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日本の先進国への仲間入りについて
日本がアジア諸国の中で、どこよりも早く先進国の仲間入りを果たした理由って何なんでしょうか? 地政学的観点からの分析、 歴史的発展、 諸外国との関係の展開、 技術開発、 教育、 宗教・文化、 のそれぞれの観点から解答を頂ければとても嬉しいです。
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- goodmanman
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私はずっと経済について研究をしている専門家です。 いろんなファクターがありますがなんと言っても勤勉な国民性につきると思うとります。 なにごともとことん突き詰めて物事を極める国民性は世界広しと言えども ドイツ国くらいしかみあたりません。 もちろん個々の産業においては日本よりも優秀な物もありますが 総じてなにごとに置いても日本ほど勤勉で優れた国民性は 類例がないと思うとります。 また、なにか分からない事があればなんでもご質問してくださいね
- cyototu
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>日本の先進国への仲間入りについて 日本があたかも第2次大戦後にやっと仲間入りしたように誤解をしている方がおられるようですので一言。 日本が外国からその発展を驚異の目で見られ賞賛されて来たのは、決してOECDやIMF等と言う最近の組織のおかげではありません。明治維新(1868)から第一次大戦後の国際連盟発足(1920)までのたった50年ほどで、日本はすでに国際連盟の理事国に伸し上がっております。このようなことが出来たことに関して第二次大戦後にできたIMFやアメリカの資金は一切関係がありません。幾ら無能な指導者だったとしても、西欧の大国にこちらから戦争をはじめるには、それなりの軍事および経済的な裏付け無くては始められるものではありません。テロはいざ知らず、戦後アメリカが参戦した戦争は全てアメリカから戦争を始めており、アメリカに先ず宣戦を仕掛けた国はありません。どんな気違い国でも、自分の実力を知っているからです。 日本の戦前の発展の驚異に付いては、決して日本人が言っているわけではなく、外国の方が繰り返し指摘しております。その当時の世界の国々の人と比べて一般の人達の向学心や程度の高さに付いては、古いところでは、戦国末期のポルトガルの僧侶たちの本に詳しいですが、それに加えて、 江戸末期のアーネスト・サトウ著『一外交官の見た明治維新』 (岩波文庫) 坂田 精一 訳 明治初頭の政府招聘学者ケーベル著『ケーベル博士随筆集』 (岩波文庫) 久保勉訳編 レフ・イリイッチ メーチェニコフ著『回想の明治維新』(岩波文庫) 渡辺 雅司 訳 東アジア旅行者イザベラ バード著『イザベラ・バードの日本紀行』 (講談社学術文庫) 時岡 敬子 訳 キャサリン・サンソム著『東京に暮す―1928~1936 』(岩波文庫) 大久保 美春訳 等、皆日本の一般民衆の教養の高さを絶賛しております。 江戸時代の民間倫理哲学の進歩が如何に戦前の日本の資本主義の発展の精神的基盤を与えていたかは、 R.N.ベラー著『徳川時代の宗教』(岩波文庫)池田昭訳 で詳しく分析されております。また、 社会学者のE.H. ノーマン著『日本における近代国家の成立』(岩波文庫) , 大窪 愿二 訳 は江戸末期から1935年までの歴史を分析して、何故日本がこれだけ驚異的な発展を遂げられたのか克明に分析しております。 アメリカ政府にまんまと乗せられた日本のマスコミ連中に受けしている所謂文化人達の言っている日本ではなく、外国人が見た日本人とはどんなだったのか、これらの本を読んでその実態をご自分で納得して下さい。 日本人は第二次大戦に破れて、マッカーサーにより日本人から文武両刀の牙を抜くというアメリカの至上命令の思惑通り、日本では戦後自虐主義が蔓延してしまい、未だに日本は特別に駄目な国だったという方が多くいるようです。私はアメリカとヨーロッパの外国暮らしが長く、いろいろな地元の一般人や教養人と幅広く接して来ましたが、日本人の一般人のレベルの高さは、私の拙い経験から言っても特筆に値します。また、日本の歴史の長さは外国人からも一目置かれております。アメリカ人の物の見方の宣伝をするのではなく、もっと日本史全般や外国人から見た江戸、明治、大正などの時代を勉強してから物を言ってもらいたいものだと憂いております。
- bismarks05
