’仕事の選り好み’は本当に可能?
学生、失業者など仕事が見つからないのは甘えて仕事の選り好みをしているからだという議論があります。
しかし、えり好みをしているかどうかの前に、そもそもそういうことは可能なのでしょうか?
議論になっている仕事の選り好みとは、
現実的に行き安い職場(職種)に応募せず自分のやりたい職種にばかり応募するというものですが、ここが不思議です。
現実的に行き安い職場(職種)かというのはどのようにして知りる事が出来るのでしょうか?
例えば業界に太い繋がりを持つ人なら業界関係者と採用情報の聞き取りをすることによって、この業界は人手不足で常に募集している、資格も経験も専門教育も必要とされておらず採用されやすいぞなどと仮定を立てられるのですが、その業界にいない人が知りえる話ではありませんよね。
ハローワークが職種別有効求人・求職状況公開しているのでこれで人手が必要とされている職種なら分かります(結構大雑把な分類かもしれませんが)。
http://tokyo-hellowork.jsite.mhlw.go.jp/var/rev0/0020/3825/20111129153549.pdf
ただ、これはあくまでもただの求人倍率であり、ある人が面接に行って受かりやすいかというのとは違うと思うのですが気のせいですか。
例えば、建設躯体工事の職業が5.14ですから高いわけですが、これは無資格、未経験、学校での勉強も無い状況で”採用されやすい状況か”というと私には分からないのですが。
失業中に親戚から自営業を手伝わないかと声がかかったなどの特殊な状況なら、選り好みすることは出来ます。ここで親戚の誘いを断れば選り好みしたことになります。
求職者が普通に応募するとなると、自分の希望する職種か、またはそれが無いなら出来そうな職種にランダムで応募するような形になると思うのですがこれって’仕事の選り好するな’と言う人の望む形にはなっていないんじゃないでしょうか。
ハローワークで質問したら、会社別の採用状況や、無資格・未経験に限った採用情報が教えてもらえるんでしょうか。
この疑問は言い換えると、私や皆さんが失業したとき、どうしたらより早く仕事を(一時的なものであっても)見つけることが出来るかということになります。
お礼
ありがとうございます。元駅員さんの意見を聞けて、とても参考になりました。