• ベストアンサー

なぜ真空中で気体は上へ昇るのか

真空度が高い空間においては、気体は鉛直上向きに昇っていきますが、それはなぜでしょうか? 周りにより密度の大きい気体が存在しないなら、重力のみが気体分子にかかって、鉛直下向きに下がっていくのではないのでしょうか?

質問者が選んだベストアンサー

  • ベストアンサー
noname#252183
noname#252183
回答No.5

>私が見た真空蒸着装置の図では、基板が蒸着材料の鉛直上側にあったので、気化した材料分子は全て鉛直上向きに飛ぶのかと思っていました。 >実際の所は、「全方位へ飛ぶので、基板の位置はどこでも良いが、たまたま鉛直上側に付いていた」ということでしょうか? 実際の所は、この中間ですね。 材料の表面に垂直な方向、下方水平に材料が置かれていれば鉛直上方、材料が垂直に置かれていれば水平方向に、大部分の蒸発原子・分子が飛び出す筈です。 とはいえ材料は、蒸発させるため溶融するので、実際は(No4さんご指摘のように)下方水平以外には置き方がないでしょうね。 個々の原子分子に重力は働きますが、蒸発して飛び出すときの運動量が大きいので、重力は無視できるでしょう。 でも蒸発した原子分子は、真空蒸着室の壁面にも付着します。 この理由として考えられるのは、 1.多少は材料表面から斜めに飛び出す原子分子もあるでしょう。 2.真空蒸着の 10^-5~10~^-6 torr (1torr = 1mmHg = 133Pa)という真空度では、真空ポンプで抜けきらなかった残存空気があり、衝突により蒸発原子分子の道筋を変えてしまう可能性もあります。 ちなみに真空ポンプで空気を抜くのは難事です。 ポンプにつながる配管中の空気は、圧力差が最後は殆どゼロになるので、たまたまポンプに向かって飛んできた窒素や酸素の分子だけを、油蒸気にくっつけたりして除去可能です。 そのため装置とポンプを結ぶ配管は、まっすぐ、できるだけ太くします。

melmel5
質問者

お礼

ご回答ありがとうございます。 大部分の蒸発分子は材料表面と垂直に飛ぶんですね。

全文を見る
すると、全ての回答が全文表示されます。

その他の回答 (6)

  • debukuro
  • ベストアンサー率19% (3635/18948)
回答No.7

真空蒸着では静電蒸着を併用します 工作物を上にするので蒸気は上に行きます 真空のせいではなく静電気のせいで上に行くのです

melmel5
質問者

お礼

ご回答ありがとうございます。 蒸発分子に静電気を帯びさせて、基板そばの電極で引っ張るために大部分が基板の方向へ向かう、ということですね。

全文を見る
すると、全ての回答が全文表示されます。
  • fatbowler
  • ベストアンサー率48% (26/54)
回答No.6

真空蒸着の環境では、蒸発した分子(原子)は、全方向に飛んで行きます。 装置の影になる以外に特に方向が特定される合理的理由はありません。 試料から放射状に飛び出した分子(原子)は真空中では衝突する分子が ないためそのまま直進します。 鉛直上方に装置の影がなければ、鉛直上方へも飛んでいくだけのことです。

melmel5
質問者

お礼

ご回答ありがとうございます。 試料から飛び出す瞬間は全方位に飛ぶ、ということでしょうか?

全文を見る
すると、全ての回答が全文表示されます。
noname#100814
noname#100814
回答No.4

真空度が高い空間などと言うから皆さん宇宙空間でのようなことを考えてしまうのです。  真空蒸着でしたら、下記サイトの図のように、水平に置いた加熱盤?の上に蒸着しようとする物質を載せれば 蒸発した分子が上向きに飛んでゆくことに何の不思議もないのではないですか?  加熱盤を下向きにすれば鉛直下向きに飛んでゆくのではないですか?  もっともそんなことをすると、加熱する前に蒸着物質が下に落ちてしますでしょうけれど。 http://www.sanyu-electron.co.jp/genri/vcev_01.html

