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痴呆症の祖父のこと
痴呆症の祖父は90歳になります。 最近になって痴呆症が益々進行し、 家の中に野良猫をたくさん出入りさせるようになりました。 最初は1匹だったのが今では数え切れません。 猫の小便の匂いや毛など掃除をしても匂いが 染み付いてしまい、どうすることもできません。 それに障子や壁紙や柱など傷だらけで困っています。 同居している私達は、祖父に野良猫は家に入れないで 欲しいと言いますが、言う事など聞こうともしまん。 野良猫を追い払う方法、また、祖父が野良猫を家に 入れない方法はあるのでしょうか?
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痴呆症と同居しております。 痴呆にも種類や段階があるので、どんな手だてが有効かはそのあたりを聞かないと、うまくお答えできないのですが・・・。 一般的に言って「説得」や「説明」は役に立たないようです。痴呆の進行で、記憶や判断などの高レベルの知的作業が難しくなります。アルツハイマーだと話すという面では、ほとんど衰えがないのでよーくわかっているみたいに感じるのですが、残念ながら周囲の迷惑とか、道理とか、論理とかは、ぜんぜんわかってないことが多いです。(涙) 周囲が困惑するようなことにこだわる場合は、むしろご本人にとっては、かわいそうな猫を助けているとか、楽しいとか、とても良いことをしているように感じていらっしゃるのではないかと思われます。 うちの場合も、ごみとした出したものを拾ってくることがありましたが、それが「リサイクル」だと信じていました。ゆっくり、丁寧に何度も説明しても、む繰りかえしました。(ごみの捨て方を変えて対処しました。) ご家族はとっても大変だと思いますが、ご本人も多分「自分はいいことをしているのに、回りは文句を言う」と怒っていたり、いやな思いをしていらっしゃると思います。 で、どうするかというと、環境整備ということでしょうか。庭に「猫よけ」の薬剤を撒くとか、水を嫌うので猫が入りそうなところに水を入れた皿をおいておくとか。もし、一匹なら飼えるようでしたら、「どの子が好き」とか聞いて、「他に入れるとこの子のエサとられちゃうよ」とか言って、問題をすりかえる方法もあります。 (猫防止については、そういう内容で質問をしてもいいかもしれませんね。私も思いつきません。) 痴呆の人を馬鹿にしているわけではありませんが、議論することができない状態になっているわけです。ご本人がストレス感じないように、問題点をそらしてあげる工夫が必要かと思います。 デイサービスなどに出かけて気分を変えるのもいいみたいです。
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ご質問の直接の回答ではないです。参考程度にお読みください。 お祖父様が野良猫を家に入れる、その行為の心理に何があるのか、推測でしかないのですが考えてみました。 野良猫に自分の気持ちを投影しているのではないかと思ったんです。 孤独に生きる野良猫に、自分の寂しさや不安、何か満たされない気持ちを無意識に投影し、野良猫を保護することで、自分自身を保護する、癒す、寂しさを埋める、そういう行為なのではないかと思いました。 だとしたら、ご家族が野良猫を排除しようとすることは、お祖父様にとっては自分の分身を排除しようとしていることになってしまう。 それは、自分自身を排除し、否定されてしまうことにつながり、お祖父様にとって、とても切なく理不尽なことに感じるのではないか、と思いました。 だから頭ごなしに「家に入れないで」と言ってもだめなんじゃないかと思います。 もし、この、(私の推測でしかないのですが)無意識の深層心理があたっているとしても、ご家族にとっては野良猫を家に入れるなんて非常に迷惑なことだと思いますし、大変なことなのは容易に想像できます。 ではどうしたらいいのでしょうか・・・。それを質問していらっしゃるんですよね。(汗)でも私にはいい考えが思い浮かびません。 何とか野良猫の代わりにお祖父様の心の隙間を埋めるものを見つけるしかないように思います。 もしかしたら野良猫がお祖父様の心を癒しているのかもしれないと思ったら、ご家族も野良猫を排除しようとすることだけにとらわれないで、何かしら別のアプローチのしかたができるのではないかと思うのですが・・・そう簡単なことではないですよね。 私も軽い痴呆の祖母がおりましたので、ご家族は本当に大変なことだろうなと思います。 痴呆の方の心のうちを理解するのは難しいことですが、行動の裏に隠された心に目を向けると、また違った受け止め方もできるかもしれません。 うーん、まったく具体的なアドバイスでなくて申し訳ありません。失礼いたしました。