• ベストアンサー

β壊変について

  β壊変は原子核内の中性子が陽子に変わったときに生じた電子が核外へ放出されたものと定義されています。 原子番号6の炭素(質量数14のとき)は電子が6,中性子が8 からなっていますがβ壊変すると陽子が一つ増え質量数14,原子番号7の窒素に変化しますが電子は核外へ放出され減ると思うのですがどうして7になるのでしょうか。 教えて下さい。

  • 化学
  • 回答数3
  • ありがとう数2

質問者が選んだベストアンサー

  • ベストアンサー
  • info22
  • ベストアンサー率55% (2225/4034)
回答No.3

#1です。 A#1の補足質問の回答 >陽子が一つ増えると電子一つが増えるのはこの中性子から陽子への変換で生じた電子ということでしょうか。しかしβ壊変では電子はβ線となってエネルギーとともに放出されるから窒素元素になるにはどうしても電子が一つ不足するように思え, 原子核の中の電子数と原子核周辺の核外電子とは関係はありません。 原子核の中には陽子があるため電子は単独では存在できません。 なので原子核内の電子の過不足という概念はありません。 原子核内の電子は中性子の中に結合して存在します。 原子核周辺の核外電子(外殻電子)は、元素(原子の種類)とは無関係です。β壊辺と中性子の関係は次の通り。 中性子の構成要素は、「陽子+電子+ニュートリノ」ですので、β壊変でもともと中性子にあった陽子が原子核に残り、余った電子が放出されるのであって電子が新たに生まれたわけではないので不足するわけではありません。 詳しくは http://laboratory.sub.jp/phy/33.html のβ線のβ(-)崩壊の所をご覧下さい。 元素(原子の種類)は原子核内の陽子数で決まり、電子(-)は中性子の中の陽子に結合して存在し電気的に中性で電気を帯びていません。 同じ元素でも 原子核内の中性子数が異なる場合があるので 原子量(=陽子数+中性子数)が異なる同位体が複数存在します。 あまり中性子数が多くなると原子核が不安定になって崩壊がおこります。

kinzoku74
質問者

補足

大変丁寧な説明でよく分かりました。 有り難うございました。

その他の回答 (2)

  • indoken
  • ベストアンサー率37% (173/457)
回答No.2

β崩壊は、中性子が陽子に変わり、生じた電子は核外へ放出されますが、これは原子核で起こる反応を言っています。 > 原子番号6の炭素(質量数14のとき)は電子が6,中性子が8 からなっています とお書きですが、これは厳密には”電気的に中性の原子では”という但し書きがあってはじめて正しいことになります。 β壊変は、原子が中性であるか否かにかかわらずに生じるので、原子がその時 いくつの電子をまわりに持っているかは関係ありません。β壊変によって「質量数14,原子番号7の窒素に変化し」た後の状態についても、これは原子核の話であって、その原子が電気的に中性であるかどうかは無関係です。 一般的には、β壊変した直後の原子は、陽子の数より電子の数の方が少ない状態になっているはずです。

  • info22
  • ベストアンサー率55% (2225/4034)
回答No.1

8個の中性子の中の1つが 陽子と電子に変わります。 電子の質量は、陽子の「1/1836」の9.1093826×10^(-31)[kg] で陽子の質量≒中性子の質量 であることはご存知ですね。 原子番号は原子の元素の種類を決めるもので、原子核中の陽子の数と決められています。 β壊変で中性子が1つ陽子に変わりますので陽子の数が6から1だけ増えて7になります。このβ壊変で生じた電子は原子核の外部に放出されるのはお書きの通りです。 結果として陽子の数は7になり、原子核の質量数も陽子の数7個+中性子の数8-1=7個の14で、β壊変の前の質量数と変わりありません。 原子核から電子1個分の質量が失われますが、この質量の変化は陽子一個の「1/1836」ほどですから無視できる(ネグりジブルスモール)ということです。 なので、β壊変の結果として陽子数7+中性子数7の窒素N(元素は陽子数で決まる)になるのです。

kinzoku74
質問者

補足

回答有り難うございます。 8個の中性子の中の1つが陽子と電子に変わり 窒素元素になるということですが、陽子が一つ増えると電子一つが増えるのはこの中性子から陽子への変換で生じた電子ということでしょうか。しかしβ壊変では電子はβ線となってエネルギーとともに放出されるから窒素元素になるにはどうしても電子が一つ不足するように思え,今ひとつ分かりません。宜しくお願いいたします。

関連するQ&A

  • 原子核崩壊(β崩壊)について

    原子核崩壊について質問です。 陽子数が6、中性子数が8の炭素がβ崩壊すると 陽子数が7、中性子数が7の窒素ができ、 電子(β線)を放出する... と習ったのですが、 一つ疑問があります。 崩壊する前の炭素は電子を6つ持っていますよね。 中性子が崩壊して陽子ができるならば、 窒素は電気的にプラスに帯電しているのでしょうか? それとも放出した電子(β線)がそのまま窒素に組み込まれるのでしょうか? 拙い文章でわかりにくいところもあるかと思いますが、 回答よろしくお願いします。

  • ベータ崩壊について

    ベータ崩壊について習ったのですがよくわからないところがあります。 質量数14の炭素がベータ崩壊すると、中性子が陽子と電子(とニュートリノ) になり、結果としては原子番号がひとつ増えるだけ(窒素になる) だそうですが、できた電子はベータ線として飛んでいくので、電子が やっぱり6個しかないと思うのですが・・・ できた窒素はイオンのような形で存在するのでしょうか?

