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不毛地帯

goo-par1732の回答

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回答No.1

保阪正康著『瀬島隆三 参謀の昭和史』で読みました。 かいつまんで書いてみます。 昭和19年10月、台湾沖航空戦で日本軍は多大な戦果を挙げたと、大本営も5回にわたって発表した。 6回目の総合発表では、「赫赫、台湾沖航空戦、5日にわたる猛爆。空母19、戦艦4等、撃沈破45隻、敵兵力の過半を壊滅、輝く陸海一体の偉業」という大戦果だとされた。 戦争末期で戦況が悪化しているなか、日本軍が挙げた久々の大戦果ということで、国内では真珠湾以来の興奮状態となり、同時に戦争のゆくえに期待が高まった。 当時は、ルソン決戦を準備中であったが、台湾沖航空戦の戦果に基づく判断で、急遽、レイテ決戦に変更された。 しかし、この作戦は大失敗で、日本兵は十万人近くが戦死した。 原因は、戦況認識の誤りだった。 大戦果がまったくの虚報だったから。 この戦果の根拠が薄弱であると現地(台湾沖航空戦の本拠地・鹿屋飛行場)で知った大本営情報参謀・堀栄三は「よく調査して作戦行動に移すように」との旨、大本営情報部に暗号電報を打った。 ところがこの電報は大本営には届かず、打った電報の行方は不明のままだった。 昭和33年、堀栄三は瀬島から意外な告白をされた。 「あの時、自分がきみの電報を握りつぶした」と。 しかし、後年、瀬島は「堀君の思い違いではないか」と自伝で述べている。 握りつぶした理由は、私には分かりませんが、次のURLが参考になると思います。 社会科学者の時評「元陸軍参謀たちの太平洋戦争」 http://pub.ne.jp/bbgmgt/?daily_id=20081018

rin00077
質問者

お礼

回答ありがとうございます。 保阪さんか半藤さんかの本に、出ているかもと思いましたが 僕はその本を読んでなかったので、まことにありがとうございます。 また、よろしくお願いいたします。

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