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>日本がアジア諸国の中で、どこよりも早く先進国の仲間入りを果たした理由って何なんでしょうか? 先進国という概念をOECD加盟と考えればアジアではトルコが初です。 日本人として日本を過大評価したいのは理解しますが、 極めて主観的ではなく、何らかの根拠をもった基準で論じれば、 「先進国=OECD」であり、アジア諸国ではトルコが当初からの加盟国として認める必要性があります。 実は、日本=アジア諸国初の先進国とは、大雑把な規定の産物でしかありませんので、外国では発言しないほうがいいです。 発言してもいいですが、影で嘲笑される覚悟で発言してください あくまでも個人的な経済通史からの見解でいえば、戦後からの日本の復興・開発資金の過剰投下が全てだと思います。 簡単かつ極端にいえば、 日本の経済成長は、当初は、IMF資金・アメリカ資金の恩恵であり、東西冷戦構造における資本投下が日本経済の地力を作り出します。 その後、ケインズ的な財政政策によって常に経済浮揚なカンフル剤が打たれ、実力に適さない上に、将来の国富を食いつくしてまで、財政政策を拡大しつづます。 つまり、今の日本経済は、未来が得るべき国富を先取りしただけに過ぎないという考えも可能でしょう。 日本人としては、自力と信じたいのですが、日本の財政赤字を冷静に考えれば、今の日本経済は、ブトウ糖を過剰に摂取し続けた肥満児ということも出来そうです。 なかには、日本人の優秀さを讃美する人もいますが、日本・日本人の生産性は決して高くありません。 優秀であるならば諸外国に負けない生産性を誇り、国際競争力があるはずですが、現状では、日本の国際競争力は極めて悲観的になる分野が多いことも事実です。 この搾取型経済成長は明治維新から行われてきた日本の経済政策です。別に資本家批判ではなく、政治政策が歪んだ開発独裁を続けた結果だと言えるでしょう。 サービス産業に甘んじ、低い生産性の日本人を優秀というのは、単なる「働くしか能がない」と認めるようなものでしかなく、それを誇るような価値観こそ、「中身がない人生」と言われかねませんが・・・・ よく”日本人の人材は海外では好まれる”というような意見をする日本人がいますが、私の知る限りでは、職場で嫌がられるタイプの日本人労働者も多いのです。 日本人優位主義の民族主義的発想に他ならない人が多くいるでしょうが、それを反証する財政赤字をどう説明してくれるのでしょうか?
- cyototu
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先進国とは西欧のことですね。ところで、2千5百年前の中国を除くと、ここ2千年来の人類史の中で西欧と日本だけが封建制度を採用し、他の残りの全ての国は中央集権制度を採用していました。そして、西欧と日本だけが近代時技術革命をスムーズに成功させました。これは、偶然ではありませんね。どうやら西欧と日本だけが封建的だったということが、その成功の鍵になりそうですね。封建制度は中央集権制度と違って国に絶対的に強い権力者がおらず、各豪族や各大名などの力が皆ドングリの背比べ状態です。したがって、いつ隣の豪族や国から攻め込まれてしまうか分からない不安定要素を持っていまいす。だから各藩や国は生き残りのための工夫や努力をしざるを得なかったのです。その点中央集権制度は安定しているので、余り努力をしなくても安心していられますね。そんな封建制度下では、国や地域全体を安定させるために、法王と言う宗教的な権威や天皇という形式的な権威をお借りするという形で、ドングリの背比べの中で相対的に力がある者が、皆の合意のもとで覇者として認められていた制度です。西ローマ帝国の皇帝も、鎌倉幕府も、足利幕府も、江戸幕府も皆そうでしたね。 さらに、封建制度下では各国や藩は生き残りのために軍事国家にならざるを得ない。その点中央集権国家は官僚による支配ですから、シビリアンコントロールになってしまう。西欧の脅威という弱肉強食の時代に、日本が侍国家、すなわち軍事国家であったと言うことは決定的でした。軍事国家では他国の軍事力の脅威を理解し、自国の技術発展に大変な興味を示します。ですから、日本は開国時に直ぐに西欧列強の脅威を理解できました。ところが、朝鮮は中央集権制度の典型国家でありシビリアンコントロールの行き届いた国でしたので、軍事国家の恐ろしさを理解できず、日本に経ちどころの併呑されてしまいましたね。 明治政府は表向き中央集権制度を採用しているような顔をしながら、実は薩長土佐の連合で成り立っていた政府でしたね。どうです、日本は西洋型と同じく封建的あり侍による軍事国家であったから、技術革新をスムーズに達成させ、西洋の列強に併呑されずに生き残れたのです。 また精神的な背景としては、西洋が近代の資本主義を発展させた原動力は、主としてカルヴィニズムにおける宗教倫理から産み出された世俗内禁欲と生活合理化にあるとしたマックス・ヴェーバーの『プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神』(岩波文庫)大塚久雄訳が説得力がありますが、一方、日本ではそれに対応する精神改革が江戸時代にキリスト教を俟たずに石門心学の民間倫理哲学によってすでに達成されていたことが日本の近代化の理解に取って本質的であることが、R.N.ベラーの『徳川時代の宗教』(岩波文庫)池田昭訳で詳しく論じられています。
- to9311mu
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識字率の高さが挙げられるでしょう。文字を読むことによって様々な学問への入り口にたつことが出来ます。そして漢字。例えば英語で骨粗しょう症はosteoporosisと表記します。漢字は表意文字ですから、病気そのものを知らなくても「骨が粗くなる病気・・・?」くらいは誰でも分かります。しかしアルファベットなどの表音文字ではそれが難しくなります。なので、欧米ではこういう知識を一部の人間が独占してしまうのです。 そして日本人が外のものを受け入れるという性質。外国の文化を受け入れ、アレンジしていく性質があったようです。それは明治以降も外国文化や制度を受け入れ、日本流にしていったことに表れています。八百万の神に代表されるような多神教を認めていたことも影響しています。 職人を尊重するという文化もあると思います。もの作りを大切にしているという感情の現れだと思います。
