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Don't I know what I'm doing? (村上春樹訳)

 以下はRaymond Carverの『Viewfinder』という小説に出てくる台詞です。主人公の家に写真家が写真を売りに来ます。その男は自分の撮った写真を主人公に見せてこう言います。 "What do you think?" he said. "All right? Personally, I think it turned out fine. Don't I know what I'm doing? Let's face it, it takes a professional." この台詞に対する村上春樹の訳は、以下の通りです。 「どうです?」と彼は言った。「気に入ってくれました?自分ではよく撮れたと思ってるんですよ。手応えバッチリ。自慢じゃないけど、なんてったってプロの仕事ですよ」  私には"Don't I know what I'm doing?"がなぜ「手応えバッチリ」になるのかがわかりません。そもそもこの表現自体初めて目にしました。  Don't I know what I'm doing?は元々どういう意味なんですか?また、それをどう意訳すれば村上春樹のような訳になるんでしょうか?

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よく耳にするのは、"He knows what he's doing."です。直訳すれば、「彼は、自分がやっていることを知っている」という意味です。 英語圏での意味は、「彼はその道に詳しいからまかしておいて大丈夫だ」、「彼は、そのことに関して高い能力がある」といったようなニュアンスになります(イディオムと考えてもいいと思います)。 さて、なぜ簡単にknowsとしか言っていないのに、これほど強い意味になるのでしょうか。これは、英語特有のwitの一種と考えられます。 例えば、"She is not the cutest person in town.", "This is not terribly useful."はそれぞれ直訳すると、「彼女は街で一番の美人というわけではない」、「これは、ものすごく役に立つというわけではないね」となりますが、実際には「彼女は、かなり不細工の部類だ」、「これは、まったく役に立たない」という意味になります (原則的には、聞き手にも、その女性があまりかわいくない、または、そのモノがあまり役に立たないといった認識があることが前提ですが、特に強い表現(cutest person in town)などを使えば、先にそういう前提がなくても、聞き手は意味を正しく理解します)。 逆に、話しかけている相手も、写真家がなにがしかの能力を持っているだろうと思っている場合に「He knows what he's doing」といえば、「写真家が写真の撮り方を知っている」という当然のことをあえて言うことになるので、「人は会話の中で当然のことをわざわざ言わない」という会話のルール(そういう学説があります)を破ることになり、よってそこに「別の意味」を込めることができる余地がうまれます。 そしてその別の意味とは、「彼は写真の撮り方に精通している」ということになります。 日本語で、楽しいことやすごいことを「やばい」と表現したりすることににているかもしれませんね。 というわけで、「Don't I know what I'm doing?」は、「僕は写真の撮り方をよく知ってるでしょう?」という意味になり、村上さんはそれを意訳したのでしょうね。

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質問者からのお礼

"* knows what *'s doing"で検索したらたくさん例が出てきました。 なるほど納得。

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  • 回答No.2

いわゆる修辞疑問文ではないでしょうか。反語表現ですね。 Who knows it? 誰がそんなことを知ってるの? → 誰も知らない。 Don't I know it! 私がそれを知らないとでもお思いですか?→ それぐらい知ってますよ。 Don't I know what I'm doing? 私が自分のやってることを分かってないと思ってますか? → ちゃんと分かってますよ。→ →→ 手応えバッチリですよ と、村上春樹流に訳したのではないでしょうか。 参考までね

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