• ベストアンサー

なぜメタノールではなくエタノールなのか

 どなたか教えてください。  現在、日本ではバイオ燃料としてのアルコールはE3,E10のようにエタノールが主流のように思われますが、なぜ食料とバッティングする原料を用いるエタノールのほうがその他の植物からも精製できるメタノールより主流なのでしょうか?  宜しく御願いします。

質問者が選んだベストアンサー

  • ベストアンサー
  • tanuki4u
  • ベストアンサー率33% (2764/8360)
回答No.3

1 現状技術 No2の方が指摘しているように、メタノールを作る場合、石油から作った方が、植物より作るより安くできる。 2 将来的な方向として、メタノールがエタノールより優れているかどうかと言うと、簡単な組成式から推定できる。 C と H の比率を考えてみる メタノール 1:4 エタノール 1:3 =>2:6 セルロース 1:2 =>C6H12O6 これは何を示しているかというと、いろいろな方法はあれど、基本は水素の少ないセルロースに水素添加する化学反応が、メタノールなりエタノールを作る技術と言うことになります。 より多くの水素を添加しなければならないメタノール製造の方がエネルギー収支的に見合わない。 おおざっぱに言えば、 セルロースに水素一個を付けると、エタノールになる。 このエタノールで、バイオ燃料として成立する。 さらに、水素を一個付けて、メタノールにする必要性は積極的には存在しない。

monster_sp
質問者

お礼

 回答ありがとうございました。 >より多くの水素を添加しなければならないメタノール製造の方がエネルギー収支的に見合わない。  そう考えれば分かりやすいのですね。 実際はそれぞれの方法とコストとの兼ね合いとなるのでしょうかね。

その他の回答 (5)

  • cat-food
  • ベストアンサー率61% (124/201)
回答No.6

メタノールを植物から作る方法として乾留法とガス化法があります。確かに木質系の原料からでも製造することができるということで面白い発想だと思います。ただし、乾留法によるメタノールの収率は非常に少なく、たぶん1トンのメタノールをつくるために数百トンの木材が必要になるでしょう。原料の木材はほとんどが木炭になりますので、大量の木炭の利用方法が確立しないとメタノールを経済的につくることはできないでしょう。ガス化法については、いろいろ研究されていますが、まだ実用化されていません。 もうひとつの問題として、自動車への影響があります。20年ほど前に日本でもメタノール自動車の実験がおこなわれていましたが、特殊な自動車が使われていました。今現在、走っている自動車にメタノールを使うと燃料系統に漏れが発生し、最悪火災事故が発生します。その点、エタノールは3%までなら(最近作られた車なら10%まで)ガソリンに混ぜても問題ないことが確認されています。 なお、エタノールはアメリカではトウモロコシからブラジルではサトウキビから作られています。トウモロコシは確かに食糧とパッティングしますが、サトウキビを主食にしている人はいませんから罪は少ないのでは?

monster_sp
質問者

お礼

 回答ありがとうございました。 やはり、収率に難ありですか。 趣味で炭焼きをしていたので、そこから発展できるものはないかと思っていたのですが・・・ 確かに、私自身が焼いた炭くらいでも原料の木材の多さと、炭の使い道の少なさには困りました。  何か他の方法を考えねばなりませんね。

  • aburakuni
  • ベストアンサー率30% (470/1562)
回答No.5

燃料としては様々な可能性があり、天然ガスから造るのは簡単ですが、バイオとすると限界があります。 エタノールも合成がありますが、価格はバイオと拮抗している上、今でも大半がバイオ起源です。 またエタノールについては、ガスクロ程度で比較的簡単にバイオ起源かどうかを区別できますし、ETBEと言った化合物まで追跡分析が可能です。

monster_sp
質問者

お礼

 回答ありがとうございました。 バイオ由来では限界・・・残念です。

  • jkpawapuro
  • ベストアンサー率26% (811/3029)
回答No.4

補足をみてやっと考えていることがわかりました。 確かに石炭からメタノールが作れるのだから、木炭なり植物由来でもメタノールは作れます。しかし石炭由来のメタノールさえ少数派で天然ガス利用が一般的な状況で、木炭等植物由来のメタノール大量生産は、コストパフォーマンス的に絶望的です。 もう一つの問題は、バイオエタノール政策は世界的に広がることを前提になされています。バイオメタノールでそれは無理です。持続的かつ無尽蔵で輸送エネルギーコストをかけずにそこまで大量な森林資源の確保は不可能です。なお原料として草等はむきません。乾留なり一酸化炭素抽出なりをするので、含水率が高いものは割に合わないでしょう。 一番の問題はバイオエタノールは環境対策ではなく農業助成政策であるということなのですが、そもそもバイオメタノールでは森林資源を食いつぶして10年単位の事業で終わってしまいます。