- kappa1zoku
- ベストアンサー率29% (334/1137)
明治維新の前後の出来事から日本の海外デビューを論ずる人もいますが、日本人そのものがどこからきて土着の人たちと混血をして今の日本人になったのかと関係するように思えます。 江戸時代には政治的な規制として鎖国をしましたが、明治以降に来た欧米人の旅行記を読んでも、日本の庶民のもつ好奇心は、強烈な自己主張をしない代わりに相当なものであると書かれています。 また明治開国直後でも一介の商人がひと旗挙げようと海外へ渡航する姿が描かれています。 つまり、閉鎖的な政治体制をとっていても、内実としては知的な好奇心は旺盛であり、いつでも爆発するエネルギーとして内包していたとみるべきでしょうね。 また、古代日本の仏教伝来、焼物師の移入など、そとからの文化を取り入れることへの拘りが少なかったように思います。 そしてそれは家父長制として代々の家を引き継ぐために、優秀なものを受け入れる養子縁組という慣習を生んだと思います。 外からの血を受け入れる精神的な寛容さが文化として根付いていたと見た方が良いと思います。 寺小屋に見る日本人の教育水準の高さは(識字率)、海外にも例を見ないものと、(普通の庶民が読み物を読んでいる姿)先ほどの旅行記でも感嘆の声をあげています。 世界と寸断されていても、独自に発達した文化・技術が土台にあることが同時代の世界文化をとりいれられた要因だと思います。 アジアの中でいち早く先進国の仲間入りをしたとありますが、中国はもともと世界の先進国でした。ですから、アジアの中でいち早く先進国の仲間入りをしたのではなく、「遅ればせながら」というべきでしょうね。
- nishikasai
- ベストアンサー率24% (1545/6342)
いろいろ理由はありますが、根本的には二つだと思います。 そもそも日本人は頭が良い。他国にも頭の良い人はたくさんいるけど日本の場合は平均点が高いんです。だから日本の軍隊は将校はだめだけど、下士官と兵は世界最高と言われたのです。たとえばロシアの軍隊は戦車の中の責任者は将校で頭が良いけど残りのスタッフは優秀でなく中央アジア出身でロシア語もわからないから命令もよく理解できないし、肝心の愛国心もない。砲弾がどこに飛んでいくかわからないそうです。日本の場合は大砲を撃つ人も運転する人もみんなそこそこ頭がいい。 それと非常に大事なことだけど日本は自分の知らぬことを知っている人を師と崇めて謙虚に学んだことです。古くは中国からそしてポルトガルやオランダから。イギリスからそしてアメリカから謙虚に学びました。これですね。その点中国なんか愚かな中華思想に凝り固まってまったく学ばず没落しました。現在の発展は実は馬鹿にしていた隣国に徹底的にやられてやっと永い眠りから目覚めたのです。韓国も同じです。日本に統合されて屈辱を感じると同時に日本式を身に付け再浮上できたのです。
- jamiru
- ベストアンサー率5% (170/3044)
大将がリーダーシップを取ったから。 武士とはいえ大将の命令には逆らえません。 各藩の大将である各藩主、幕府の大将である徳川家は明治からは大した命令は出していません。 命令ばかりするのがリーダーじゃないのよ。
- moconyan99
- ベストアンサー率17% (44/248)
現代の日本にすごくよく似ています。 ちょんまげの視察隊が欧米を視察して、こんなことをやっていては、日本はとりのこされると指導層に焦りがでて、日本をどげんかせにゃいかん! とがんばった、一部の人たちの功績です。 幕末の志士の功績は大きく、実際の話です。 明治にはいってからもかなり、日本はがんばってひとつのきっかけは日露戦争に勝手、有色人種が白人をやぶったという事実です。 それまでは、アジア人は卑しい民族とみさげれれていたのですから、 戦争は何でも悪いとするマスコミ論調はさけ、中道で評価せにゃあかんとです。 われわれの祖先は戦争で死んだ訳ですが、無駄死にではなかったと尊敬の念を送るのは国家の民族として常識です。 ~わたしは靖国とか興味ありませんが、国内の参拝行事に China が口出しをし、それを新聞が煽り立てる、売国奴風潮は情けないものを感じます。
- negitoro07
- ベストアンサー率24% (389/1569)
江戸時代から日本の経済社会、技術レベルが相当高かったからですよ。 幕末の志士なんて言いますが、その中には商人や農民から武士に成り上がった人も多いし、武士のなかでも下級武士が持てる能力をありあましていました。 明治維新には、中途半端ながらも市民革命の要素があったんです。また、中国などと違い、尊王攘夷という形で強いナショナリズムもありました。だからこそ、政治の近代化も可能だったのです。 技術も蒸気機関こそなかったものの、職人のレベルは相当高かったといわれます。それが明治以後の工業化を支えたのです。