• 締切済み

原子間力顕微鏡(AFM)でタンパクを観察するときの留意点について

AFMの測定時にタンパクが凝集してしまうようですので良い方法を知っている方なんでもいいのでご教授ください。 現在、あるタンパクをPBSで懸濁したサンプルを用意し、 マイカ(雲母)上で自然乾燥させたものを観察しようと試みています。 Q1.自然乾燥させることによってタンパクが凝集していることが懸念されます(サンプルは凝集しやすいタンパクです)。凝集を防ぎつつ乾燥させる方法はありますか? Q2.AFMでタンパクを対象サンプルとしたときの基本的なプレパラートの作成方法に関して参考になるようなものはありますでしょうか? どんな意見でもいいのでお教えてください。よろしくお願いいたします。

みんなの回答

  • Akira_Oji
  • ベストアンサー率57% (45/78)
回答No.2

無責任な回答です。昔の実験ノートを見てみたのですが見当たらず、ただ遠い日の記憶がかすかにあるのみです。 私たちの研究室でも、何年か前、DNAなどの水溶液を「クリ-ブ」したマイカの上に乗せて、AFMで観察したことがあります。そして、同じ様な問題が生じました。溶液が乾燥とともに小さくなり「自然乾燥させることによってタンパクが凝集していること」がありました。 色々あろうかと思いますが、 (1)溶液中でAFMを使う。AFMのApplicationとしてDigital Instrument (Veeco)はそのための部品を売り出しています。まだ使ったことはありませんが。 http://www.veeco.com/accessories/Temperature_and_Environmental_Control_Accessories/Fluid_Imaging_Cells_and_O-Ring/index.aspx?prodGroup=69 (2)フリーズ・ドライの方法はどうですか。溶液をドライアイスなどで冷やしたSubstrateに滴下し凍らせて真空で引いて乾燥させる。 このことが書かれた論文があったのですが、行方不明です。検索してください。 Key Wordは Freeze Dry, Nano Particles, Sample Preparation, etc

yuko111
質問者

お礼

お礼が遅れてしまって申し訳ありません。 (2)のフリーズ・ドライの方法まで提案してくださって本当に助かります。この方法なら隣のラボに経験者もいるのでできそうな気がします。 Keywordまで添えてくださり本当にありがたいです。論文も探してみます。 また結果が報告できればいいですね。本当にありがとうございました。

yuko111
質問者

補足

(1)の部品を使用すれば水溶液中で観察できそうですね、実は キー○ンス製のそんなに新しくないもので、水溶液中での観察はあきらめていたのですが、適合するか早速調べてみます。

  • ga111
  • ベストアンサー率26% (247/916)
回答No.1

乾燥させる目的はなんですか? 乾燥させるというのが水分を飛ばすという意味でしたら、グリセロール(飛ばずに保湿効果がある)を加えるということが考えられますが、、、。

yuko111
質問者

お礼

お礼が遅くなってしまい申し訳ございません。 そして貴重な意見ありがとうございました。 人によって考えうる様々な方法があると思うので時間が許す限り 試してみたいです。ありがとうございました。

yuko111
質問者

補足

水溶液中でみることができないメーカー製でして乾燥させない観察できないという状況です。グリセロール添加によって多量体の構造が変わらないようなら試してみる価値はありそうです。

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