monster_sp
質問者

お礼

 ありがとうございました。 原料からできるメタノールの量に問題ありということですね。

  • amanda97
  • ベストアンサー率21% (414/1953)
回答No.2

すごく簡単  メタノールを作るには石油や石炭が必要だから(植物から大量に生成できないので化石燃料から作るのが主流となっています) エタノールは植物などからから大量に作る事ができます。 エタノールは食料とならない植物からも作る事が可能。 効率の問題で、麦や大豆やトウモロコシなどが沢山あるので、それから作ったほーが大量に作れるので、そうしています。

monster_sp
質問者

補足

回答ありがとうございます。 ・麦、大豆、トウモロコシなどは食糧問題と絡んでしまうので×。 ・発酵菌をもちいたセルロース系の糖化技術はまだ一般的ではない。 ・メタノールは、あくまで人間が必要としないと言う意味でのいらない植物(木材や雑草、籾殻、食糧となる作物の茎や、葉等)のセルロースから精製が可能なのでは・・・。 ・メタノールの精製技術はそれほど難しくなく、且つ大量に作れるらしい。(実際にどうかは私には分かりません。)  という発想の順でメタノールの方がバイオ燃料としては優位なのではないかと思い質問させていただきました。  

  • nitto3
  • ベストアンサー率21% (2656/12205)
回答No.1

醗酵菌でメタノールが出来るのかな、出来ても微量でしょう。

monster_sp
質問者

補足

 回答ありがとうございます。 発酵菌をもちいて作るのであればエタノールだと私も思います。 メタノールは、乾留とかの方法をもちいて原料としては豊富なセルロース系から作ったらと思いまして・・・

関連するQ&A

  • エタノール95%メタノール5%のアルコールはありますか?

    denatured alocohol というアルコールを探しています。 ペンキの薄め液として使われているのですが、成分がエタノール100%か或いはメタノールを少量混入させてあるものです。 ペンキの薄め液の製造元に聞いてみたのですが、上記の成分の薄め液はないといわれてしまいました。 ネットで調べても、メタノール95%エタノール5%の「燃料用アルコール」は発見しましたが、エタノール95%メタノール5%の成分のアルコールは見つかりませんでした。 日本に denatured alcohol と呼ばれるアルコールはありますか? よろしくお願いします。

  • メタノールをエタノールに転換できますか?

    最近注目を集めるバイオエネルギー関連の質問ですが、その中でバイオマスからメタンガス→メタノールを取り出す例が各報道で採りあげられていました。 一方、トウモロコシを原料にしたエタノールが食料や飼料の高騰を招くという批判があります。 ではここで疑問ですが、両方とも化学構造は似ていますから、どうにかしてメタノール→エタノールへの転換!?はできるのでしょうか?(コスト等はこの際考えないとします) ブラジルや米国ではE85が既に実用化されていますが、なぜメタノールではなくエタノールなのか、私の科学知識と英語力(米国エネルギー省のサイトも見てみましたが…”http://www.eere.energy.gov/afdc/fuels/methanol_basics.html”)では理解できませんでした。 メタンガスをそのまま燃やせばボイラーや発電に利用できますが、液化して自動車にも使えばより有効に利用できるのでは? と思ったからです。 ではよろしくご回答願います。

  • バイオエタノールはCO2削減に役立つの?

    化石燃料を燃やすと空気中のCO2濃度が高まりオゾン層が破壊される。 バイオエタノールは原料の植物(サトウキビやダイズなど)が 大気中のCO2を吸収するので、化石燃料をバイオエタノールに 切り替えるとCO2の大気中の量はプラマイゼロになる。 だからバイオエタノールは環境に優しい …といったような理屈をよく聞くのですが、わたしにはよく理解 出来ません。初歩的で幼稚な質問かもしれませんが、どなたか 次の点について教えてください。 ●燃料電池は別として、バイオエタノールだろうとガソリンだろうと、 燃やす以上はCO2は発生する。 ●バイオエタノールの原料であるサトウキビやダイズは、以前から 食料や飼料などの用途で生産され続けてきた。 ●その植物の用途が食料から燃料に代わろうと、大気中のCO2を 植物が吸収する量には関係ない。 …とするならば、「バイオエタノールがCO2削減に役立つ」のでは なく、「バイオエタノール増産の目的で、サトウキビやダイズの 生産量が増えた分だけ、そのCO2吸収分が増える」という話であって、 サトウキビやダイズの使用目的が食料から燃料に変わったという だけでは、大気中のCO2の増加の歯止めにはなんの役にも立たない のではないでしょうか? いま、ダイズなどの価格がバイオエタノール需要で高騰しています。 もしも原料植物の大幅生産増をせず、単に用途だけが変わったと すると、バイオエタノールの台頭というのは、 「貧乏人が飢え、先物投機家や生産者は儲かるけれど、エコロジー には全く関係ない話」 ということになってしまうのではないか…?と思われて ならないのです。バイオエタノールが環境によいのではなく、 CO2削減のためにはもっともっと植物を増やしましょうよ、 というのが本筋ではないか、と私は思うのですが…。 私の考えは何か間違っているのでしょうか?マスコミでは 誰もこの話に全く触れていないように思うのですけれど…。 面白半分の回答はできれば避けていただき、多少なりとも 専門知識のある方に真面目にお答えいただけると幸いです。

