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大腸菌の培養と抗生物質
タンパク質合成プラスミドを組み込んだ大腸菌を培養しています。 プレカルチャー開始30分後に抗生物質を添加しました。 抗生物質添加後に耐性菌のセレクトが行われると解釈して いいのでしょうか?
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質問の意図が少し判りにくいです。 ・プレカルチャーの前の状況はどんなでしたか?抗生剤添加プレート上のコロニーでしょうか? ・「プレカルチャー開始30分後」とはミスですか?どこかのプロトコールに記載されていたものですか? ・本カルチャーの目的は何ですか? いずれにしても「抗生剤を加えてから耐性菌のセレクトが行われる」のは正しい考えと思います。 何かを心配されていると推察しますので、お答えになりそうないくつかの可能性を書いてみます。 (1)「プレカルチャー」がヒートショック法等でtransformを行った直後の培養という意味なら、菌のダメージ回復や耐性遺伝子の発現といった選択培養の準備に必要な時間です。 (2)アクシデントで抗生剤添加が30分遅れてしまった場合。この場合、ケースバイケースです。すでにプラスミドを保持してクローン化されている大腸菌で、プラスミドを大量回収するといった意味なら大丈夫でしょう。ただ、抗生剤によっては増殖を抑えるだけで既存の菌はあまり殺さない場合もあるので、そのような菌が邪魔して困る場合は問題です。例えば回収した菌体における組み換えたんぱく質の発現量を調べるといった場合は問題ありと思います。 (3)抗生剤がクロラムフェニコールの場合で、かつプラスミド上の薬剤耐性遺伝子が別のものであれば、プラスミドのコピー数を増やす目的に使われます。 すぐに思いつくのはこのくらいです。質問の意図と違いましたらお知らせください。
お礼
ありがとうございました。 本培養をするにあたって 抗生物質をいつ添加すればいいのか? すぐでなければいけないのか? 疑問が解決しました。