melmel5
質問者

お礼

ご回答ありがとうございます。 真空蒸着で基板が上に取り付けられているのは、逆だと材料が下に落ちてしまうからなんですね。

全文を見る
すると、全ての回答が全文表示されます。
  • debukuro
  • ベストアンサー率19% (3635/18948)
回答No.3

真空中で気体が上昇するのなら地球表面から大気が逃げてしまうはずです それとも真空中で気体が重力に逆らって上昇する事実があるのですか

melmel5
質問者

お礼

ご回答ありがとうございます。

全文を見る
すると、全ての回答が全文表示されます。
  • BookerL
  • ベストアンサー率52% (599/1132)
回答No.2

>真空度が高い空間においては、気体は鉛直上向きに昇っていきますが、  とありますが、この事実があるのですか?  気体の分子は温度に応じた運動エネルギーを持っており、それに対応する速度で運動しています。通常の気体中では、他の分子と衝突をくり返し、運動する向きはランダムになります。  真空中に1個だけ気体分子がある、という想定では、その分子の初めの運動の向きにより、たまたま鉛直上向きであればその方向に動くだろうし、横向きならその方向に動くでしょう。そしてそのあとは、重力によって速度が変わっていきます。要するに「放物運動」になります。  「重力のみが気体分子にかか」る運動になるのは間違いありませんが、鉛直下向きになるかどうかは初速度の向きによります。

melmel5
質問者

お礼

私が見た真空蒸着装置の図では、基板が蒸着材料の鉛直上側にあったので、気化した材料分子は全て鉛直上向きに飛ぶのかと思っていました。 実際の所は、「全方位へ飛ぶので、基板の位置はどこでも良いが、たまたま鉛直上側に付いていた」ということでしょうか?

melmel5
質問者

補足

お礼を忘れておりました。ご回答ありがとうございました。 大変失礼いたしました。

全文を見る
すると、全ての回答が全文表示されます。
  • indoken
  • ベストアンサー率37% (173/457)
回答No.1

質問の前提自体に誤解があるように思われます。 「真空度が高い空間においては、気体は鉛直上向きに昇る」なんてことにはならない。 真空度が高ければ、そもそも気体が(ほとんど)存在しないのでは?

melmel5
質問者

お礼

ご回答ありがとうございます。 真空蒸着において、真空チャンバー内で材料気体を発生させる場合のことを書いたつもりでした。分かりにくくて申し訳ありません。

全文を見る
すると、全ての回答が全文表示されます。

関連するQ&A

  • 気体一分子の温度って測れるの?

    例えば無重力で真空の宇宙空間に気体の分子が 一つ浮いているとします。この分子に温度は あるのでしょうか? あるとすれば温度の高い低い は何で決まるのでしょうか? 宜しくお願い致します。

  • 真空の空間に温度はあるのでしょうか?

    気体の分子一つ確認できない。真空の空間ではその空間の温度を計測する事はできるのでしょうか? 原理的には絶対0℃になるのでしょうか? 実際の宇宙空間ではどうでしょうか? 実際の宇宙空間で、出来る限り電磁波や、放射線などを当たらない、かつ空間に存在する物質を排除したところで温度計を設置すると、何度くらいになるのでしょう。

  • 真空

    真空では気体が存在しないということは真空状態では温度はどうなっているのでしょうか???? 1/2mv^2=3/2kTで温度とは分子の運動の激しさのことである、と習ったのですが、そもそも気体がなかったら、温度はどうなるのでしょうか????

  • 気体の温度と真空度の関係(排気速度は速くなる?)

    真空度って真空容器内の気体の分子量で決まっていると思っていましたが、outガスは無しとして、気体の温度が上がると真空度はどうも悪くなっているようです。 そこで質問です。気体の運動エネルギーと真空度の関係についてご教授をお願いします。(気体の温度によって真空ポンプによる排気速度が変わってくると考えて良いのでしょうか。)

  • 気体の体積について

    "気体の体積とは、気体分子の体積ではなく、 気体分子の動きうる空間の大きさをさす" とありました。 A・・・気体分子自身が現実には圧力の影響を受け 気体分子自身の体積が変化するということはないのでしょうか? B・・・例えば、密閉容器に気体の酸素が入っているとして 容器中では分子と分子の間は大きく隙間が空いており 酸素分子は動いていますが、この隙間には 何が存在しているのでしょうか?