  • メタノールについて

    植物から、メタノール(メチルアルコール)かエタノールを 作り出すことができるのでしょうか?教えてください。 (方法を具体的にお願いします。)

  • 燃料用アルコール(メタノール)の危険性

    現在、主にアウトドアで使用するアルコールランプで「燃料用アルコール(エタノール5%・メタノール95%)」を使用しているのですが、メタノールは揮発性が強く、吸引したり飲んでしまったりすると危険(発ガン性がある)だと聞きました。 それで質問なのですが、たまに室内でアルコールランプを使うことがあるのですが、窓は開けているものの、火を点ける前などどうしてもある程度のメタノールを吸ってしまっていると思います。このような状況でも、燃料用アルコールは人体に対して有毒なのでしょうか?それとも、「燃料用」はメタノールをいくらか希釈している分、そこまで神経質にならなくて良いのでしょうか? また、もし「消毒用」と間違えて「燃料用」アルコールで怪我の消毒をしてしまえば人体に対してどのような影響が及ぶでしょうか? 上記質問について教えて頂けましたら嬉しいです。どうぞよろしくお願いします。

  • アルコールランプの燃料にエタノールを使うことはできますか?

    アルコールランプの燃料はエタノールとメタノールを混ぜたアルコールということなのですが、家に無水エタノールがあるのでそっちが使えればそれを使いたいと思っています。 アルコールランプにエタノールは使っていいものなのでしょうか?ご回答をよろしくお願いいたします。

  • エタノールとメタノールの毒性について

    はじめまして、お世話になります。 最近有機化学を勉強し始めた者ですが エタノールとメタノールの毒性について この両方はメタンとエタンにOH(ヒドロキシル基)がくっついた物だと思うのですが(ドキドキ^^;)エタノールはお酒の原料(酵母の嫌気発酵)のより生産され体内でアセトアルデヒドに変わると記憶してます。でもメタノールの毒性があり、量によっては失明の可能性があるとも聞きました(粗悪な酒・偽ウォッカとか)形の似たこの2つ、毒性を生むのは何が違うからでしょうか? 体の中で何がおきてるのでしょうか?胃酸と関係が… 今現在の知識を総動員して(泣)質問を書いてみました^^;どなたかご存知の方よろしくお願い致します。 どこか違う場合容赦なくつっこんでください(うっ)

  • エタノールでの発電

    最近、バイオエタノールが注目されていますが、ガソリン用途が中心だと思います。 このエタノールでガスタービン、ガスエンジン、燃料電池などの発電用エネルギーとして利用できないでしょうか。 メタノール燃料電池は既にあるので、エタノールでもできそうな気がするのですが よろしくお願いします

  • 【化学医学】メタノール(メチルアルコール)は人体に

    【化学医学】メタノール(メチルアルコール)は人体に有害なのにアルコールランプの燃料として使われているそうですが、人体に有害なのに気化させて大丈夫なのですか? あとホルマリン液はメタノール(メチルアルコール)だそうですがなぜメタノールを使うのですか?エタノールだと駄目なのはなぜですか?

  • エタノールからホルムアルデヒドはできますか?

    バイオエタノールは化石燃料のガソリンよりも燃焼すると、、、 ホルムアルデヒドとアセトアルデヒドの発生が多いと 聞いたのですが、 エタノールは燃焼すると二酸化炭素と水になり、 不完全燃焼の場合はアセトアルデヒドになって、 ホルムアルデヒドはメタノールが不完全燃焼のときに 出来るものだって思ってたんですが、 エタノールからも出来るのですか?