• 締切済み

宗教(キリスト教)と古代ギリシャ哲学との接点に関するおすすめ本。

哲学史を勉強しています。 古代ギリシャ哲学を一応読んで、中世に行こうとしているのですが本を読んでいると、いつの間にかキリスト教が既に存在していて、それとギリシャ哲学との関係をどうするか、という話になっている気がします。 もっとキリスト教が生まれた背景からそれと哲学がどう関係しあっていくのかが知りたいのですが、その関係でおすすめの書籍はあるでしょうか? できれば易しいめの本を希望しますが、多少、専門的な書籍でもかまいません。 よろしくお願いします。

みんなの回答

  • kigurumi
  • ベストアンサー率35% (988/2761)
回答No.1

両者がつながっていく流れが書かれた書物は知りません。 が、私なりの捉え方では、、、 プラトンの国家って読んだことあります? キリスト教の考え方と同じ。 国家(集団)の統率の仕方がプラトンの考え方とキリスト教の考え方が同じだと思える。 特にプラトンの義人の証明の内容は、新約聖書ではイエスの磔刑物語として採用されている。 しかし、キリスト教はギリシャ人ではなくユダヤ人が始めたものではないか? そうですが、ヘブライ文化とヘレニズム文化を融合させるような働きをした人がいたからだと思えるんですね。 ヘブライ人はずっと前から各地に住んでおり、エジプトのアレクサンドリアでも巨大コミュニティーを作っていた。 エジプトではユダヤ人のコミュニティーが膨れ上がってエジプトで力を持っていたことに難色がしめされ、アレクサンドリア地方ではユダヤ人を排除する動きがあったらしいです。 フィロンはユダヤ人を代表して皇帝に排除しないよう直訴するくらいユダヤ人コミュニティーの中でも力を持っていたらしい。 排除されないためには独自の文化を維持するのではなく、両者は共通であるので自分たちは異質ではない、あなた方と同胞だということを説得力を持って語らなければならないと考えたのではないかと。 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%AC%E3%82%AF%E3%82%B5%E3%83%B3%E3%83%89%E3%83%AA%E3%82%A2%E3%81%AE%E3%83%95%E3%82%A3%E3%83%AD%E3%83%B3 『豊かなギリシア哲学の知識をユダヤ教思想の解釈に初めて適用した。ギリシア哲学を援用したフィロンの業績はユダヤ人には受け入れられず、むしろ初期キリスト教徒に受け入れられ、キリスト教思想のルーツの1つとなった。』 フィロンは指導者的な立場であり、彼の思想はどうだったのか、わずかな書物からしかわかりません。 私も一冊持っていますが、読んでもよくわかりませんでした。 私の頭ではよくわからないが、他の人はどうか。 http://www1.ocn.ne.jp/~koinonia/wisdom/chap10.htm こんな感じで、ヘブライ文化とヘレニズム文化が融合することに大きな影響を与えたということは間違えないと思えます。 そしてもう一人の重要人物。 コンスタンティヌス1世。 公会議のほとんどを彼が仕切った。 草案のほとんどは彼が作った。 原始キリスト教の思想とは違う、ニューキリスト教を作った人。 一人の皇帝が市民に支持される独裁政治学みたいなものを確立した。 ドミナートス。 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B0%82%E5%88%B6%E5%90%9B%E4%B8%BB%E5%88%B6 プラトンからコンスタンティヌスまでつながっているわけですね。

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