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※ ChatGPTを利用し、要約された質問です(原文:決選投票と最大剰余方式について)

決選投票と最大剰余方式についてのメリット・デメリットとは?

このQ&Aのポイント
  • 決選投票と最大剰余方式は、投票制度の一形態です。
  • 決選投票は多数決で決まるものであり、最大剰余方式は一位の票数が一定数を超えなければ最下位を排除し、排除された票が第二希望の候補に加算される方式です。
  • これらの方式には戦略投票が通用する場合がありますが、デメリットや他の不利な点も存在します。

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回答No.1

手元にあった教科書(川人ほか、建林ほか)から整理してみました。 主な議席決定方式と投票方式   L多数制     L小選挙区制       L相対多数(イギリス、アメリカ、衆院の並立制の小選挙区)       L絶対多数         L決選投票方式(フランス)         L選択順位投票方式(オーストラリア下院) などなど     L大選挙区制       L単記式         L単記移譲式(オーストラリア上院、アイルランド)         L単記非移譲式(衆院の旧中選挙区制、参院の選挙区選挙)         Lプール式(ブラジル、チリ、フィンランド) などなど       L連記式         L完全連記式         L制限連記式 などなど   L比例代表制     L最大剰余方式       Lヘア式       Lドループ式 などなど     L最大平均方式       Lドント式(日本の比例代表制選挙)       Lサンラグ式       L修正サンラグ式(北欧諸国) などなど > 最大剰余方式は一位が一定数を超えなければ最下位を排除して、排除された票が第二希望のところに加算されていくものとして理解しています。 これは最大剰余方式ではなくて選択順位投票方式(alternative vote、あるいは選好投票もしくは選好順位連記投票、建林ほか・p69、川人ほか・p126)ではないでしょうか? http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%81%B8%E5%A5%BD%E6%8A%95%E7%A5%A8 > この二つの方式に戦略投票は通用するのでしょうか。 決選投票方式(2回投票制、run-off majority)では、第1回投票で勝ちそうな候補者の支持者が、決選投票で戦いやすい候補者に戦略投票する可能性があります(建林ほか・p76)。 たとえば前々回のフランス大統領選では、社民党のジョスパン首相が第1回投票で敗れ、国民戦線のルペン党首が決選投票に勝ち上がりました。ここでシラク大統領を含めた3者をアンソニー・ダウンズの一次元的な空間モデルに並べると、左からジョスパン(左派)→シラク(保守)→ルペン(極右)の順番なので、シラクvsルペンの決選投票ならばジョスパンの支持者も(棄権しないのであれば)シラクに投票することが予想されます。このことを考慮したシラク支持者のなかには、シラクの決選投票進出は安泰と考え、より戦いやすいルペンを決選投票に押し上げるために、第1回投票でルペンに戦略投票した人がいるかもしれません。 http://ja.wikipedia.org/wiki/2002%E5%B9%B4%E3%83%95%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%82%B9%E5%A4%A7%E7%B5%B1%E9%A0%98%E9%81%B8%E6%8C%99 最大剰余方式と選択順位投票方式についてはよくわかりません(ごめんなさい)。ただ、最大剰余方式で戦略投票を行うには、基数で割り算したあとの剰余レベルで各政党の得票数を予測しないといけないので、ちょっと難しいと思います。また、選択順位投票方式も「戦略投票の誘因を排除するために考案された選挙制度」な気がします。ですから、これらの選挙制度では、有権者は「率直な投票(sincre vote)」を行うと思います。 > 戦略投票以外のデメリット 素人考えでパッと思いつくのは、決戦投票方式は選挙を2回やる(かもしれない)ので手間がかかる、最大剰余方式は有権者にとって複雑でわかりにくい、などでしょうか。 ちなみに、最大剰余方式の欠点は「アラバマのパラドックス」(定数がnからn+1に増えたときに、かえって獲得議席数を減らす政党が生じてしまうこと)の可能性があることです。 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9C%80%E5%A4%A7%E5%89%B0%E4%BD%99%E6%96%B9%E5%BC%8F#.E5.B0.82.E9.96.80.E7.9A.84.E3.81.AA.E8.A9.95.E4.BE.A1.E3.81.A8.E3.83.91.E3.83.A9.E3.83.89.E3.83.83.E3.82.AF.E3.82.B9 また、比例代表制の各バリエーションでの選挙結果については、アーモンド・レイプハルトがせっせと計算しているそうです(川人ほか・p120)。 ■非比例性指標:ドント式など5.22%、ドループ式など4.15%、ヘア式など1.88% ■有効選挙政党数:ドント式など4.35、ドループ式など3.80、ヘア式など3.62 ■有効議会政党数:ドント式など3.70、ドループ式など3.29、ヘア式など3.46 ■議会絶対多数党の発生頻度:ドント式など18%、ドループ式など24%、ヘア式など23% ■人工的多数党の発生頻度:ドント式など14%、ドループ式など14%、ヘア式など4% 参考文献 川人ほかhttp://www.amazon.co.jp/%E7%8F%BE%E4%BB%A3%E3%81%AE%E6%94%BF%E5%85%9A%E3%81%A8%E9%81%B8%E6%8C%99-%E6%9C%89%E6%96%90%E9%96%A3%E3%82%A2%E3%83%AB%E3%83%9E-%E5%B7%9D%E4%BA%BA-%E8%B2%9E%E5%8F%B2/dp/4641121249 建林ほかhttp://www.amazon.co.jp/%E6%AF%94%E8%BC%83%E6%94%BF%E6%B2%BB%E5%88%B6%E5%BA%A6%E8%AB%96-%E6%9C%89%E6%96%90%E9%96%A3%E3%82%A2%E3%83%AB%E3%83%9E-%E5%BB%BA%E6%9E%97-%E6%AD%A3%E5%BD%A6/dp/4641123640

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大変参考になりました。 とても助かりました。 ありがとうございます。

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