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※ ChatGPTを利用し、要約された質問です(原文:にゃんこ先生、高三の生徒からの行列の累乗の質問に悩む)

高三の生徒の質問に悩むにゃんこ先生、行列の累乗とは?

このQ&Aのポイント
  • 高校3年生の生徒から行列の累乗に関する質問を受けたにゃんこ先生。奇数乗ではどんな値になっても良いが、偶数乗では負の値にならない性質を持つことを教えてください。
  • さらに、実数を成分とする正方行列に対しても累乗を考えると、どのような性質があるのか疑問に思うにゃんこ先生。例えば、座標を成分とした4次元空間の場合、累乗によって得られる空間の包含関係について教えてください。
  • にゃんこ先生はハミルトンケーリーの関係式を知っているが、行列の累乗による空間の包含関係について詳しく知りたいと思っています。X^nたちの集合の包含関係について教えてください。

質問者が選んだベストアンサー

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  • gef00675
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回答No.7

X^2=Aが実数解を持つ条件について、#5を整理しました。 行列A= a b c d の行列式 D=ad-bc と、トレース T=a+d を用いると、固有方程式は x^2 - T x + D = 0 とかけるので、X^2=Aが実数解を持つ条件は、TとDを用いて次のように表せます。 (0) A=0(自明な解) または、固有方程式が (1)重解x=0を持たないもの、(⇔べきゼロ行列でない)   (T, D) ≠ (0, 0) のうち、つぎの(2)または(3)を満たすこと。 (2)非負の実数解を持つ(⇔Aが半正値行列) T≧0かつD≧0かつT^2-4D≧0 (3)実数解を持たない(⇔Aが回転行列に相似) T^2-4D<0 直観的に納得のいく結果だと思います。

nyankosens
質問者

お礼

有意義なご解答をまことにありがとうございました。

その他の回答 (6)

  • gef00675
  • ベストアンサー率56% (57/100)
回答No.6

#5 書き間違えました。 結論:「α=β=0かつA-αI≠0」以外の場合はX^2=Aは複素数の範囲で解をもつ。 2×2行列Aが「固有値α=β=0かつA-αI≠0」という条件は、 Aが零化指数2のべきゼロ行列 A^2=0かつA≠0 であることと同等ですから、 「2×2行列Aが0以外のべきゼロ行列でなければ、X^2=Aは複素数の範囲で解をもつ」 といったほうがいいですね。 逆に、A^2=0かつA≠0であって、しかもX^2=AなるXが存在したとすれば、 X^4=A^2=0になるからXはべきゼロ行列になるが、 ・X=0の場合は、A=0だから、不可。 ・X≠0かつX^2=0の場合もA=0で、不可 ・n≧3のときにX^(n-1)≠0でX^n=0になるようなものはない。2次元だから。 というわけで、逆も言えました。 「Aを2×2行列とするとき、X^2=Aが複素数の範囲で解をもつための必要十分条件は、Aが0以外のべきゼロ行列でないことである」 Aを行列要素 a b c d で表すと、固有多項式 f(x)=x^2-(a+d)x+ad-bc がx=0を重根にもつことから、 f(0)=ad-bc=0 f'(0)=-(a+d)=0 および、A≠0でないことから a,b,c,dの少なくとも一つは0でない、 そのような場合はX^2=Aは解をもたないが、それ以外のAの場合は解をもつ、と。 なんか自明な結論になってしまいましたが、これであってますか?

