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Canizzaro(カニッツァロ)反応について

CH3CH2-Ph-COH + CH2=O → このカニッツァロ反応において解答では、 CH2=Oに-OHが付加し、-O-CH2-OH、が生じることから開始しますが、 どうして、もう一方のCH3CH2-Ph-COHには-OHが付加しないのでしょう? 両方ともα水素を持たないと思うのですが・・・。

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noname#84715
noname#84715
回答No.2

No1のご回答では身も蓋も有りませんので少しばかり考えを書いてみます。 求核試薬に対するカルボニル基の反応性は、 HCHO>RCHO>RCOR1だいたいこの様になっています。 その理由として、 1:電子供与基Rが付く事により、カルボニル炭素の電子密度が増加して求核剤に対する反応性が悪くなる。 2:R基による立体障害により求核剤がカルボニル炭素に接近しづらくなる(この考えは、求核剤のHOMO,カルボニル炭素のLUMOの重なりを考慮する)。 以上の事から、 HCHO>C2H5C6H4CHOと反応性に違いが出ます。

shinn418
質問者

お礼

大変分かりやすい回答ありがとうございます。暗記するしかないのかと思っていましたが、おかげであんきに頼らずいけそうです!

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noname#116453
noname#116453
回答No.1

>もう一方のCH3CH2-Ph-COHには-OHが付加しないのでしょう? しません。理由は単に反応性の違いによるものです。 なお、アルデヒド基を-COHと書くのは間違いです。 また、PhはC6H5であり、CH3CH2-Ph-COHのような表記は好ましくありません。

参考URL:
http://www.chem-station.com/odoos/data/on-ol-9.htm
shinn418
質問者

お礼

ご指摘ありがとう御座います。 「反応性の違い」というのは、具体的にどういう解釈なのでしょうか?これは、暗記するしかないのでしょうか?

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