  • 気体の体積

    気体の体積はどうして全て22.4Lなのですか?? 大きな分子の気体と小さな分子の気体とでは、単位量あたり、質量と密度が違うということですか??? エネルギー的にも違ったりするのですか?

  • 密度の高い気体と低い気体

    http://oshiete1.goo.ne.jp/kotaeru.php3?q=2280547で質問しているものです。質問内容と随分ずれてきたので改めて質問したいと思います。 重い気体(密度が高い気体)は軽い気体に対して沈むという現象は知っているのですが、どうしてそんなことが起こるのでしょうか?重い気体と軽い気体の境界面では何が起こっているのでしょうか?同じ圧力といっても実際は重力を考えると重い気体の下側の方が圧力が高くなっているなんてことは起こっていないでしょうか? 1.縦横高さともに3の立方体に体積1の重い気体と体積26の軽い気体(1分子あたりの原子の数は一緒にしておきます。)を入れます。重い気体は上1/3の真ん中に位置し、両者は理想的な仕切で仕切られています。両者の圧力・温度とも同じとします。 2.同じ立方体に今度は体積9の重い気体と体積18の軽い気体を入れます。今度も両者は理想的な仕切で仕切られており、圧力・温度とも同じです。 底面に重い気体に対する鋭敏なセンサーがあり、1分子でも重い気体が下に到達するとそれを探知します。 #1と2とでどちらが早くセンサーが鳴りやすいでしょうか? #重い気体と軽い気体を入れ替えるとどうなるでしょうか?(センサーは軽い気体専用。) 質問内容が全然的はずれかも知れませんが、よろしくお願いします。

  • 真空って?

    容積200mlの容器がある。この容器に25℃、1atmの純粋な気体を満たしたときと、真空にしたときとでは、質量に0.38gの差があった。この気体の分子量は? という問題で、どうして 1.0×200/1000=(0.38/M)×R×298 になるのかわかりません。どうして(0.38/M)になるのかがわからないんです。教えてください。お願いいたします。

  • 実在気体の状態方程式を考えた場合、理想気体の状態方程式の体積から「気体

    実在気体の状態方程式を考えた場合、理想気体の状態方程式の体積から「気体分子自身の体積を除く」必要があるとあります。 しかし、理想気体の体積から気体分子自身の体積を取り除くと、気体分子と気体分子の間の真空部分が実質の体積ということになりませんか?真空部分が気体なんでしょうか? 理解が不十分かと思いますので、詳しい方ご教授お願いします。

  • 密度の高い気体と低い気体

    ​http://oshiete1.goo.ne.jp/kotaeru.php3?q=2280547​で質問しているものです。質問内容と随分ずれてきたので改めて質問したいと思います。 重い気体(密度が高い気体)は軽い気体に対して沈むという現象は知っているのですが、どうしてそんなことが起こるのでしょうか?重い気体と軽い気体の境界面では何が起こっているのでしょうか?同じ圧力といっても実際は重力を考えると重い気体の下側の方が圧力が高くなっているなんてことは起こっていないでしょうか? 1.縦横高さともに3の立方体に体積1の重い気体と体積26の軽い気体(1分子あたりの原子の数は一緒にしておきます。)を入れます。重い気体は上1/3の真ん中に位置し、両者は理想的な仕切で仕切られています。両者の圧力・温度とも同じとします。 2.同じ立方体に今度は体積9の重い気体と体積18の軽い気体を入れます。今度も両者は理想的な仕切で仕切られており、圧力・温度とも同じです。 底面に重い気体に対する鋭敏なセンサーがあり、1分子でも重い気体が下に到達するとそれを探知します。仕切を気体を動かすことなく(理想的に)取り除きます。 #1と2とでどちらが早くセンサーが鳴りやすいでしょうか? #重い気体と軽い気体を入れ替えるとどうなるでしょうか?(センサーは軽い気体専用。) 質問内容が全然的はずれかも知れませんが、よろしくお願いします。

このQ&Aのポイント
  • 自分の誘いに乗ってくれたのは先輩である自分に角が立たないようにするため
  • 自分のアプローチはセクハラ、ストーカーそのものではないか
  • 自分だけでは判断が付きません。すっぱり諦めるのも選択肢として十分ありだと考えています。
回答を見る