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特異吸着とは?
http://www.ulvac-uc.co.jp/prm/prm_arc/050pdf/ulvac050-04.pdf ここのページに書かれているように電気二重層の原理では、もっとも内層では、負に帯電した電極にアニオンが配向し、これを特異吸着と呼ぶ、そうなのですが、これってどういうものなのでしょうか? ・常識的に考えてマイナスの電荷をもったイオンが負に帯電した電極に吸着する原理が全く分かりません。 ・しかも電極によってその吸着量は異なるそうなのですが、これはどういう原理によるものなのでしょうか? ・電極の電位を変えると電気二重層容量が変化しますが、この特異吸着の割合も変化するのでしょうか? よろしくお願いいたします。
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>常識的に考えてマイナスの電荷をもったイオンが負に帯電した電極に吸着する原理が全く分かりません ごもっともな感想です。この場合、何らかの化学種が電極上で還元され負電荷を持ったままそれ以上移動できずにそこにあると考えて下さい。 もし陽電荷を持った化学種だったら陰極上で還元されずにはいられません。 ですから、キャパシタという静的な平衡状態では陰電極上の化学種はアニオンでしかありえないのです。 これはいわゆる電解コンデンサを極度に圧縮した物になります。 >電極によってその吸着量は異なる 引用文中に明示されていないようですが、表面積によると思います。表面に規則的な構造があると表面積は向上します。 >特異吸着の割合も変化する 多分その通りでしょう。ですが、別して特異的というほどのことはないように感じます。
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- c80s3xxx
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>・常識的に考えてマイナスの電荷をもったイオンが負に帯電した電極に吸着する原理が全く分かりません。 化学的に強い相互作用が発生する場合とかはありますね. そもそも,負帯電ってのは,あくまでも電位差がそうなっているというだけで,絶対的に大きな負の帯電を持っているわけでもないし,負帯電の原因がアニオンの吸着だったりするわけで. > ・しかも電極によってその吸着量は異なるそうなのですが、これはどういう原理によるものなのでしょうか? まさに化学的な問題でしょう. >・電極の電位を変えると電気二重層容量が変化しますが、この特異吸着の割合も変化するのでしょうか? するときもあればしないときもある.一般論でいえば,するわけですが.
お礼
回答ありがとうございます。 ですが、やはり特異吸着する原理が分かりません。 負電荷をもったイオンが負に帯電した電極に吸着する、というのはクーロン反発力に打ち勝つほどの化学結合で電極表面に結合しているケースを指しているのでしょうか? つまり負電荷をもったイオンが負に帯電した電極が化学結合を作れる場合のみ特異吸着が存在するという結論でよろしいのでしょうか?