですから、中和であろうとなかろうと、反応式の係数からモル数を求めることに変わりはありません。 酢酸の解離平衡式は ＣＨ３ＣＯＯＨ → ＣＨ３ＣＯＯ－ ＋ Ｈ＋ です。ここに水酸化ナトリウムを加えると中和反応が起きて水が生成する、つまりＨ＋が消費されます。この影響を打ち消そうとして平衡は右に動きます（つまりＣＨ３ＣＯＯＨが解離します）。最終的にはすべてのＣＨ３ＣＯＯＨが解離してしまうので解離度を考慮する必要はありません。
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