  • gef00675
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回答No.5

やっぱり的外れだったか。 > X^2=Aが解を持つための条件 なるほど。こういう問題なら、鈍い私にもわかります。 Aが実数を成分とする2x2行列で、 Xは複素数行列でもよいということですね。 Aの固有値をα、βとする。(α、βは複素数) (1) α=βの場合、  N=A-αIとする。  もし、N=0またはα≠0なら、X^2=Aは解をもつ。 その解はα≠0なら2個あって、  X=±√α I ±(1/(2√α))N (複号は同順にとる)  N=0なら、X=±√α I (2)α≠βの場合、 X^2=Aは複素数の範囲で解をもち、 その解は4個あり、X=±√α P ±√β Q (複号は4通りとってよし)  ここで、P=(1/(α-β))(A-βI)、Q=(1/(β-α))(A-αI) 要するに、 > α≠βのとき、A^n=α^n P+β^n Q > α=βのとき、A^n = α^n I + n α^(n-1) N の、nを1/2にしただけです。 結論:「α=βかつA-αI≠0」以外の場合はX^2=Aは複素数の範囲で解をもつ。 つぎに、Xを実数成分に限定した場合、(2)α≠βは、さらに場合分けされて、 (3) α,βが虚数の場合  α=β~ (共役複素数)であることから、P=Q~。よって  複素数αの平方根の一つを√αとかくことにすれば、 2個の実数解がある。X=±(√αP +(√αP)~)=±2(√αPの実数部) (4) α≧0かつβ≧0の場合(両方とも0のときはのぞく) 4つの実数解がある。X=±√α P ±√β Q (複号は4通りとってよし) (5) αとβのどちらかまたは両方が負の場合  負数の平方根が虚数になるため、実数解はない。 ということになるでしょう。 ここまで書いて、あっているかどうか不安になってきた。上記以外に解がないことの証明になっていないからです。ほかに解が出てきたらどうしよう。 それと、もしかしたら、Aの4つの成分に関する条件(2次方程式の判別式的な)をお望みでしょうか。少々くたびれたので、すみませんが上記のことからご賢察ください。

  • Kules
  • ベストアンサー率47% (292/619)
回答No.4

これを書いた後で反対の意見がでてきたら相当恥ずかしいんですが書いてみます。 要は、 x^2=aが解を持つ⇔a≧0 x^2=aが解を持たない⇔a<0 のようにaのみを見るだけで問答無用でxの解の有無を判別できるようなものを、 X^2=AのAに求めることができるかってことですよね? 私はできないと思います。 高校の範囲で言えばこのような問題はハミルトン・ケーリーは一次変換でで解くと思うんですが、どちらにしてもXがどのような振る舞いをするかによって左辺の様子は大きく変わってしまうと思うんです。 ですので、Xによらない、X^2=Aの解の有無を判別できるようなAの条件というのはないと思います。