  • ベータ崩壊した原子核の電子

    放射性元素がベータ崩壊すると、中性子からベータ線として電子が一つ飛び出して、中性子が陽子に変わるので、原子番号が変わって、たとえば炭素14が窒素になると、ここまではいろいろな説明にかいてありますが、さて、ここで、陽子が一つ増えた分に対応して、原子核の周囲を回っている電子が一つ必要になると思いますが、どうなるのでしょうか。電子が一つ足りないままですか、どこかから取り込むのでしょうか。

  • α崩壊について

    α崩壊についてわからないことがあるので回答お願いします。 α崩壊とは1個の原子核の崩壊で1個のα粒子を放出する。そしてα粒子はヘリウム2+なので原子番号は2,質量数は4減少するものと習いました。 このα崩壊の例として下記のような反応が挙げられました。 U(陽子92個、中性子143個)→Th(陽子90個、中性子141個)+He(陽子2個、中性子2個) ここで疑問なのですが上記の式では電子の数が右辺で2個足りないように思われます。 この電子はどこにいったのか、わかる方教えていただけないでしょうか?

  • ガンマ線による原子核壊変

    Wikipediaの錬金術の項、 水銀原子核がガンマ線を浴びると金に転換されるとか書いてますけど、 荷電粒子、中性子を原子核に照射すれば勿論、原子核壊変は起こるはずですが、 ガンマ線(光子)でそれが起こるのは初耳です。 確かに、数MeVものエネルギーを光子が核に叩き込む事ができれば、核壊変は起きてもよさそうですが、 ガンマ線で起こる核反応というのはどうもイメージがし辛いです。 ガンマ線は原子核の励起状態から基底状態に落ちる時に放出されるもので、逆にそれが他の核を壊変させるとは考えがたいのですけど。

  • α崩壊について(訂正版)

    α崩壊についてわからないことがあるので回 答お願いします。 α崩壊とは1個の原子核の崩壊で1個のα粒 子を放出する。そしてα粒子はヘリウム2 +なので原子番号は2,質量数は4減少する ものと習いました。 このα崩壊の例として下記のような反応が挙 げられました。 U(陽子92個、中性子143個)→Th(陽子90個、 中性子141個)+He2+(陽子2個、電子0個、中性子2個) ここで疑問なのですが上記の式では電子の数 が右辺で2個足りないように思われます。 この電子はどこにいったのか、わかる方教え ていただけないでしょうか?

  • α壊変が起こった場合、電子はどうなるんでしょうか?

    α壊変が起こった場合、電子はどうなるんでしょうか? たとえば。 Ra→Rn+He2+ になりますがRaの電子の数は88でRnは86です(原子番号から言って)。 2つの電子はどこにいったんでしょうか? β壊変でも C→N+e- が起きますが窒素の電子はどこから来るんですか? 初歩的な質問で申し訳ありません。

  • 放射性核種物質が放出する放射線について

    今回、原発事故で放射性物質、言い換えれば放射性核種とも言うのでしょうか この放射性核種が放出する放射線について、お聞きしたく思います。 二点程お聞きしたく思います。 放射性核種の物質は、原子核が壊変しやすく、α線、β線、γ線、その外に、 中性子線、X線などを放出されると聞いています。 またα線の本体は、ヘリウムの原子核で、β線の本体は電子(この場合、原子核 の周りを回っている電子ではなく、原子核の中から放出されるもの)、γ線の本体 が、電磁波と言った事は聞いています。 最初の質問をさせて下さい。 放射性核種物質の原子核が壊変し、α線、β線、γ線、中性子線、X線などが 放出されるわけですが、中性子線、X線が放出される場合は、特定の崩壊とか、 特定の名称で呼ばれているのでしょうか? α線、β線、γ線は、それぞれ原子核が、α崩壊、β崩壊、γ崩壊する事によっ て、放出される放射線だと聞いています。 二つ目の質問をさせてください。 同じくγ線、中性子線について、お聞きします。α線やβ線の本体は、それぞれ ヘリウムの原子核、電子だと理解しているのですが、γ線や中性子線については、 いまひとつよく分りません。γ線は紫外線より波長が短い電磁波としか、聞いてお りません。具体的には、どう言った物質なのでしょうか? 同じように、中性子線についても、陽子とともに、原子核を構成している中性子 が本体なのかも、よく知りません。 またX線についても、最初の質問同様に、原子核を構成するどう言った物質が作り 出すものかも、よく分りません。 ご迷惑をおかけしますが、教えていただきたく思います。

  • 化学の問題です。

    1・2・3問は別々の問題です。 1、水素原子核は陽子と呼ばれる。電子の質量を無視して、陽子の質量を求めよ。 2、酸素の原子核は、陽子8個と陽子とほぼ同じ質量を持つ中性子の8倍からできている。酸素 の原子量から陽子の質量を求めよ。 3、1モルの窒素の質量を求めよ。液体窒素の密度は約0.81g/cm^3である。1モルの 窒素を液化すると何ccが、が得られるか。 問題文以外のヒントや前提条件などは記載されてなかったです。 解答をよろしくお願いします。

  • このような実験は可能でしょうか。

    従来の、陽子と中性子がギチギチに詰まったものとは違う原子核モデルを考えましたが、これを検証するこのような実験は可能でしょうか。 1.質量数3以上の安定原子核では、陽子は、3個か4個の塊でのみ存在し、それを極低軌道電子が結び付けている。 2.炭素12には、図の4×3型の他に3×4型がある。 3.リチウム6同士を衝突させるか、ベリリウム9にヘリウム3をぶつけて3×4型のグループを作る。 4.4×3型は、自然の、3×4型と混合のものを使うか、ホウ素11に陽子または中性子をぶつけて作る。 5.両グループに中性子をぶつけて、できた炭素13の、数や寿命の違いを見る。できる安定な炭素13が、3×4型では多く、混合型では少なく、4×3型では0になると予想される。