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東條英機をすばらしいって?
東條英機を英雄だとか、素晴らしいといっている人を見かけました。自分は歴史についてしらべてはいますが、全然勉強不足なもので、東條英機は日米の戦争をやろうと進めていた人 という認識でしかありません。そしてあまりいいイメージはないです。調べましたが、彼が何をしたなどという事がずらずらっと書いてあり、結局のところがいまいいち分かりません。彼はそんなにすばらしい人なのですか?またそうじゃないという人はなぜですか?
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基本的に「東條英機はすばらしい」と言ってる人間は、歴史を知らないヨタ話だと思ってください。 「東條英機は日米の戦争をやろうと進めていた人」 というのは、そのとおりです。 しかし、「東條英機はすばらしい」と言ってる人たちは、 「日米の戦争はやるべきだった。ようするに、日本がアメリカ相手に戦争を始めたことは正しかった。 しかし東條英機は戦争を止めようとしていた」 と主張しているので、全くの支離滅裂です。(論理的に考えれば、戦争をやるべきだったのなら、しかも東條がその戦争を止めようとしていたのなら東條は悪人になるはずなのですが) 歴史的事実としては、東條英機が日米の戦争を進めた人物であることは間違いありません。 (より正確に言えば日米の交渉を決裂させた人間。といっても、先に約束を破った、力の劣った日本がアメリカの要求を一切無視して自分の要求しか言わないのなら決裂して当たり前) かと言って、「全くの悪人」かと聞かれれば、「世の中そんなに単純ではないよ」という答えになるのですが、 東條の評価が低い理由としては 軍部大臣現役武官制度を盾に取り、日米交渉をゆきづまらせた その後首相になり、対米宣戦を決める 戦争中、兵士に捕虜になることを禁止して玉砕(要するに弾が尽きたら死ねということ)を強要したくせに自分は生き延びてアメリカ軍に治療してもらっている 首相と気に食わない人物を陸軍大臣と参謀総長を兼任し、気に食わない政敵を招集して前線に送るなどの無茶な行為 チャハル作戦と、その作戦中に起きた山西省陽高における集団虐殺 などがあげられるかと思います。
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第二次世界大戦が正しかったとは言えませんが、幕末からの歴史の流れを考えると、やむを得ない戦争だったと思います。 ペリーに開国を要求された頃の世界は、資源と労働力の略奪の時代、つまり、侵略するか侵略されるかの時代でした。日本は、他国からの侵略を免れるために、諸外国から野蛮な国と思われないように、着物の洋風化・お歯黒の禁止などをして独自の文化を捨てて、欧米化してきました。侵略されないための政策として、明治から昭和にかけて戦争の道を突き進んできたのでしょうか。 第二次世界大戦後に開かれた東京裁判は、植民地を持っている国々が、判決を下しています。そして、その時の戦勝国が主体となって、国連を設立し、常任理事国になっているのです。 朝鮮半島は日本が降伏後、北朝鮮をソ連が南朝鮮をアメリカ合衆国が統治しました。朝鮮半島が南北に分けられたのは、これがきっかけです。 東條英機は、未来の日本のために、戦争の責任を負って処刑された人物で、歴史の犠牲者です。
- furupai
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こんにちは。 要は、負けたから悪者にされただけ。 勝ってたら「われらが英雄 東條さん!」ともちあげられたことでしょう。 「勝ってる巨人は好きだけど、負けてる巨人は嫌い」という理屈と同じ。 そんなもんです。 ご存知のように、勝ち負けと正邪は全く別の問題です。 東條が自ら望んでその地位についたのではなく、とてつもなく辛くて険しい、損な「役回り」を負わされ、引き受けただけ。 そりゃ人間だからいたらない所はあるでしょうし、国民に対する敗戦責任も当然あります。 それにしても、パソコンやケータイぽちぽちいじりながら、現代で何不自由なく安穏と生活している者が、死を賭して真剣に生きた当時の人を、神の視座からゲス呼ばわりしているのは、見ていてとても恥ずかしいものがあります。 「自分がもし当時生きていたら、いったい何ができたのか」という想像力が欠如しているのでしょう。
