「誹謗中傷」とまるで四文字熟語のように使うのはおかしくないですか?
「誹謗」と「中傷」は、それぞれ異なる意味を持つ独立した熟語で、それをまとめて「誹謗中傷」と使っている方がかなり増えました
おそらく、誹謗の意味も、中傷の意味もよくわからない方が使っているのだと思います。
誹謗と中傷を並べたいのであれば、「誹謗・中傷」等と書くべきですが、それ以前に、誹謗とも中傷とも異なる意味で使っている用例ばかりに出くわします。
単に「非難する」という意味で使っている場合もあれば、「異なる意見を言う」という意味で使っている方もおり、その意味の曖昧さから、話の流れがおかしくなってしまうことが大半です。
新しい言葉が発生するはよくあることで、そのきっかけが誤用であることもまた多いのですが、「誹謗中傷(新語)」に関しては、あまり使いやすい言葉でも、いい意味の言葉でもありません。
そもそもその意味の定義に十分なコンセンサスがないというのが、新語として認めるには致命的だと思います。
その本来の意味に忠実な用法を除いて、なるべく、この新しい意味での「誹謗中傷」は、使うべきでない、と考えますが、皆さんいかがお考えでしょうか?
お礼
そうみたいです。助かりました。 ありがとうございました。