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低酸素脳症
80歳の父が脳挫傷で治療入院中に肺炎にかかったあげく心臓が止まり 心臓マッサージ等の蘇生治療の結果30分後に微かに自発呼吸が戻り 人工呼吸器の助けを借りて生きながらえています。 しかしもちろん低酸素脳症の為脳組織はほとんど機能しておらず、 3週間経った今も家族からしてみると脳死状態とかわりありません。 そこで二点、質問なのですが、 30分もの間自発呼吸が無い状態での蘇生治療はあたりまえなのでしょうか? 当然のごとくこの結果は判っていたはずです。 二つ目は、 脳死であれば半年もすれば延命装置をはずす云々の話もできるかと想像できるのですが、 寝たきりで人工呼吸器の助けを借りていても微かな自発呼吸がある限りは 点滴を外す等の延命中止を求める事は今の医療界においてはまったく無理なのでしょうか? ただ「死ぬ時は潔く!」と望んでいた父があまりにもかわいそうで・・・。 わかる範囲でいくらかでもお知恵をお借りする事ができればと望んでいます。 よろしくお願いします。
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- new2009
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>30分もの間自発呼吸が無い状態での蘇生治療はあたりまえなのでしょうか? 当たり前です。 心肺停止患者に遭遇した際、事前に患者本人もしくは家族から 「心肺蘇生はしないで欲しい」「延命治療は望まない」 との申し出がある場合は絶対に行いませんが、無い場合は、積極的に延命医療を望んでいる患者と 同様で、医療従事者の義務として蘇生を開始しなければなりません。 又、同時に家族へ連絡しますが、家族が到着し、心肺蘇生をやめて欲しいとの意思表示があるまでは やめることもできません。 (処置を続行しても救命できないとの医師の判断がある場合、家族から心肺蘇生中止の同意を得ます)。 従って、家族の到着に30分以上要すれば、蘇生も30分以上続行されます。 たとえどんなに予後は思わしくないと医療者が認識していても、それを理由に 家族の同意を得ないまま蘇生を中止することはありません。 生きてさえいれば、本人がどんな状態であっても構わないと考える家族は少なからず存在します。 >寝たきりで人工呼吸器の助けを借りていても微かな自発呼吸がある限りは >点滴を外す等の延命中止を求める事は今の医療界においてはまったく無理なのでしょうか? 人工呼吸器を装着することによって生命維持できている患者の場合、呼吸器を外すことはできません。 点滴についてや今後の治療方針については、主治医とよく話しあってみて下さい。
お礼
new2009様、お返事ありがとうございます。 脳挫傷の障害が残る事は覚悟の上だったのですが いつかは家に帰ることができると期待していましたので、 延命・蘇生措置等のお願い等まったく考えていませんでした。 >同時に家族へ連絡しますが、家族が到着し、 心肺蘇生をやめて欲しいとの意思表示があるまではやめることもできません 今の医療界ではそうなんですね。 いつかは高齢であれば苦しみの少ない死が与えられるようになって欲しいと 個人的に願ってやみません。 ほとんど反応のない植物状態なのに 喉の穴から痰を吸引される時にだけ顔をしかめて涙する父の姿を見る度つらく、 本当にそう願っています。 遠方に住んでいる為なかなか母の力にはなれないのですが、 これからは母の健康面・精神面等より気を配っていかなければと思っています。 的確な専門的ご解答、本当にありがとうございました。