- su-te
- ベストアンサー率28% (2/7)
東條が首相になった理由は、天皇絶対主義で陸軍の実力者だからです。 陸軍は、天皇の意向でも陛下は奸臣に騙されているといって従わない人間もいましたが、東條はお上の言う事絶対。もともと統制派ですし。政治も関心がない人間です。 首相就任時にはもともとの対米論を天皇の意向により引っ込め、陸軍を説得する立場になるため震えながら「今から自分は陸軍代表ではなくなる」と言い、甲乙案が開戦を否定しない内容を含むため泣きながら天皇に上奏しています。 天皇も東條を信頼しており、東條を選んだのは木戸ではなく天皇自身という説もあります。辞任後には異例の感謝の勅を発していて、のちには「A級戦犯も国の功労者」「東條は憲兵を使いすぎる事は良くないが忠臣」と言っています。 天皇がA級戦犯合祀により靖国参拝をしなくなったというのは外務省の松岡・白鳥が合祀されたからだと言ったといいます。 ただ東條がすばらしいかというとそんな事はないです。というか、素晴らしいという意見はほぼないでしょう。 逆に『東條はヒトラー・戦争計画遂行者』というのは、アメリカの戦争前からのプロパガンダで、新聞などは北朝鮮ばりにアジリティがひどいです。そして実際は国策バラバラ権力者もころころ変わっていたが、東京裁判でその図式をあてはめて連合軍は正義としたのです。イラク戦争の時の正義の大義と同じく疑問があります。
- hamaendou
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敗戦後の彼の この責任は自身にあり 陛下の責任に在らず、と言った 事をもってして”武士道”の 潔さを感じる。類がなるべく 他に及ばないようにした。 今、当時の大きな流れの中に居ない 私が後知恵でどうだ、こうだと 言う事は出来ませんが、 時代が彼をあのような境遇に追いやった と、思います。 なんたって、賛成して炊きつけた人達 の多くはキット口を噤んで、 彼の責任にした、なんて事は 沢山あるでしょう。 敗軍の将はヒーローにはなれません。 ただ、巷間に言われているような 狡猾だの、無能だの、残虐だのは 違うように思います。
- isa-98
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理解出来る範囲を超えているとは思いますが、 もうひとつ。 日中戦争を放棄すると言う内閣を総辞職に追い込みます。 陸軍が抑えきれなくなり、内閣がどうなるか分かりません。 (226、515では済まなくなります。) 出来る事と出来ない事がある。 彼は馬鹿げていると思ったのです。 フィリピン島に危害を及ばないよう、東南アジアの陸軍撤退など 交渉最終案でもって出来る限り日本に有利な交渉に進みます。 陸軍の暴走を抑えながら政治的な解決を図り 3ヶ月の限定輸出再開に成功する寸前まで行きます。 (外交無線傍受)(出典NHK) 中国は輸出再開は国家の破滅になる事を承知していました。 日本は嘘がうまい。また軍事力を南方に送りこむ。 など、 輸出再開に傾くルーズベルトに必死に吹き込みます。(出典NHK) 彼は海軍から多数の輸送船団が南下中であると言う報告を受け、 「中国の言う通りだった。日本人は黄色いサルだったな。」 と怒りに震えます。(出展NHK) http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A4%AA%E5%B9%B3%E6%B4%8B%E6%88%A6%E4%BA%89 破壊工作を受けた東条内閣は3ヶ月の限定再開の傍受の翌日、 ハルノートを受け取るのです。(出展「13」およびNHKも同様) もう誰も止められません。 これが事実です。 みなが知っている事実ですが、最後通告をするまで日本戦争回避の努力をしていました。
- oska
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>彼はそんなにすばらしい人なのですか?またそうじゃないという人はなぜですか? 東條英機の評価については、評価側個人の価値判断で異なります。 「アジア諸国を侵略したから駄目だ」という評価がある一方で、「アメリカ・西欧列強の殖民地支配を終わらせた」との評価もあります。 日本が植民地を持つ事が駄目で、西欧列強はアジア・アフリカ・南米を植民地支配する事は問題無い!との主張も無理がありますね。 伊藤博文を暗殺した重根は、各国の刑法では「殺人・テロリスト」」ですが、韓国では「英雄」です。 回答の中にも、色々な思想を持った意見がありますね。 何故「回答に自信あり」なのか、理解出来ませんが・・・。^^; 質問者さまも、ご自分で「左右双方の思想・意見を持った回答」を吟味して下さい。 一番良いのは、左翼がわ右翼がわ双方の書籍を読む事です。 偏った意見に染まると、危険ですよ。
