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絆という漢字の旁について
「絆」という漢字の旁(右側の部分)は、「半」という 文字の点々が上側に開いているものが使用される時もあり ますし、下側に開いている時もありますが、何か使い分け などはあるのですか?新聞の種類によっても使われている タイプが分かれているようで気になってしまいました。ご回答をよろしくおねがいします。
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補足します。当用漢字を1850字制定したときには、将来、日本語を表記する場合は特殊の場合を除いて、この文字だけで書き表すことを目指したものでした。このため、当用漢字以外の漢字は原則として使わないものとして、その字体については何も決めていません。つまり、従来の旧字体のままです。しかし、その後の常用漢字の制定、人名用漢字の拡充で現在のように混在しているのです。
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IME2000でも、半、判、叛、伴、畔、袢、絆と混在していますが、『漢語林』 では見出しは八を関した方を使い、説明や類語は全て新字体で行っています。 専門家の回答を待ちたいと思いますが、現在の書き方(半)は漢字本来の意味するところ「ふたつに分ける」ことを表す「八」の意義が無視され、活字体にのみ残されるようになり、現代の日本ではその活字体も筆記体に引きずられて「八」を書かなくなったのではないでしょうか。 結論:どちらでも良いと思います。しかし、学校の書き取り試験では旧字形は認めていないかもしれません。
お礼
パソコンでも字体によっては両タイプあるようなので 不思議に思っていました。ありがとうございました。
- shoyosi
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戦後、漢字の旧字体を新字体を改めるときは漢字一字一字について、決めていました。その結果、半の字は下側の開いた字から現在の文字に改定しましたが、半の字が含まれている漢字は当用漢字分については下が開いた字から上が開いた文字に変わりました。絆は当用漢字に含まれていないため、字体の変化はありませんでした。したがって、絆が正ですが、一部マスコミが許容漢字として使っています。このような例は、非常に多く、食編などは飲の様に当用漢字に含まれている漢字は変わりましたが、飢饉(ききん)の「きん」の様に当用漢字に含まれていない文字は変わっていません。反対に「鴎外(おうがい)」の「鴎」の字は当用漢字でないので、区のメの部分が口3つが正ですが、簡体化されたワープロ文字として定着しています。
お礼
>絆が正ですが、一部マスコミが許容漢字として使って >います。 なるほど。だから私が新聞で見かけたときも「絆」という漢字(右側は半のもの)に括弧してルビが振ってあったのですね。ありがとうございました。