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直方体の底面と水槽の底の距離をh 直方体の底面積をS 直方体の水に浸かっている部分の高さをd とします。ちょっと複雑なので図を書きながら考えて下さい。 (1)まずグラフよりh=10cmのとき直方体は水に浸かっていないので浮力はゼロです。つまりこのときの台秤の指示(42N)は水槽+水の質量に相当します。 (2)台秤の指示が50Nのときバネの伸びはゼロということは、このとき直方体にかかる重力と浮力が等しいということです。この浮力の大きさは50-42=8N。アルキメデスの原理より浮力の大きさは物体によって押しのけられた水の質量に相当します。従って押しのけられた水の質量は8/9.8kg、体積は8000/9.8cm3です(質量1kgの物体にかかる重力を9.8N、水の密度を1g/cm3とします) (3)直方体の底面よりも上にある水の体積は 400(10-h) であり、 (400-S)d でもあるのでこの両者は等号で結べます。グラフより、浮力が8Nになるのはh=4cmのときなので (400-S)d=400(10-4)=2400 400d-Sd=2400 (2)よりSd=8000/9.8なので d=(2400+8000/9.8)/400≒8.0cm S*8.041cm3の水とS*10cm3の直方体の質量が等しいので直方体の密度は8.041/10≒0.8g/cm3 となります。
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- gohtraw
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中学一年生が解くには結構難しい問題だと思います。利用する法則としては下記の二つです。 (1)アルキメデスの法則 物体を水に沈めた時、物体によって押しのけられた水の質量に相当する浮力が物体に働きます。もし押しのけられた水が1000cmであれば質量は1kgですから浮力の大きさは9.8Nになります。じつはこれは水以外でも成り立つことで、もし上記の例が密度2g/cm3の液体だったら浮力の大きさは19.6Nです。気体についてもこの法則は成り立ちます。ヘリウムを詰めた風船が浮くのは空気の浮力による現象です。 (2)作用・反作用の法則 直方体を水に沈めたとき台秤の指示が大きくなるのは、水が直方体を(浮力として)押し上げるとき、直方体は逆に(浮力と同じ大きさの力で)水を押し下げており、最終的にその力を台秤が受けているからです。このように、AがBを押したとき、BもAを押していることを作用・反作用の法則といいます。 この問題の意地悪なところは、直方体の底と水槽の底の距離で沈めた深さを与えているところです。ものを沈めれば水の深さが増すので、例えば上記の距離=4cmとしても直方体の浸かっている部分は単純に10-4=6cmとはならない(実際には約8cm)のです。 もう一つ話をややこしくしているのは、台秤の指示がN(ニュートン)で与えられていることです。Nというのは力の単位で、質量1kgの物体にかかる力(重力)は(地球上では)9.8Nになります。私が上で「水の質量に相当する浮力」と書いているのは、質量と力は関連しながらも別物だからです。この二つを混同しないことが大切です。
お礼
本当に難しく苦労しています。ありがとうございました。
お礼
ありがとうございました。