炭素量による材料変更の検討と硬さの関係について

このQ&Aのポイント
  • 機械工学初心者がある板物部品の材料変更を検討しています。変更前の材料はSK95(炭素量0.9~1%)であり、変更後の材料はS60C(炭素量0.55~0.65%)です。変更前の硬さはHV400~500程度です。S60CでもHV400~500の硬さを実現できると考えています。
  • しかし、炭素鋼(工具鋼)には炭素量の違いによってさまざまな種類があるため、炭素量の分類が必要か疑問に思っています。また、硬さ以外に炭素量の違いで変わる性質があるのかも知りたいと思っています。
  • さらに、硬さが同じであれば材質の違いによって熱処理後の材料の組織がほとんど変わらないと考えていいのかも知りたいです。
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硬さと炭素量について

機械工学初心者です。 ある板物部品の材料変更を検討しています 変更前 SK95 (炭素量 0.9~1%)  変更後 S60C (炭素量 0.55~0.65%) 変更前硬さはHV400~500位です。 (焼き入れ焼き戻し後) S60CでもHV400~500は 対応可能であると判断しています。(過去の実績から) よって変更可能であると考えています。 しかし、ここでひとつ疑問がでました。 鋼材の硬さはある程度炭素量があれば後は焼き戻しの温度で 硬さが決まりますよね? 炭素鋼(工具鋼)って炭素量の違いでいろいろな種類があるけど、 あれほど細かく分ける必要あるのでしょうか? それとも硬さ以外に何か炭素量の違いで変わる性質があるのでしょうか? あと、硬さが同じであれば、本件のような材質違いであっても、 熱処理後の材料の組織はほとんど同じと考えてよろしいのでしょうか? 教えてください。お願いします。

質問者が選んだベストアンサー

  • ベストアンサー
  • fatbowler
  • ベストアンサー率48% (26/54)
回答No.1

元材料屋です。 といっても離れて10年経つし、工具鋼は専門ではなかったので 若干不安ですが。 硬さ以外の重要な性質として、剛性、靭性、耐摩耗性などが 挙げられます。 工具鋼であれば、高温でのそれらの性質が重要なのでは? あと、S60Cは亜共析鋼なので、焼き入れ・焼き戻ししても 初析フェライトが残るのではないかと思います。

hithit
質問者

お礼

返事が遅くなりましてすみません。 大変参考になりました。 ありがとうございます。

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