- touan
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私には英雄視することはできません。 例えば…ヒットラー 「功罪併せ持つ」とは言えるかも知れませんが、ネオナチ的発想にはなれません。 また、田中角栄氏 ロッキード事件で有罪にはなりましたが。 一面的評価は危険を伴うので、しないように留意したいものです。
- nacam
- ベストアンサー率36% (1238/3398)
東条英機は、社保庁の職員が首相になったような人で、官僚としてはすばらしいと庁内では言われますが、社会的には、全くの無能で、人間として最低のゲスでしかありません。 官僚であるため、自己責任というものは無く、責任転嫁の常習者です。 あのようなゲスが首相になるほど、当時の日本が腐っていたのです。
- nishikasai
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東條陸軍大将は現代に生まれていたら優秀な官僚になっていました。時代が彼を軍人にしただけです。 彼は天皇に忠実な軍人でありました。天皇を戦犯にしないため、東京裁判で「私は天皇のご意向を無視して戦争を遂行した」と発言しました。忠臣でありながら逆臣の汚名を着せられ世界中の人々からそして日本国民からも憎まれ絞首台の露と消えました。 太平洋戦争は歴史の必然です。日清日露に勝利し、古くは僥倖の台風で辛勝した蒙古との戦いを神風に仕立て神国と思い上がり、国力において歴然とした差があるアメリカに無謀な戦いを挑んでしまったのです。誰が悪いのでもありません。強いて言えば日本国民が愚かであったのです。でもそれでは遺族の悲しみは癒されません。だれか遺族の憎しみを一身に受けてくれる人の存在が必要でした。それが天皇であってはならない。軍部の代表として太平洋戦の開戦時に首相だった東條がその役目を引き受けてくれたのです。日本の隠れたヒーローです。 東條はただ真面目な人間であっただけ。時代が東條をして戦争を遂行させたのです。彼もまた戦争の犠牲者と言うべきです。 私は東條が世界の憎しみを一身に受け、天皇陛下が戦犯となることを防いだ事実を高く評価するものです。
私もあまり知りませんが、 No.1さんが挙げてらっしゃるウィキペディアの「評価」にあるようなことが、よく見かける評価です。 官僚としては有能だが、首相にはどうか・・・とか。 文藝春秋か何かで読んだ受け売りですが、 2.26事件の影響で優秀な軍人が外されたため東條が上ることができた、という見解もあるようです。 現在あまりいいイメージは持たれていませんし、 元々は主戦論者だったようですが (陸軍で力を持っているということは主流にいるわけで、ということは開戦派でしょう) 開戦をできるだけ避けたいという天皇の意向に沿って 勝てるか勝てないか戦力等を再度研究させたい、というような事情の下 首相任命された人なので、その部分では特に日米開戦を積極的に進めたわけではありません。 外交交渉におけるアメリカ側の態度もどうかと言われていますが、 (はなから日本と交渉する気なんかなかったのでは、など) 日本側も、東條首相の考えがどうであれ、 周りに開戦論者がたくさんいました。陸軍も海軍も。 マスコミや国民もやるしかないか・・・みたいなところがあったようです。 今となっては松岡洋右外務大臣や近衛文麿首相はマイナス評価されることが多いですが、当時は国民に人気あったようです。 http://www.amazon.co.jp/%E7%A9%BA%E6%B0%97%E3%81%A8%E6%88%A6%E4%BA%89-%E6%96%87%E6%98%A5%E6%96%B0%E6%9B%B8-%E7%8C%AA%E7%80%AC-%E7%9B%B4%E6%A8%B9/dp/4166605836
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