  • gef00675
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回答No.3

あ、固有値が0だけの場合を忘れてた。 だから、 「対角化できない場合でも、Xに応じてそうなるようなNを決めること」 は必ずしも可能ではないですね。

  • gef00675
  • ベストアンサー率56% (57/100)
回答No.2

生徒さんは何を聞きたいんでしょうね? その子はケーリー・ハミルトンの定理 「f(x)=det(xI-A)=(何かxの多項式)とすると、f(A)=0」 は知っていると。 そして、固有値・固有ベクトルというものも知っていると。 固有方程式の解(=固有値)が存在し(それをα、βとする)、 なおかつ、独立な固有ベクトルが2個とれれば(u, vとする)、 Au=αu, Av=βv、これを一個の行列にまとめて AU=UM (Mは対角行列) とかくことができるから、 A=UMU^(-1) をべき乗すれば、 A^n=U M^n U^(-1) なるくらいのことは知っているんでしょうね? まず、固有値が存在しなければならないといけないが、複素数の範囲まで考えれば、この点はクリアできる。Aが実数成分だけの行列なら、α、βが複素数になったとしても、所詮、共役複素数になるだけだから、α=a+biとかいて、 a -b b a の形のMを考えれば、回転の行列の定数倍になるだけだから、三角関数を知っていれば、M^nを計算するのはたやすい。 このあたりまでも、高校生の範囲で理解可能ですよね。 だけど、問題は「独立な固有ベクトルが2個とれるか」でしょう。 まず、α、βが異なれば、それらに対応する固有ベクトルの方向が異なるOKです。 だから、複素数の場合もOKです。 では、α=β(重解)だったらどうか? Aが対角化できる必要十分条件は、Aの最小多項式が重解をもたないこと。 すなわち、2次元の場合なら、 g(A)=A-αI=0 の場合に限る。要するにAは単位行列の定数倍で、つまらんです。 では、固有値が重解で、なおかつ対角化できないときは、どうやったらA^nが固有値で表せるのか? このときは、A-αIが0でないということなので、それをNとおく。 A-αI=N このNは、べきゼロ行列です。N^2=0。なんでそうなるかは、高校生相手なら、ケーリーハミルトンの定理あたりでごまかしておけばよいでしょう。 単位行列とNは可換だから、2項定理が使えて、 A^n = (αI+N)^n = α^n I + n α^(n-1) N + (Nの2乗以上の項) N^2=0だったから、Nの2乗以上の項はすべて消えて、 A^n = α^n I + n α^(n-1) N これが、固有値が重解のときのAのべき乗になります。 ところで、固有値が異なるとき(α≠β)に話をもどすと、 P=(1/(α-β))(A-βI) Q=(1/(β-α))(A-αI) とおくと、 A=αP+βQ とかけますよね。しかも、 P^2=P, Q^2=Q, PQ=QP=0, P+Q=I です。これは。。。そうです。射影です。これを確かめるのも、高校生相手なら、ケーリーハミルトンの定理なり、A=UMU^(-1)なりを使わせればいいでしょう。 ということは、 A^n=α^n P+β^n Q で、話がすんでしまい、計算のややこしいU^(-1)は結局使わずにすみますね。 固有値が複素数のときは、べき乗をド・モアブルの定理で処理してもいいです。 こうして、2×2行列のべき乗はその固有値を用いて、 α≠βのとき、A^n=α^n P+β^n Q α=βのとき、A^n = α^n I + n α^(n-1) N の形にしかならないのである! と、生徒さんに諭しておいて、、、、さて、どうしよう。 「Aにどんな条件をつければ、AからA^nへの対応が全射になるか?」 でしたっけ? A^n=Xとかくことにして、Xを勝手に与えて、そのn乗根みたいなものを考えればいいんですか? Xの固有値が2個出てくれば、X^(1/n)=α^(1/n) P+β^(1/n) Q としてしまっていいですね。 対角化できない場合でも、Xに応じてそうなるようなNを決めることは可能ですね。 私には「包含関係」の意味がよくわからなかったけど、ご質問のヒントになれば幸いです。例によって的外れな回答だったらごめんなさい。

nyankosens
質問者

お礼

質問の意味がわかっていただけなかったのはとても残念です。 ひとつのことをいえば、行列方程式の判別式です。 実数の範囲で、 x^2=aが解を持つ⇔a≧0 x^2=aが解を持たない⇔a<0 それに対応するものとして、実数(もしくは複素数)を成分とする2x2行列で、 X^2=Aが解を持つための条件 を教えていただきたいのです。

  • Tacosan
  • ベストアンサー率23% (3656/15482)
回答No.1

2×2 行列はその一部分として複素数と同型なものを含みます. つまり, 実数 a, b に対し [[a -b] [b a]] で表される行列は複素数と同型です. だから, 最初に挙げた性質を実数で考えてもあまり意味はなく, 最低でも複素数の上で考える必要があります.

nyankosens
質問者

お礼

複素数の変数zにおいて、 z^2はどんな値になることができます。 z^3もどんな値になることができます。 一般に、 z∈C→z^n∈C は全射です。 複素数を成分とする2x2行列Zにおいて、 Z→Z^2 は全射ではありません。 たとえば、Z^2= [[0 1] [0 0]]になることはありません。 Z^nたちの集合の包含関係などについてもわかれば教えてください。

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