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碑文、是か非か?
つい最近、埼玉県草加市の綾瀬川沿いを散策した折り、「奥の細道」の旅に同行した松尾芭蕉の高弟・河合曾良の銅像を偶然に見た。銅像は台座を含めると2メートル以上はありそうな立派な物である。銅像の裏側に回ると、曾良の紹介文が刻まれていた。碑文を読むと、特に「中略」の断りもなく原文とは違った印象をもった。帰宅後、角川書店の文庫本で松尾芭蕉『おくのほそ道』日光の条を調べてみると、そこには「曾良は河合氏にして惣五郎と云へり。芭蕉の下葉に軒をならべて、予が薪水の労をたくす。このたび松しま・象潟の眺共にせん事を悦び・・・」となっていた。碑文は、明らかに(芭蕉の下葉・・・以下が削除)芭蕉と曾良の子弟関係を記した肝心な一節が削除されていた。果たしてこのうした行為が公衆に提示する碑文として許されるものなのだろうか。最近は著作権や肖像権など様々な分野で裁判沙汰になる事も珍しい事ではなくなった。この碑文も素人には例外でないようにも思えてならない。見識ある方々のご意見をお聞かせ頂けると幸いである。
- surohnin
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- hukuponlog
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法的な問題は何もありません。芭蕉(に限らず死後100年以上経ているような江戸時代の人物)の文章に著作権はありませんから、改変しようが省略しようが、まぁ、勝手です。 >このうした行為が公衆に提示する碑文として許されるものなのだろうか 法的な問題ではなく、文章を省略するという行為が文学作品に対する冒涜である、とか、或いはその省略のために結果として碑文としての妥当性を欠く内容になっている、等々の道徳的・作品論的な批判なら、それはまた別の見解があるでしょう。 >芭蕉と曾良の子弟関係を記した肝心な一節が削除 おっしゃることは理解できますし、添付の写真を見る限り、あまりほめられた省略の仕方ではないとは思います。 けれどもこの場合、碑文というよりも「なぜこの地に曾良の銅像が建っているのか」という説明文なのでしょうから、それはそれで良いのではというのが感想です。ただしあくまでも個人的な感想に過ぎません。
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お礼
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