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akiyamaharukaさんの回答で正解「アブシシン酸」です。高等学校の生物の教科書には確かにこう記述されています。が、エチレンの研究が進むと「エチレン」もこの作用があるということです。 水分の蒸散を防ぎ,種子形成を調節するアブシシン酸 フラッカは正常体の10~30%程度しかアブシジン酸(ABA)を含んでいない,ABA合成異常の突然変異です。そこでフラッカにABAを与えて遣りますと,正常体と同じように気孔を閉鎖することが出来ます。 他の植物においても,同様の突然変異が知られています。このようにABAは,気孔の閉鎖のために必要なホルモンです。普通の植物においても,水不足状態(水ストレス)に置かれますと,直ちに葉又は根においてABA合成の速度が高くなり,葉組織のABA含量が短時間に上昇して気孔が閉じ,植物体からの水分の損失に対応しようとします。ABAは植物体の水分のホメオスタシス(恒常性)を調節するホルモンであると云えます。 種子の形成は胚の発達,貯蔵物質の蓄積,完熟に伴う乾燥化に対する耐性の獲得など,一連の生理・生化学的過程からなり,これらはABAによって調節されています。種子の発芽は,種子中において形成された胚の生長の再開ですが,普通種子が親植物体上にあるときは発芽は起こりません。しかし,親植物から離脱する前に発芽が始まってしまう突然変異体があり,このような現象を胎生タイセイ発芽と云います。生長を抑えますので,種子にABAが多量に含まれていますと,播種してもABA含量が低下するまでは発芽出来ません。種子の休眠の原因が,種子(特に種皮)に含まれるABAである場合も多い。この場合は種皮を除去してやれば発芽出来ます。 とあります。
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akiyamaharukaさんの回答がありますが、「休眠の誘起」に関しても「ABA」ではないのでしょうか? 以下の参考URLサイトは参考になりますでしょうか? 「アブシジン酸(ABA)に関する研究」 更に、 ◎http://pdb.sci.yokohama-cu.ac.jp/pdb-res.int.J.html#Anchor566956 (アブシジン酸(ABA)) ◎http://www2u.biglobe.ne.jp/~gln/11/1105.htm (植物生理学) ◎http://www.affrc.go.jp:8001/mugilink/mol/kouen2/kawakami2.htm (種子の休眠と発芽生理) ●http://arabi4.agr.hokudai.ac.jp/Research/SeedProtein/abi_effect.html (アブシジン酸に関する突然変異の効果) ●http://web.sapmed.ac.jp/HAMB/hCircular/Circular963_37/Symposia_ARG.html (シロイヌナズナを用いた種子登熟過程の遺伝学的解析) ABAとシロイヌナズナとの関連? ◎http://www.nogyo.tosa.net-kochi.gr.jp/saibai/kaju/yougo/sonota/sonota.html (自発休眠、多発休眠) ABAでも「休眠」への関与も確定していないようですね? ご参考まで。
この文章からしますと、アブシジン酸(ABA)という答えになると思います。 しかし「現在は器官の離脱はABAの直接の作用ではなく、エチレンの働きである事が知られています。」と参考URLにありました。 理由は離層細胞のエチレンの感受性が高まりセルラーぜ等の分解酵素の誘導が起きるようです。 植物ホルモンの研究室のHPを紹介します。
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